album

1st Album『Planet Shining』● '00/2/23 release

m-floのメジャー1st Album。これがまた、3人でしか織り成せない技が満載のトラック。シングルヒットも記録し、R&BやHIP-HOPだけにとらわれない自由な音楽を発想させています。 やっぱりすごいや、LISAのヴォーカル、VERBALのラップ、TAKUのトラック、どれを取っても。所々にインタルードを加えて、いいクッションにしている。 濃いものから優しいバラードまで、本当に幅が広く機転が利いていますね。全17トラックのヴォリュームたっぷりにお腹いっぱい。シングルテイクも6曲収録しています。 やっぱり「L.O.T. (Love Or Truth)」は名曲だね、う~ん感動。初回限定版にはMIX CDが付いています。こちらも聞き逃せないね。

1. Intro (Seague1)

宇宙船のアナウンスと共にグローバルアストロライナー号が出発。バックのストリングスが何気に演出がうまい。

オープニング・インタルードとしてはまさにぴったりのものです。バイリンガルなんて本格的だしね。

2. Ten Below Blazing

Lyrics:Lisa, Verbal & Taku Music:Lisa, Verbal & Taku Produced by m-flo

まずはドラムンベース/ジャングル的な曲で攻めてきた。早口で攻撃的なLisaのVocal。本人いわくこの歌い方はラップじゃないそうです。

Verbalのラップが入り、ちょっとサウンドの波も激しい。とにかく疾走で駆け抜けるオープニングナンバー。

3. Announcement(Seague2)

再びインタルード。バイリンガルのアナウンスが本当にいい味を出している。ブレイクビーツにのせて、現代にもあるような注意をアナウンス。ご注意を。

4. Planet Shining

Lyrics:Lisa, Verbal & Taku Music:Lisa, Verbal & Taku Produced by m-flo

アンビエントなイントロからグルーヴあふれるナンバーへ。ちょっと随分とオトナっぽいサウンドです。

どこかの惑星へ行ってしまったようなとっても地球上の音楽じゃない感じ。ミディアムテンポが心地よいスペースグルーヴです。

5. Come Back To Me

Lyrics:Lisa, Verbal & Taku Music:Lisa, Verbal & Taku Produced by m-flo

この曲がまた切なくて泣きのバラードなんです。アコースティックサウンドと打ち込みの絶妙バランス。 「L.O.T.」(Love Or Truth)と引けを足らない。

特にサビの部分、アンビエントなバックのエフェクトがいい!コーラスもいい!とにかくいい!

転調後もかなりグッと来る。いい曲だ。ちなみにLisaオンリーのソロ曲でもあり、シングルカット第1弾。

6. Guidance (Seague3)

グルーヴィーなトラックにのせて英語のアナウンス。バックが次第にドラムンベースと変化してゆく過程がまたおもしろい。

最後に“You have selected movie”ってところがいわゆる次曲のつなぎな訳だね。

7. chronopsychology

Lyrics:Lisa, Verbal & Taku Music:Lisa, Verbal & Taku Produced by m-flo

なんだまた、ボーリングのエフェクトからスタートするミステリアスなナンバー。曲中もピンを倒す音がサンプリングされて入っている。

ま、タイアップがタイアップなだけにとってもダーク。特にLisaの歌い方。M-2同様に早口となっております。迫力というか恐さを感じる。

何気に4分もないからビックリです。でもぎっしりとm-floの要素が詰まっている。2枚同時リリースのうちの1枚。

8. Hands

Lyrics:Lisa, Verbal & Taku Music:Lisa, Verbal & Taku Produced by m-flo

ピアノがとっても印象的なミディアムバラードナンバー。そしてサビではストリングまで加わってきて切なくなります。

打ち込みも曲をバックアップ。これぞm-flo。とにかくピアノのメロディーが頭を離れない。ちょっとした洗脳。 独特なメロディーラインだしね。1st Albumの先行シングルもありました。

9. Radio Show(Seague4)

ブレイクビーツ(too much senceのトラック)をバックに本当のラジオ番組を再現?未来のラジオを想定しているけれど、HIP-HOP熱が相当だね。

ラッパーたちの内輪話。危険ですな。いいたい放題。アナログ万歳な世界です。

10. saywhatchugatta

Lyrics:Lisa, Verbal & Taku Music:Lisa, Verbal & Taku Produced by m-flo

前曲から流れてVerbalをフューチャーしたHIP-HOP全開ナンバー。ゲストラッパーを迎えてとにかく本領発揮って奴ですか。

とにかく濃いんだわ、これがまた。言葉のマシンガン。激しすぎて好きにはなれないなぁ。

11. Just Be

Lyrics:Lisa, Verbal & Taku Music:Lisa, Verbal & Taku Produced by m-flo

ジャジーなテイストとブラックなテイストがうまい具合に融合されたオトナサウンドの曲。グルーヴィーかつ切ない。

メロディトラックがいい感じです。掛け合いのラップ部分もなかなかです。内容は濃いラブソング。

12. Line Holding (Seague5)

英語アナウンスでヒアリングのお勉強。なんてね。一体なんて言っているのかさっぱりですわ。ころころと切り替わるチャンネル。

その中でバックトラックに「Mirrorball Satellite 2012」を使ったものが!

13. Quantum Leap

Lyrics:Lisa, Verbal & Taku Music:Lisa, Verbal & Taku Produced by m-flo

このアルバムの中では極上のパーティーチューン。HIP-HOPテイストを全面に押し出した濃いナンバーです。叫び声が飛び交い一瞬恐い。

それにもましてLisaの歌い方も恐い。姐さん、やりますなぁ。でもこの曲をシングルカットした意味は?こういう面を見せつけたかったのか?

こういったパーティーチューンって売り上げにはあまり結びつかないんですよね。

14. L.O.T. (Love Or Truth)

Lyrics:Lisa, Verbal,Taku & H.U.B. Music:Lisa, Verbal & Taku Produced by m-flo

これぞ究極の愛を歌ったナンバーだ。切なさ120%。ストリングスと打ち込みのないすな組み合わせ。それが全く違和感がなく流れる。

Verbalのラップも見事に花を添えている。もう言うこと無しです。6分を越えても何ら聞くことができる。もう言うことなし。とにかく聞いてみて。最後のストリングスでイチコロ。

15. Deep Within

Lyrics:Lisa, Verbal & Taku Music:Lisa, Verbal & Taku Produced by m-flo

随分とディープなトラック。ジャジーかつブッラクテイストふんだんで大人な感じがする。でもちょっと怪しい雰囲気が醸し出ている。

というのもポエトリーリーディングだからかな。Lisa、Verbalが語る語る、といった感じ。全編英語詞です。さすが。

16. been so long

Lyrics:Lisa, Verbal & Taku Music:Lisa, Verbal & Taku Produced by m-flo

この曲が”m-flo”を象徴するかのよう。ヴォーカル、ラップ、DJといった三者三様のスタイルが見事に組み合わされたR&B+HIP-HOPなナンバー。

バランスがとてもよく、やっぱり完成度高いわ。ライブではやっぱり欠かさず歌っていましたね。って行ったことはないけれど。

トラックがかなり気持ちいい。のりやすいし、体が自然に揺れる。見事なまでなリレーションシップです。

17. Outro (Seague6)

最後も英語のアナウンスで。???アナウンス、大丈夫?と仕掛けのように狂い出す。で、最初のM-1に戻ってる。

そしてM-2に突入。でもって途中でブツリと切れる。いやぁ、このグループはやっぱり只者では無いね。

初回限定 Bonus Disc

BUG PLANET DUB mixed by DJ HORII a.k.a Horii Sport

1.too much sense (DJ Alamo Remix)

2.mindstate (feat. Sphere)

3.flo jack [Mr.Drunk Remix by Mummy-D] → theme from flo jack

4.Mirrorball Satellite 2012 [SRATM Remix by Towa Tei]

5.L.O.T. (Love Or Truth) [DJ TONK Remix] → L.O.T. (Love Or Truth) [Phileo Mix by Taku]

m-floのライブでもおなじみのサポートDJ HORIIによるmix CD。HIP-HOPのセンス爆発でDJの仕事、っていう感じがする。

とにかくスクラッチの嵐だったりね。で、注目すべきはM-3のアナログオンリーでしか聞けなかったmixやM-5の未発表mixが聞けること。

でも???ていう感じかもね。

Remix Album『THE REPLACEMENT PERCUSSIONISTS ~Rocket Scientists Disguise~ ザ・リプレースメント ~変装したロケット学者の謎~』● '00/8/9 release

m-flo初のリミックスアルバム。1st Albumの収録曲を中心に国内外のアーティストが素敵にお料理しています。原曲とは打って変わった曲は猛変幻自在。さすがはm-floの楽曲だけありますね。 そして、リミックスアルバムを1つの物語にしているつくりもまた面白い。インタルードがこれまた効果的に使われていますね。 今回はスペースジャックとでも言いましょうか。とんでもない物語が展開されています。m-flo的センス炸裂。

1. 危うし!グローバル・アストロライナー

おっとニュースだ!って明らかにJ-WAVEのニュースサウンドとナレーターだし。

でもやっぱりリアリティがでている。緊迫感が伝わってくる。やっぱいいねぇ、藤巻さん。

2. Quantum Leap DJ Watarai Remix

Remixed by DJ Watarai

なんかスパイ映画のようなイントロ。そして箱を開けてみればおもちゃ箱のようなリミックス。極上パーティーチューンがさらにパワーアップ。

3. 大混乱!乗客の運命はいかに!

だるいサウンドにコンピューターヴォイスが響き渡る。マシンガンの音と叫び声と一緒に。

4. Planet Shining Toshihiko Mori Garage Mix

Remix produced, rearranged & mixed by Toshihiko Mori for ajapai entertainment.

軽く2STEPのテイストを加えた、あっさり目のリミックス。ちょっと無機質というか、薄い。オリジナルのよさがうまく生かされているとは思う。

5. saywhatchugatta Rae & Christain Remix

Remix and additional production by Rae & Christian for Rae & Christian Productions

ちょっとスリリング感が増したというか、トラックはなかなかいいんじゃないですか。

ラップとの相性もいいし、オリジナルよりもいいかも?

6. been so long Zed Bias Remix

Additional production & remix by Zed Bias for Zed Bias Productions

これがまたオリジナルをあたかも無視したような軽々2STEPリミックス。なんかあっさりすぎというか、重圧さがないというかね。

7. 明かされた12の陰謀 Part1

再びNews。バックには「Brain Sugar」が。記者会見場からの中継。おぉ、銭形警部の登場だ!そして次の曲へ見事な流れ。

8. chronopsychology United Future Organization Mix

Remix and additional production by United Future organization

これがまたアフリカンっぽいリミックス。オリジナルのスリリングさは消えたけど、妖しさは変わらない。

7分半を越えた大作、リミキサー色が出ている作品です。

9. L.O.T.(Love Or Truth)Mighty Bop“Hip Hop”Remix

Remied and arranged by the Mighty Bop for Yellow Productions

オリジナルの極上バラードか随分と軽いテイストのHIP-HOPナンバーに変わっちゃった。トラックも随分と軽いし、化けすぎ。

10. 明かされた12の陰謀 Part2

再び記者会見場から。次第に犯人像が明らかに。

11. Ten Below Blazing Giant Swing mix by T. Kura

Remixed and mixed by T. Kura forGiant Swing Productions

これがまたとってもいいリミックスで、グロッケンなのかキーボードなのか、いい味出している。

スリリングさが醸し出ていて、疾走感漂う。リミキサーの色も出ていて、かなりのクォリティーです。

12. Deep Within Audiomusica N°12 [Edit] by Sunaga t'Experience

Additional Production by Tatsuo Sunaga

頭はボッサ風アレンジにされたリミックスナンバー。そしてサンバ風にアップテンポに変身した。

ただ、ポエトリーリーディングとちょっと合わないような気がする。でもトラックはオシャレなんだよね。

13. Mirrorball Satellite 2012 SRATM Mix by Towa Tei

Additional production & remixed by Towa Tei

テイ・トウワのリミックス。いやぁ、いじくってますね。最初の部分を見事に。オリジナルよりもよりディスコティック。

さすがなお仕事をしています。キックの入れ方とかね。

14. 緊迫の38時間 乗客危機一髪

レポーター服部真胡登場。ますますJ-WAVE色が強くなっています。まぁ、この時番組もってたからねぇ。

15. Hands readymade JBL mix 2000 by Yasuharu Konishi

Remixed by yasuharu konishi

タンバリンがかき鳴って随分と軽い仕上がり。でもこれがいつも陽気な小西さんのRemixか?と疑問に思った。したら、やっぱり来ました。 ちょっとボッサ/カフェ系サウンドを意識しているのか、とてもオシャレ。でもちょっと力のなさを感じてしまうんですけれど。

16. Come Back To Me Ramsy & Fen Remix

remixed by“Ramsey & Fen”& Gavin‘face’Mills for Bug Records

軽いタッチの2STEPリミックスナンバー。ただ、詩と曲のバランスがなっていない。

サビのところで何とか収まるが遅すぎたな。サビの部分はカッコいいのに全体通すとちょっとね。

17. ビバ!機内食~さようならグローバル・アストロライナー~

再々ニュースです。英語のナレーションが飛び交うが、・・・早くて分かりませぬ。

でも犯人名を挙げている模様。といってもリミキサーだけどね。

18. L.O.T. (Love Or Truth) Agape Mix Instrumental by Taku

Remixed by Taku & Ryosuke Nakanishi

カフェミュージックにアレンジされた愛の歌。ボッサ/ラウンジ系でとってもオシャレトラック。ま、アコースティックバージョンって考えてもいいかもね。

打ち込みを使っていないから生音で奏でる心地よいメロディー。コーラスが良く聞こえる。

2nd Album『EXPO EXPO』● '01/3/28 release

「How You Like Me now?」、「come again」と立て続けにヒットを記録したシングルを収録した2枚目。 今回のテーマは博覧会ということもあって、しかも2倍の「EXPO EXPO」。

おなじみCOLDFEETのLoriによるナレーションや、服部真胡によるリポートなど、インタルードでお遊びしています。 これがm-floのアルバムを構築する要素なんだよね。

タイトル曲ではテイ・トウワとコラボしたり、後にシングルカットされた「dispatch」みたいな濃い曲もあり。

はたまた「yours only,」みたいな曲でぐっとこさせたりと、相変わらず変幻自在で音楽を楽しませてくれるm-floのアルバムだった。

1. 正門

Verbalのラップが炸裂、案内係役なんだけれどものっけからかっこいいね。そして、アナウンスメントが襲来。多国籍な言語が飛び交う。

時代はもうそこまで来ている???

2. prism

written, composed and produced by m-flo

タイトルどおりのきらびやかなポップチューン。ちょっと2STEPをかじった感じのトラックに、ストリングスがきれいに重なり合う。

サビでのコーラスワークは圧巻です。Verbalが本領発揮といわんばかりに英語のラップを披露。ホントあでやかでキャッチーです。いやぁ、地球ってすばらしいですね。 シングルテイクの方が若干打ち込みが強いかも。一応生産限定としてシングルカットされたわけなんだが、あまり価値があるかないかわからない。 そして、なぜ生産限定したのかも良くわからない。

3. 東門

東門からJ-WAVEでもおなじみの服部真胡が前作のリミックス版から引き続き登場です。 バックでは2STEPが軽やかに流れる。ところで「ノゾミ200X」っていったい・・・。

4. EXPO EXPO feat. Towa Tei, Bahamadia & Chops

written by m-flo & Chops composed and produced by m-flo

サイバーなサウンドを展開すると同時に、バックではドラムンベース/ジャングルがかきなるかきなる。この激しさとラップが合うんだなぁ、また。

中盤は少々テンポを下げてきたが、再び早くなる。なんか三部構成みたいな1曲。

5. What It Is

written, composed and produced by m-flo

ジャジーなトラックにラップとヴォーカル。くぅ~、かっこいいね。 そして、サビでのLisaが艶やかだこと。ちょっと落ち着きを味わえる1曲です。

6. orbit-3

written by m-flo, Jimmy Castor, John Pruitt & Gerry Thomas composed and produced by m-flo

打ち込みサウンドに乗せて、抑え目のLisaのヴォーカル。Bメロでのコーラスワークは聞きほれるし、全編にわたって彩るストリングスがまた、たまらない。

決して派手ではないけれど、じっくりと聞かせてくれる1曲です。生音でも十分いけるサウンドですね。Takuの職人技です。 ちなみにこのシングルは初回生産限定盤でした。

7. 南門

ちょっとしたハウス/クラブ系のサウンドをバックに、ニュースを伝えている模様。

8. Dispatch feat. Dev Large, Nipps & Vincent Galluo

written by m-flo, Dev Large & Nipps composed and produced by m-flo

極上ラップキラーチューンとでも言いましょうか。Verbalの魅力たっぷり味わえる、これぞHIP-HOPの醍醐味。

トラック的には普通の打ち込みとスクラッチだとは思うんだけれども、突然パラパラになったりもしていておっかなびっくり。

これは面白い展開を見せてくれる。ゲストの色も強く、あおられる1曲。HIP-HOPが浸透してきたからこそ、シングルカットができたのでは? だけど、こちらも初回生産限定版という仕様。これって逃げ腰?

9. magenta rain feat. Umjanna

written and composed by m-flo produced by m-flo & Umjanna

ジャジーなトラックに乗せるミディアムテンポのバラードナンバー。

打ち込みよりも生音がメインで、特にサビのサックスが泣かせてくれるじゃありませんか。叙情的なメロディーですよね。前曲との差がまた面白い。

10. 中央タワー

ブレイクビーツに乗せて、アナウンスメント。英語なので何を言っているのか・・・。

11. come again

written, composed and produced by m-flo

m-floの人気を決定付けたヒットナンバー。この時まだ世間ではあまり知られていなかった“2STEP”というジャンルをいち早く取り入れたTakuのセンスがキラリ☆光る。 とにかく切ないメロディーにLisaの心のこもったヴォーカル、そして2STEPと絡むかのような広がりのあるストリングスの繊細な演奏にもう涙ですね。

また、メロディー部分とVerbalのラップ部分とのギャップがありすぎて、逆にそれも楽しめるという手ほどき。新たな魅力がこれでもか、というぐらいに詰まった作品です。 しつこくも無く、からっと揚ったサクサクナンバー。

12. 西門

COLDFEETのLori Fineのアナウンスメントで提供をお送りいたしました。 これがまた英語だから何を言っているのかさっぱりです。バックでは弦楽がちらりと。

13. Yours only,

written and composed by m-flo produced by m-flo & Ryosuke Nakanishi a.k.a. Studio-R

弦楽をバックに従えたLisaオンリーの極上バラードナンバー。実話を基にした歌詞、死と向き合ってその思いを心から歌い上げるLisaのヴォーカルにぐっと来る。

ヴォーカルのクロスフェイド部分がちょっと気になったけれどね。

とっても美しい旋律で酔いしれてしまう。が、詞の方は涙なくしては受け入れられませんね。

14. How You Like Me Now?

written, composed and produced by m-flo

R&BとHIP-HOPのトラックが心地よいスマッシュヒットナンバー。VerbalとLisaの掛け合いラップも新鮮でスタイリッシュだしね。

そして、サビで展開するキャッチーなメロディーにひかれる。何気にストリングスがいい味を出していて影の功労者となっている。

すべてにおいて“聞かせてくれる”1曲。パーティーチューンとしても盛り上がること間違いなしだね。

15. アリガトウ

軽快でポップな曲がフェイドアウトして、二ヶ国語放送が流れる。「サヨウナラ」と。

16. The Bandwagon

written, composed and produced by m-flo

HIP-HOPのトラックに乗せて、ラップが飛び交う締めのナンバー。

これがまた洋楽テイストで、歌詞が最近の音楽シーンやら世相やらをぶった切ってます。“ha-ha”

Live Album『m-flo tour 2001 EXPO EXPO』● '01/8/29 release

m-flo初のライヴ・アルバム。MCも惜しみなく収録されている2枚組みのヴォリューム満載盤。 とにかく会場の熱が伝わってくるんだよね、随分と盛り上がっている模様だ。 生ならではの音とパフォーマンスで魅了してくれる。 ヴォーカル、ラップ、トラックの見事な三位一体でm-floが成り立っていることが改めて証明されているCDだと思う。

曲とともに目で見るDVD盤も見逃せない。

*LIVE VIDEO/DVD「m-flo tour 2001 EXPO EXPO」を参照。

Remix Album『エキスポ防衛ロボットGRAN SONIK』● '01/11/28 release

m-flo、2nd Album「EXPO EXPO」を見事にリミックスしたアルバムの登場。これまたm-floならではのお遊びがインタルードに詰まっています。

ここまでストーリー性のあるアルバムも面白いですね。リミキサーも見事なまでの人選。国内外問わずにこれほどまで素敵な人が集まるとはさすが。

おまけに「come again」リミックスコンテストの優勝者まで登場し、かなりぶっ飛んだアルバムとなりました。

1. 突撃!グランソニック

何で中国語?よくわからないスキット。バックのオーケストラも不思議。

2. How You Like Me Now? [Edwards Radio FLO Remix (FULL RAP)]

remix and additional production by Todd Edwards for Sunny Nuwark Music & Trio Productions.

テンポを上げたハウストラックのリミックス。どこか無機質で人工的な匂いが漂う。 通り過ぎていってしまうようだが、中身は濃いかも。引き込む力、ありだね。

3. マリンコビッチの野望

古めかしいテレビニュース。m-floならではの2ヶ国語。随分とまぁ、作られたinterlude。凝ってるよねぇ。ご立派です。

この先のストーリー展開が楽しみになってくる。

4. prism [SUNSHIP VOCAL]

remix and additional production by Ceri Evans for Sunship Prodctions.

イントロがもろに2STEPだ。そして琴の音色が導入され、なんとも“和”なトラックに。なんか、“これぞリミックス”といった感じです。

5. magenta rain [London ELektricity remix]

remixed by London ELektricity.

オリジナルでは見事なバラードナンバーで聴かしてくれましたね。それが随分とサイバーチックなジャングルトラックに大変身しました。

リサのブレスをサンプリングして効果的に使用しています。後半ダブっぽくて残念。

6. ローリー誕生

CMです。ラウンジ家の音楽に乗せて欧米的家庭を演出。クリス・ペプラー(!!)のナレーションがまたいかにもな作りをしているんだよね。

某車会社のパクリのような一押しが利いたinterlude。

7. One Sugar Dream [Readymade pot-pourri of the beats]

remixed by KONISHI yasuharu

おしゃれ要素満載のラウンジ系リミックス。ホントおしゃれでゆったりと。時間の流れがゆるく感じる。後半若干テンポアップ。

全体の要素は崩していないのでいい感じです。LISAのヴォーカルが前面に出ています。アウトロでもまた変化して、全体で3つの変化が味わえる。

8. EXPO EXPO [MOTIVA:t.m.d.c Remix]

remixed by MOTIVA additional rap:Verbal

LISAのヴォーカルサンプリングと2STEPの具合いがサイバーチックなサウンドに思わせる。

ラップ部がフューチャーされているものだからVerbal大活躍でいい味出しています。

9. ローリー暴走

臨時ニュースが入りました。随分とバイリンガルな世界です。 実況生中継はスリリング感が伝わってきます。コンピューターウィルスは怖いですね。

10. Dispatch [SPACE BUDDHA PIMP + 1 MORE REMIX]

Re-F***ED by NONE OTHER THAN DEV LARGE FOR HUSTLER BOSE PRODUCTIONS & BOBO JAMES FROM EVIL TWINS INC.

ロックバージョンとでも言いましょうか、バックではミクッスチャーばりのアングラサウンドを展開。

それにラップが乗っかってもなんら違和感がないのはリミキサーの腕がすごいって事だね。

11. EXPO EXPO [Deckstream Remix]

remixed by Deckstream

バックのピアノがジャズ感を放出している。なかなかいい感じだなぁ、と聞いていたら途中でテンポが狂い始めたり、スクラッチが入ったり。

ただでは終わらせないところがまたすごいと思うリミックスです。最後は見事落としてくれた。

12. Yours only, [De Nada FULL VOCAL 12"]

remix & additional production by DE NADA PRODUCTIONS, for and on behalf of Bamn Management

感動の名バラードが2STEPに大変身。頭のLISAのヴォーカルサンプリングや追加的なラップも入りかっこよくなっている。

ジャジーなテイストを見せる部分もあり、内容がたっぷり。

13. 合体! エキスポ防衛ロボ

記者会見です。しかも英語です。それに重なるかのように日本語同時通訳。

“生”を伝えたいのかちょっと通訳の人、ぶっぎらぼう気味ですね。頭の中で考えているような。でも実際もそうなんだろうね、同時通訳って。

14. EXPO EXPO [DJ GEETEK drum'nEXPO'bass remix]

remixed by TAKUJI a.k.a. GEETEK (GEETEK production) additional rap:Verbal

もろにドラムンベースできました。ヴォーカルサンプリングも多用。ステレオサウンドをうまく使っていたり、ちょっとかっこいいですね。

サックスとかも登場したり。後半はLISAがメインとなっております。最後のナレーションはいったい?

15. What It Is [Supreme One Remix]

remixed by DJ supreme one

ジャジーだったナンバーがさらにディープに変身。ラップも加わり大人なサウンドだよね。かっこいいです。

16. ロボットの駆け落ち

ドラムンベーストラックにのせて。ローリーとグランソニックが遭遇!この先どうなる。

17. come again [Tokyo Cafe Remix]

remixed by Asuka Sakai

リミックスコンテスト優勝者の作品です。ボサノヴァ+サンバ+ジャズといったようなラウンジ系で攻めてきました。

とってもかっこよく、とてもおしゃれ。何気に何でもあり要素があって少々ゴタゴタ感がありますね。ちなみにピアノは本人だそうで。

18. orbit-3 [East West Vocal remix] remixed by East West connection

これまたサックス付きの生音remix。とても渋い内容です。 臨場感が伝わってくるというか、ちょっとそれだけで終わってしまうような気もします。割と長かったりもするし。

19. Lies [Giant Swing Mix]

remixed by T.Kura for Giant Swing Productions

ちょっとヴォーカルがメインになったようなリミックスナンバー。

Giant Swingのいつもの激しいリミックスじゃなく、ブラック要素を前面に押し出したものですが、なんかイマイチ。

20. 2013

無事に解決を伝えるニュース。m-floならではの多国籍。ただアルバムタイトルから言うとGRAN SONIKの出番がちょっと少なくやしないかい?

21. nogawdnaB

「The Bandwagon」のインストです。まぁ、映画で言うエンドロールみたいなものでしょう。多分。

Comipilation Album『ソトシゴト m-flo turns it out!』● '02/2/27 release

m-floが他のアーティストとコラボレートした曲をコンパイルした2枚組み変則アルバム。初回盤のみDISC 1のM-2を収録。でもまたなんでこの位置なんだ?

さて、曲全体を通してそれぞれのアーティストの色が出ていながらも、m-flo三人の個性がまた見事にアーティストとぶつかっている。

この反応がまた魅力を出しているわけですねぇ。変幻自在のLisaのヴォーカル、熱いながらもきちんと固めるverbalのラップ、見事な職人技で新しい音を構築するTaku。

そりゃ次から次へとオファーが来てもおかしくないってね。それほどm-flo一人一人の個性って強いし、やっぱりアーティスト性に富んでいるんだよね。

DISC 1-7.GTS feat. MELODIE SEXTON & m-flo SHINE IN MY LIFE

produced by GTS written by lisa, verbal, Melodie Sexton & H. U. B. composed by DJ GEE & Satoshi Hidaka arranged by taku & Satoshi Hidaka

イントロにverbal登場。ミディアムテンポのグルーヴを奏でるビート。そしてLisaが心の底から歌い上げます。

そうだよなぁ、ちょっとGTSらしくないテンポだと思ったらやってくれました。後半でテンポアップし、いつもながらのハウスビートを生み出す。

でも後半ではm-floの出番はなしです。

DISC 1-8.m-flo 静かなまぼろし (松任谷由実カバー曲)

作詞・作曲:松任谷由実 arranged by m-flo rap written and performed by verbal song perfomed by lisa programming:taku

松任谷由実のトリビュートアルバムからの1曲。いかにもm-flo的サウンドがまた心地よい。このグルーヴ、彼らならではのサウンドです。

曲自体はユーミンテイスト溢れるけど見事にm-flo色に染めています。極めつけはやっぱりverbalのラップ。

DISC 2-8.嶋野百恵 Violet Nude (m-flo's Soulstice Mix)

words:momoe Shimano music:Maestro-T remixed by taku from m-flo

rap performed by verbal & lisa from m-flo rap written by verbal featuring vocal:lisa programming & all musical instruments:taku

随分と音が溢れています。その中でもタラララランと琴の音が印象を引き締めている。打ち込みの具合がTakuならではのお仕事。後半でverbalとLisaの登場。

相変わらずこの2人は濃いです。しかもverbalだけでなくLisaまでラップを披露。しかしながら、嶋野百恵を殺さずに、見事に前に出しています。

Best Album『The Intergalactic Collection ~ギャラコレ~』● '03/3/29 release

m-floにとって初のベストアルバム。まぁ、Lisaが脱退と言う形で抜けてしまったので、今までの活動を総括したものとしてリリースしたわけですね。

ただ、リリース時期的にレコード会社の決算穴埋めとして利用されたのではないだろうか?これほどまでにヴォリュームたっぷりの2枚組みでCD1枚のお値段はお得ですね。

しかし、DISC-1がCCCD仕様と言うのが否めないなぁ。音にこだわりを持つTakuはこれを許してしまったのは何故だ?DISC-2は少なからずも抵抗のように思える。

DISC-1はシングル曲を中心に、お得意のインタルードを加えて単なるベストアルバムにはなっていない作りをしています。

選曲基準はwebでのリクエスト投票だったっけ。1位はもちろん「come again」でしたね。最後のトラックには今後を匂わすインタルード。こういうやり方がまた嫌らしくともm-flo的。 DISC-2はボーナスCD。「come again」をm-flo総括リミックスで収録。インディーズ時代の曲も収録しているが、全体的に見るとないか物足りない。 未発表曲 or Remixを入れてくれたらもっと面白かったと思う。せめて後もう1曲欲しかったな。

1-1. The Intergalactic Collection

Rap:Verbal Female Narration:Lori Fine (COLDFEET) Movie Trailer and Additional Vocals:Patorick Harlan

相変わらずのm-flo的インタルード。随分と遊んでいます。ファンファーレと共に次の曲へGo!!!

1-5. The Cat Walk

Rap:Verbal Female Narration:Lori Fine (COLDFEET) Movie Trailer and Additional Vocals:Patorick Harlan

随分とアナログ的なナレーションをサンプリング。どこから持ってきたんだ?アーカイブス。でもこのセンスがまた面白いんだなぁ。

1-10. The PR

Rap:Verbal Female Narration:Lori Fine (COLDFEET) Movie Trailer and Additional Vocals:Patorick Harlan

ここでCMの登場。ベストアルバム、つまりはこのアルバムを宣伝しています。SF感たっぷり。しかもInternationalだし。

約60秒でうまくまとめています。

1-13. The Intermission

Rap:Verbal Female Narration:Lori Fine (COLDFEET) Movie Trailer and Additional Vocals:Patorick Harlan

いきなり「come again」が始まるからびっくりするじゃないか。それを割り込んでのCMしています。

1-18. The New Vocal

Rap:Verbal Female Narration:Lori Fine (COLDFEET) Movie Trailer and Additional Vocals:Patorick Harlan

大歓声。そしてverbalが登場し、喋る。新曲、そして新ヴォーカルの登場だ。

が、ブレスして終わるというなんともじらした作戦を取るところがまたいやらしくもm-floだなぁ。

2-1. come again... and AGAIN!

written, composed and produced by m-flo

イントロは「been so long」との合わせ技。verbalのラップ後は「prism」との合わせです。色々な曲が詰め込まれた作品。

「Mirrorball Satellite 2012」や「How You Like Me Now?」が混ざり、新しい魅力として曲を彩る。

ライブテイクの歓声も使用して、本当にうまい作りをしている楽曲です。m-floの活動を凝縮した作品ですね。

2-2. The Way We Were (feat Ceybil Jefferies)

written & composed by Marvin Hamlish & Alan Bergman

ゲストヴォーカルを迎えてのメロウな曲のカバーナンバー。これまたLisaとはまた違った印象があって、楽しめます。

ヴォーカリストとしての魅力を個性とあわせて引き立たせるなかなかの技です。

CD-EXTRA. [more bonus!]

Taku+verbalがビデオを片手に街を練り歩きながら語る語る。「m-floとは何ぞや?」と言うことを熱心に喋っていますね。

今まで、そしてこれからのm-floを聞けます。そして最後には即興のラップを披露して締めです。

Comipilation Album『m-flo inside』● '02/2/27 release

m-floの復活アルバムに先駆けてリリースされた限定コンピレーション盤。LISA脱退後から現時点までの比較的新しいコラボレーション曲を収録。

シングルのリミックスや、新曲、プロデュース作品など相変わらずのm-flo works。二人のセンスとコラボアーティストの見事な化学反応がたまりませんなぁ。

また、インタルードでもm-floらしいお遊びしています。

1. What is“m-flo inside”? ~intro

Music & Words:m-flo voice of“inside”salesman:Toru Ohira

どこから聞いても笑うセー○スマンだよね。笑っているよ、あのトーンで。で、最後にはおきまりの・・・。

10. m-flo is DOPE! ~interlude

Music & Words:m-flo voice of“inside”salesman:Toru Ohira

約10秒のインタルード。かなり濃いです、味付けが。

16. 3RD ALBUM SNIPPET DUB ~outro

MUSIC:m-flo & Bloodest Saxophone Words:m-flo

3rd Albumをここでいち早く先取り。Bloodest Saxophoneとのメロディーとバーバルの巧みなラップに乗せて送ります。

高まる期待、最後はちょっとずつ曲を紹介。これまたに悔い演出するなぁ。

3rd Album『Astromantic』● '04/5/26 release

m-flo待望の3rd Album。シングルで展開してきたlovesシリーズをさらに発展し、なんと全楽曲でコラボレーションをするという大変なアルバムが完成。

面子を見ても、ベテランから新人までm-floならではの人選で揃えられました。

楽曲のほうも、従来のR&B/HIP-HOP要素の強かったものを抑えつつ、コラボならではの音を作り上げています。いやぁ、さすがにやってくれましたm-flo。これはもう最高だよね。

1. The 3rd Impact

ドラムンベースの勢いあるビートにバーバルのラップが乗っかるイントロ。でも、これってホンの序章に過ぎませんからねぇ。

その後にナレーションが二ヶ国語ではいる。英語はなんとパックンだ。

2.m-flo loves melody. & 山本領平 miss you

written by m-flo & melody. & 山本領平

lovesシリーズ第2弾のゲストとして迎えられたのはmelody.と山本領平という新進気鋭のインターナショナルなお二人。

これからの活躍も期待できそうな二人をいち早く起用したm-floの二人のセンスはさすが。melody.の囁きからスタート。あたかも名曲「come again」を思わせるようなフレーズだよね。

曲も同じようなテイストを持つ高速ビートにのせてmelody.と山本領平の掛け合いがお見事なラブソングの仕上がり。サビも切なくてキャッチーだしね。これはかなりはまります。

3.m-flo loves AI & 日之内絵美 & Rum (Heartsdales) STARSTRUCK ~“The Return of the LuvBytes”

written by m-flo, AI, Emi Hinouchi

ビートの勢いたまらない濃いナンバー。ファンキーだ。ゲストも負けじと濃いよ。日之内絵美、HeartsdalesからRum、そしてAI。

かなり派手派手なメンバーが見事にユニゾンで一曲を作り上げる。女性ラッパーAIのライムに負けじとバーバルも本領発揮のラップを披露。かなりの聞き物。

4. How to be Astromantic

アストロマンティック講座が始まり、ナレーターが語る。ナレーターから発する横文字がなんか違和感ありますねぇ。

こんなに丁寧に語るのもまた、m-floのセンス。

5.m-flo loves Bloodest Saxophone VANESSA

lyrics by m-flo music by m-flo & Bloodest Saxophone

m-floとBloodest Saxophoneとの競演。これがまた見事なトラック。Taku☆までラップを披露。

ジャジーなテイストからBloodest Saxophone主導かと思いきや、所々でm-flo節で処理されています。やはりただ単なるトラックで終わらせないところがいいね。

後半ではBloodest Saxophoneのメンバー一人一人がフューチャーされ、大盛り上がりの最後でキレイに締められます。

6.m-flo loves Dragon Ash WAY U MOVE

lyrics by m-flo music by m-flo & Dragon Ash

まさかm-floとDragon Ashが組むとはなぁ。これまた夢のタッグですかね。 スローテンポのロックテイスト溢れるサウンドをバックにKjとバーバルのスローなラップが乗っかる。サビではバンドならではのガツンと聞かせてくれます。少々濃いサウンドがまたいいですね。

2分弱を経過するとDragon Ash的ロックモードから一気にm-flo的ダンスモードに変身。4つ打ちキックのハウスに大胆変身。

Taku☆の見事なトラックがフロアを刺激するね。このペースが延々と続く。所々で色々なブレイクが入ったり、スローになったりと、色々な面白さが詰まっている。

7.m-flo loves Crystal Kay gET oN!

written by m-flo & Crystal Kay

イントロのファンファーレが豪華なんだけれども、その後、奇妙というか陳腐な歌が入ってきた。随分と肩の荷をおろした作品ですね。 Crystal Kayも参加し、軽快ナンバーに仕上がっております。ま、メインはm-floの二人ですがね。二人ならではのラップとライム。ぶっ飛んでいますよ。m-floサンバ、ビバ。

8.m-flo loves CHEMISTRY Astrosexy

written by m-flo

m-floとCHEMISTRY。なんでも前曲「gET oN!」にケミの二人が登場したのが縁でこの曲ができたということらしいです。

こういったコラボレーションっていいよね。m-floならではのダンストラックにCHEMISTRYとの見事なヴォーカルやハーモニーが曲を彩る。

サビがとてもキャッチーだし、はまります。この掛け合いは絶品ですよ。バーバルも全開だ。中盤の展開面白いね、巻戻ったり。

コールアンドレスポンスが合ったりして、この曲は盛り上がること間違い無しだと思います。ちなみに、CHEMISTRYサイドも「Now or Never」というタイトルとしてリリースしています。

なんでもこちらのほうがオリジナル・バージョンらしいですが、こちらも必聴です。

9. Listen to Your Heart

怪しげでスペイシーなサウンドをバックにパックン之ナレーションが入る。なんだか精神世界に入っていくようなインタルードですね。

10.m-flo loves BoA the Love Bug

written by m-flo

m-floコラボ第3弾はBoA。まぁ、同じレコード会社ということも合ってスムーズに決まったんじゃないでしょうかね。

頭からギターをメインに爽やかなポップソングを聞かせてくれます。そこからビートがどっしりと入ってきて曲を仕上げています。

バーバルのラップは相変わらず飛びまくっています。日本語、英語、韓国語を巧みに操るライムはさすがバーバル。

BoAも見事なヴォーカルを聞かせてくれる、さすが新世代歌姫。

11.m-flo loves DOUBLE & TOKU Life is Beautiful

lyrics by m-flo & DOUBLE music by m-flo & DOUBLE & TOKU

完全なるジャズサウンドでお送りする大人のトラック。しかもDOUBLEとTOKUというこれまた絶妙なコンビ。

今までR&BをフィールドとしていたDOUBLEにとっても新たな魅力を出してきましたね。TOKUのヴォーカル&トランペットもなかなかの魅力を放っています。 ゴージャスで気持ちがいいですね。m-floらしからぬトラックだからこそ新鮮さが溢れています。

12.m-flo loves 坂本龍一 I WANNA BE DOWN

lyrics by m-flo music by m-flo & 坂本龍一

チョンギリチョンギリで音がぶつ切り。ヴォーカルもものすごいエフェクトでザックリときっています。

このコラボ相手が世界のサカモト、坂本龍一だからまた驚き。教授のソロ初期のようなデジタルサウンドを思わせる。

教授もラップというかリーディングで参加しています。後半からはドラムンベースでリズミカルになったりもする。とにかくぶっ飛んだ作品。

13. Rendezvous 2014

弦のメロディと奇妙なエフェクトのコラボ。そしてナレーションが入るインタルードでお口直し?

14.m-flo loves 野宮真貴 & CRAZY KEN BAND Cosmic Night Run

written by m-flo & CRAZY KEN BAND

サンバのテンポでゆったりまったり。野宮真貴嬢と横山剣氏が加わってちょっと昭和歌謡風味で味付け。大人のおしゃれを演出しています。

スキャットがなぁ。♪チッチッアーッっていうのがちょっとこける。おなじみ♪イーネッ!も中盤過ぎから飛び交っています。

いやぁ、これもm-floというのがホント不思議です。ラストのコールアンドレスポンスはたまらないねぇ。

15.m-flo loves Crystal Kay REEEWIND!

written by m-flo & Crystal Kay

イントロのライブ風サウンドはベストアルバムにもありましたね。これがこう来るわけですよ。

新生m-flo第一弾はゲスト・ヴォーカルにCrystal Kayを迎えた愉快痛快ポップチューン。 相性もばっちりのトラックですね。ミディアムテンポのグルーヴが心地よいですなぁ。Crystal Kayもm-floも、両者にとって刺激になる作品となりました。

ちなみにCrystal Kayがm-floをフューチャーしたシングルも同時発売。これら2つの曲がつながったPVもなかなかです。

16.m-flo loves BOY-KEN & BLACK BOTTOM BRASS BAND 宇宙のウオウオ

written by m-flo & BOY-KEN

勢いのあるブラスからスタート。そしてBOY-KENがはしゃぎまくる。どこを切っても楽しく愉快なパーティーチューンです。

最後でこういう楽曲が来るとはね。本編入るとブラスの心地よい8ビートナンバー。バーバルのラップも弾けまくっていますね。

BOY-KENも負けじと濃いラップを披露。サビがいちばん盛り上がっています。もうみんなで叫びまくれますね。

ブラスの軽いサウンドがメインになっていながらも、しっかりm-floのメロディがあります。

17. Curtain Call

前曲をそのまま続けたサウンドをバックに、ナレーターがこのアルバムでのクレジットを読み上げています。 キレイに締まりましたねぇ。最後の最後におまけ付き。意味深です。

Remix Album『ASTROMANTIC CHARM SCHOOL』● '04/9/15 release

m-floが復活した豪華客演アルバム「ASTROMANTIC」のナンバーをリミックスしたアルバム。これまたいつもながら小技の効いたインタルードを交えて愉快痛快に進行する。

そしてオリジナルでの豪華な客演トラックを、これまた豪華リミキサー陣がおいしく味付け料理をしてゴージャスに変身。

ここまでの面子が揃ったのもやはりm-flo、すごいです。ジャケットのほうは初回版限定で教則本仕様となっております。さすが学校、見事な教科書はわかりやすいです。

1. はじめに・・・

バックではにぎやかな声が響いています。おなじみのナレーションが今回はアルバムをご紹介。

ASTROMANTICなLadyやGentlemenになるには難しくもあり、簡単でもあるということです。う~ん、複雑。

2. REEEWIND! -Tomita Lab. Remix-

Remixed by 富田ラボ

頭のピコピコからは想像しがたいけれども、歌に入っちゃうと見事な富田ラボ節。生音でないとA.O.R.風に変身。これがまた新鮮でかっこいい。

オリジナルの打ち込みサウンドとはまったく違う印象をもつ。最後がなぁ、ちょっとしつこかったなぁ。

3. Life is Beautiful -Deckstream Remix-

Remixed by Deckstream for espionage entertainment

オリジナルでは総ジャズだったトラックであったのに対して、打ち込みで飾られたりミックス。でも崩しではないのでとても聞きやすいですね。 ただ、途中からテンポが変わってにぎやかなサウンドをバックに進行する。ピアノが荒れているね。かなり激しい。常に変化に富んだトラックで面白い。

4. Lesson 1

インタルード。ASTROMANTICなLadyは猫がお好きだそうです。なんだか随分哲学的な文章を語っています。

5. the Love Bug -Big Bug NYC Remix-

Produced by HirOshima & Bastiany for Ratt Pakk Ent.

オリジナルの爽やかさを払拭し、随分とファンキーなトラックで仕上げたりミックスナンバー。さすがNYC。巧みなビートで操る。

80年代フレーバーもあってオリジナルとはまた違った印象を与えてくれます。

6. STARSTRUCK -Sakai, Asuka Savannh Remix-

Remixed by Asuka Sakai (Kaska.)

m-floのリミックスコンテストで優勝した境亜寿香による愉快痛快なりミックスンナバー。4つ打ちキックのベースを基本に、ビートが入り乱れる。

中盤ではサックスも登場し、いい感じにオリジナルをさらに盛り上げています。

7. Lesson 2

レッスンその2。ステレオサウンドを見事に使ったテニスの打ち合いはお見事。その間でまたまたナレーションが語っています。

8. gET oN! -ugly duckling remix-

Produced by ugly duckling (a. cooper, d. mcfarland and r. pleasant)

随分とファンキーなホーンが吹き荒れて、濃い仕上がりのリミックスナンバー。その勢い保ったまま、オリジナルとはまたひと味もふた味も違った濃さを放つ。 バックサウンド、かなり強力だよなぁ、すごいや。特にホーンがやっぱりこのトラックでの目玉だね。

9. Lesson 3

レッスンその3。心理テストが行われます。必聴。ちょっと耳障りな部分がありますかな?

10. VAMESSA -RYUKYUDISKO REMIX-

Remixed by RYUKYUDISKO

4つ打ちのハウスビートとチキチキサウンド。リミキサーの色が出ていますね。オリジナルでは結構ホーンがメインだったけれども、完全なるビート先導サウンド。 ホイッスルが吹き荒れて、ラテン要素もあり。後半ではテンポが変化して別アプローチ。お見事。

11. Lesson 4

レッスンその4。バックのクラシックに相反して何か野郎の掛け声が響いています。チャーミングって言う言葉が不釣合い。

12. 宇宙のウオウオ -comoesta's mix-

Remixed by コモエスタ八重樫

濃い!熱い?熱い!苦しい?この曲、さらにすごくなったねぇ。リミキサーの手によって大胆に変身しているけれども、あくが強すぎる。

ラテンというか亜熱帯のジャングルだよなぁ。ウォ~の叫び声がとてもあっています。

13. I WANNA BE DOWN -Space Cowboy Disco Edit Mix-

Remixed by Nicolas Dresti for Space Cowboy Entertainment courtesy of Tiger Trax Ltd.

オリジナルの切れ切れデジタルサウンドを残しながらも、リミキサーの料理でアッパーなハウスチューンに。

リフのオンパレードと彩る弦がまたお見事にトラックを飾る。終始4つ打ちが響きまくるなかなかの作品。

14. Lesson 6

レッスンその6。なぜレッスン5が飛ばされているんでしょうかね。今回も語りあげています。

15. miss you -Free TEMPO mix-

Remixed & Additional Production by Free TEMPO a.k.a Takeshi Hanzawa (forestnauts records)

これまたおしゃれでスタイリッシュな仕上がりのリミックス。煌びやかな輝きの中にもクールな雰囲気があり、心地よい作品に仕上がっています。

オリジナルの要素をうまく使いこなしてまた新たな魅力を作ってくれました。

16. WAY U MOVE -m-floating tank mix-

Remixed by Kenji jammer and Cameron Craig

アコースティックギターがメインに出たアンビエントリミックス。これがまた心地よい仕上がりだ。

ヴォーカルにはエフェクトをかけて歪みを足している。バックがやっぱり心地よいから、ちょっとここでリラックスという雰囲気だね。あえてヴォーカルレスのトラックでもいいかも。

17. Lesson 7

レッスンその7。今度は旅立ちです。終わりのないLove。そして出発。

18. Cosmic Night Run -HALF & HALFBY MIX-

Remixed by HALFBY

のっけから「いいね!」の連発。かなり濃い作品になるのかと思いきや、オリジナルと引けを取らないおしゃれなトラックになっています。

パートが変わるとちょいと変化が出て、スクラッチが飛び交っています。最後の展開も面白い。

19. Astrosexsy

Remixed by KOJI NAKAMURA from SUPERCAR

なんとナカコーによるリミックスですよ。しかもCHEMISTRYとのトラックですからねぇ。

ちょっとスーパーカーの雰囲気もありつつ、まったくのオリジナルリミックスとなっております。オリジナルのサンプリングループをうまい具合に使ったり、ビートを畳み掛けたりと。 結構聞き入ってしまうんだよね。ただ、本編に入らないのがちょいと物足りないかなぁ。う~む。

20. 終わりに・・・

オルゴールをバックに今回のまとめをナレーターが語る語る。夢の世界へ・・・。

Secret Track.

最後の最後でやっぱりかましてくれましたね。バーバルのパートがナレーターだとなんか変な感じが生じる。

このブレスはもしかして、ネクスト・ヴォーカリストか?

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