album
●1st Mini Album『Cello』● '98/12/12 release
埼玉県桶川市出身のバンド、GOING UNDER GROUNDの初となるCDは、4曲入りのミニアルバム。青春街道まっしぐら。 ヴォーカルを務める松本ソウの真っ直ぐでひたむきな気持ちがストレートに伝わってきます。 さすがにインディーズ、そして初のアイテムということで、所々で粗さが出ているけれども、これが若さの証拠だね。 勢いが出ていて、インディーズだろうとメジャーだろうと、デビュー作の高ぶる想いがぎっしりと詰まっています。
1. 涙がこぼれそう
詞・曲:松本ソウ PRODUCED by UeKen, GOING UNDER GROUND
イントロのざらついた感じに若さを感じるね。どっしり聞かせるサウンドとシンプルな詞とメロディで、GOING UNDER GROUNDらしさを出す1曲。 イントロ、アウトロのキーボードの音もポイントだね。
2. 夜行列車
詞・曲:河野丈洋 PRODUCED by UeKen, GOING UNDER GROUND
丈さん作詞・作曲のナンバーは、ギターがかき鳴り、どこかしらフォークソングみたいな味を出すロックチューン。 ヴォーカルは正直、うまくはないけれども、想いは伝わってくるね。 やっぱり詞の世界が松本ソウとはちょっと違って、文学的な部分が出ているね。ナカザのヴォーカルパートの音量は、これでいいのか?
3. ROMANCE
詞・曲:松本ソウ PRODUCED by UeKen, GOING UNDER GROUND
エネルギッシュなギターの音が若さとともにぶつかってくる疾走ロックチューン。 青春真っ盛り。綺麗な世界を描いているけれども、もっと泥臭くてもいいくらい。というか、クサイね。
4. チェロ
詞・曲:松本ソウ、河野丈洋 PRODUCED by UeKen, GOING UNDER GROUND
ポロンポロンとキーボードの音が響いた後は、どっしりギターロックで響かせるアップテンポナンバー。 チェロを弾きながら、あなたのことを思う。その気持ちがうまい具合に歌詞とヴォーカルに表れる青春な1曲。 最後にナカザのヴォーカルが全てを持っていったような気もする。アウトロがいい余韻を残しています。
●2nd Mini Album『思春期のブルース』● '99/9/23 release
5人組バンドGOING UNDER GROUND、2枚目となるオリジナルアルバム。これがまた、青春真っ只中の主人公の気持ちがストレートに伝わってくるような歌詞とヴォーカルに、 青臭さが広がっては、どこまでも真っ直ぐな松本ソウのヴォーカルに心を撃ち抜かれるように届いてきます。基本はGOING UNDER GROUNDのベースとなる 泣き虫ロックチューン。でも、今作は前作の時よりも、技術に磨きがかかっているね。冒頭ナンバー「RIDE ON」で変拍子を取り扱っては、 バンドの成長が伺えます。タイトル通りに思春期の複雑な気持ちを噛み締めて、聞いていて懐かしさを呼び起こす1枚だね。
1. RIDE ON
作詞・作曲:松本ソウ、中澤寛規 PRODUCED BY UEKEN, GOING UNDER GROUND
オープニングからどっしりと構えてくるロックチューン。イントロは4拍子でメロディパートは3拍子で始まるという技で魅了してきた。 Bメロからは4拍子で、サビでは漲る力を感じさせるメロディライン。若さ溢れる歌詞に、ちょっと照れくさいんだけれども、 GOING UNDER GROUNDらしさ120%だね。そんなクサさをエネルギッシュに聞かせてくれます。
2. 思春期のブルース
作詞・作曲:松本ソウ PRODUCED BY UEKEN, GOING UNDER GROUND
イントロからギターがバリバリと攻めてくるぞ。そしてドラムが畳み掛けてくる。勢いに乗って疾走感たっぷりのアップテンポロックチューン。 青春まっしぐらな歌詞が爽やかに響き渡ります。サビでは松本&ナカザのヴォーカル&コーラスで魅了してきます。 そして、間奏ではとことん技を披露。最後、叫び声も上がって思春期のパワーを爆発です。
3. パーフェクト
作詞・作曲:松本ソウ PRODUCED BY UEKEN, GOING UNDER GROUND
イントロでは渋さ全開のギターをじっくりと聞かせてくれた。 その後はまったりとゆったりが混ざったミディアムスローのナンバーを展開。青臭さ全開の歌詞に、心を奪われたような1曲だね。
4. 夕方
作詞・作曲:河野丈洋 PRODUCED BY UEKEN, GOING UNDER GROUND
かき鳴るギターで引き語るように、あえてヴォーカルがマイクから離れているように聴かせてきた。 丈さん作詞・作曲のバラードナンバーは、不思議で淡い世界を作り上げる、片思いソングです。
5. APOLLO
作詞・作曲:松本ソウ、中澤寛規 PRODUCED BY UEKEN, GOING UNDER GROUND
どっしりヘビィな音をかますロッカバラードチューン。タイトルからして、やっぱり音にも宇宙な感じが出まくっています。 シンセの音が、何か浮遊しているようだ。とにかく世界が広いけれども、呑み込まれそうなブラックホール的1曲。
●Indies Album『GOING UNDER GROUND』● '00/5/24 release
5人組バンド、GOING UNDER GROUND、初のフルアルバムは、これでもかというくらいに青春泣き虫ロックを聴かせてくれます。 シングルでリリースした「桜が咲いたら」はじめ、疾走感溢れるナンバーや、どっしりとサウンドを構えてくるナンバーがあったり、 松本素生、河野丈洋それぞれのキャラクターを活かした歌詞やメロディで魅了してきます。 珍しく、松本、中澤、伊藤の3人で作った曲もあったりして、これまでとはちょっと違ったGOING UNDER GROUNDを聴かせてくれます。 インディーズならではの粗さや、鋭さもあるけれども、基本的には親しみあるメロディや歌詞で、じっくりと聞かせてくれる。
1. 桜が咲いたら
作詞・作曲:松本素生 Produced by GOING UNDER GROUND & 上田ケンジ
冒頭からギターがかき鳴りまくりで、エッジを効かせて引き込んでくる。 激しいサウンドと優しい歌声が見事に絡み合うアップテンポチューン。さすがGOING UNDER GROUNDの音と言葉で届けてくれます。 伸びやかに広がる松本素生のヴォーカルが、春らしさとともに流れてきます。
2. 黄色い帽子
作詞・作曲:河野丈洋 Produced by GOING UNDER GROUND & 上田ケンジ
どっしりサウンドに懐かしさ溢れるメロディを聴かせてくれる、味のあるミディアムナンバー。 瑞々しく描き出す丈さんの歌詞のシチュエーションが、耳に溶け込んできます。それに比べると、サビのメロディはちょっと単調に映るな。
3. Heavenly
作詞・作曲:松本素生 Produced by GOING UNDER GROUND & 上田ケンジ
静かに響き渡るギターの音が幻想的だね。しかし、その後はリズミカルにガツンと変身。 哀愁漂うメロディは、どこかしら郷愁を呼び起こす。青春真っ只中の若者の思いが爆発するかのような世界だね。
4. 伊豆あたりに
作詞・作曲:河野丈洋 Produced by GOING UNDER GROUND & 上田ケンジ
かき鳴るギターの音が爽快。スピーディーに突き進み、風を感じるように。 丈さん、すごいね。伊豆方面へと向かうような味を出しつつ、恋の楽しさが伝わってくるラブソング。
5. シーズン
作詞・作曲:松本素生 Produced by GOING UNDER GROUND & 上田ケンジ
ひねりあるメロディで、ガツンと音をぶつけてくる。 青春だね。もう、青いね、青臭いね。どこかしら演歌のようにも思えるメロディに、人情が詰まっているようです。
6. あの犬
作詞・作曲:松本素生 Produced by GOING UNDER GROUND & 上田ケンジ
アグレッシヴなオープニングに、のめり込んでしまうね。 犬の歌なんだけれども、愛に満ち溢れています。ゆっくりになったり、アップテンポで駆け抜けていったりと、本当に犬のような無邪気さが音に表れていますね。
7. 君と出会う
作詞・作曲:松本素生 / 中澤寛規 / 伊藤洋一 Produced by GOING UNDER GROUND & 上田ケンジ
松本、中澤、伊藤の3人で作り上げたナンバー。ギターロックでじっくり聴かせるミディアムチューン。夕暮れに歩いて帰るというシチュエーションが目に浮かぶ。 成長に追い越されて、若気の至りのような部分も出してくる。
8. 荒川わたれ
作詞・作曲:松本素生 Produced by GOING UNDER GROUND & 上田ケンジ
淡々としたドラムビートと、松本素生のヴォーカル。夜のシチュエーションにぴったりな雰囲気を醸し出しているね。 荒川を渡って、都会へ行ってしまった彼女を待つ主人公の思いを瑞々しく描き出す。これぞGOING UNDER GROUNDの真骨頂。
9. HAVING YOU
作詞・作曲:松本素生 / 中澤寛規 / 伊藤洋一 Produced by GOING UNDER GROUND & 上田ケンジ
この曲も松本、中澤、伊藤の3人による作詞・作曲。イントロから電子音が響いて、びっくりしたけれども、中を開けると、どっしりミディアムバラードのロックチューン。 なんだろう、とにかく幸せそうな2人だけの世界だね。周りの人たちが近づけないくらいに、幸せオーラを出している。ラストの中澤コーラスもポイント。
10. 回転木馬
作詞・作曲:河野丈洋 Produced by GOING UNDER GROUND & 上田ケンジ
アルバムのラストナンバーは、丈さん作詞・作曲のバラードチューン。 1つの短編小説のような世界観が、かっこいいんだ。さびれた遊園地のメリーゴーランドの馬を見て、ここまで広がるGOING UNDER GROUNDの世界観に浸ってしまう。
●1st Album『かよわきエナジー』● '01/10/24 release
埼玉県桶川市出身のバンド、GOING UNDER GROUNDの記念すべきメジャー1stフルアルバム。 青春泣き虫系なんて言われながら、インディーズでの力をそのままに、メジャーでもその思いをぶつけてくる。 メジャーデビューシングル「グラフィティー(album mix)」と、2枚目の「センチメンタル・エキスプレス」のほか、インディーズ時代のラストシングル「アロー」を収録。 「アロー」のみ上田ケンジプロデュースだけれども、そのほかはセルフプロデュース。バンドとしての思いをストレートにぶつけてきましたね。 まさしくエナジー炸裂。ギターロックをベースに、激しかったりまったり聞かせてくれたり、メロディアスなナンバーもあったりで、音の幅がドンドンと広がってゆく。 また、メロディメーカーの松本&河野(+中澤)がいい味を出すんだ。そして、やっぱり注目すべきは歌詞なんだよね。センチメンタルだったりノスタルジックだったり、あの日の少年が大人になってゆくような。 松本ワールド/河野ワールドに心を奪われます。 ギターの中澤がヴォーカルを務める「ショートバケイション」や、往年の名曲「カントリーロード」を組み込んだアルバムのタイトルチューン「かよわきエナジー」も注目。 とにかく、メジャーデビュー作品の勢いある名盤です。
1. ある日、忘れものをとりに
作曲・編曲:河野丈洋
アルバムのオープニングは、河野作曲・編曲のインストナンバー。 どこか懐かしく、温かい思いにさせてくれるようなナンバーだね。ヴァイオリンもスパイスになり、優雅な雰囲気を演出。
2. グラフティー (album mix)
作詞・作曲:松本素生 編曲:GOING UNDER GROUND
GOING UNDER GROUND、メジャーデビューシングルは、ドストレートにアッパーなロックをかますアップテンポチューン。 曲は力強さを出しながらも、やっぱり歌詞が松本素生の世界を出しまくっています。 懐かしき、郷愁をうまく合わせたような、サウダージのような曲。松本素生のヴォーカルも、とにかくひたむきで真っ直ぐに伝わってくるようだ。
アルバムでは、イントロのソロギターをカット。さらに力強さを増したミックスを施して聞かせてくれます。
3. センチメント・エキスプレス
作詞・作曲:松本素生 編曲:GOING UNDER GROUND
GOING UNDERG ROUNDのメジャー第2弾となるシングルナンバー。これぞGOINGな痛快ギターロックチューン。タイトル通りに、疾走してゆく。 こんなに力強く激しいサウンドなのに、松本素生の詞の世界はやっぱりセンチ。君を知って心が淋しくなる。それぞれの夏の思い出とともに。
4. 雨の樹
作詞・作曲:河野丈洋 編曲:GOING UNDER GROUND
まったりからどっしりと、オープニングから変化に富んだミディアムロックチューン。 河野節炸裂といいますか、涙を誘うようなサビのメロディラインにうっとり。ジワッと心に染みこんで来るような1曲だね。
5. 凛
作詞・作曲:松本素生・河野丈洋 編曲:GOING UNDER GROUND
ドリーミングなサウンドを聞かせるロックナンバー。とにかく歌詞に心を打たれるね。 青春だね。少年から大人になる夜明けを迎える。まさしく凛とした曲です。
6. カール
作詞:松本素生 作曲:河野丈洋・中澤寛規 編曲:GOING UNDER GROUND
作曲が河野・中澤コンビという1曲。ミディアムスローのロックチューン。 そして、松本素生の青春泣き虫系をこれでもかと言わんばかりに出してくる歌詞に胸を撃ち抜かれたり。ただ、不思議に思うのはタイトルくらいかな。
7. ショートバケイション
作詞・作曲:中澤寛規・松本素生 編曲:GOING UNDER GROUND
オリエンタルなメロディを彷彿とさせるポップなロックチューン。なんとヴォーカルを務めるのがギターの中澤ですよ。 松本素生と声質が違うせいか、やっぱり印象がガラッと変わるよね。軽さと重さがいい具合に絡み合う。休みに行きたくなるような、カラッとしたナンバーで楽しさ満載。
8. かよわきエナジー ~Take Me Home, Country Roads
作詞・作曲:松本素生 ~ Bill Danoff, John Denver, Taffy Nivert 編曲:GOING UNDER GROUND
アルバムのタイトルチューンは、ちょと切ない始まり。松本素生の歌うい方も、切なさが出ているというか優しいヴォーカルだね。 そこからサビに向かってはエネルギッシュに。歌詞とともに松本ワールド炸裂。そして、あの「カントリーロード」のカバーへと流れる。随分とにくい演出だね。
9. ボーイズライフ
作詞・作曲:松本素生 編曲:GOING UNDER GROUND
突き抜けてゆくような痛快ロックチューン。ゴーイング節、松本素生節が炸裂だね。歌詞の世界がまた、若いというか青臭いんだよね。 青春だなぁ。汚れ無き1曲。
10. アロー
作詞・作曲:松本素生・河野丈洋 編曲:GOING UNDER GROUND
インディーズ時代でのラストとなるシングルナンバー。GOING UNDER GROUNDをギュッと凝縮したような、インディーズの集大成のような1曲。 いい感じに2本のギターが鳴り響き、青春ロックをかます。歌詞もまた、僕が頑張っているんだな。サビのメロディがね、松任谷由実「恋人がサンタクロース」のBメロに似ているんだよな。
11. 俺たちの旅
作詞・作曲:松本素生 編曲:GOING UNDER GROUND
ゴリゴリロックで、どこかしら男臭さを感じさせるナンバー。タイトルは、往年のドラマ「俺たちの旅」からだそうで。なるほど、中村雅俊なのですね。 でも、この歌詞の中の「俺たち」って、どう考えても男と女だよね?というか、とにかく歌詞がくさいんです。さすがは松本素生。
12. 521
作詞・作曲:松本素生 編曲:GOING UNDER GROUND
アコースティックギター弾き語りで聞かせるナンバー。そして、ピアノやパーカッションも入ってきて、拍手喝さいで幕。 短いながらに、心が温まる1曲。ゴーイングの親しみやすさと結束力を感じさせる。
●2nd Album『ホーム』● '02/9/11 release
青春泣き虫系ロックを歌わせたら右に出るものはいない、GOING UNDER GROUNDのメジャー通算2枚目となるオリジナルアルバム。 前作「かよわきエナジー」で聞かせてくれた世界を、さらに切なく、さらに懐かしく仕上げてきた世界に胸がキュンとなる。 ノスタルジックでセンチメンタルな松本/河野の歌詞とメロディに思い焦がれてしまいます。 本当、少年の心を持ったまま大人になったというか、あの頃を忘れないという気持ちが強いというか。 今作は、オープニングチューンから疾走するギターロックを聞かせてくれたり、インストあり、しっとりロッカバラードあり、聞かせるナンバーが勢ぞろいです。 シングル「ミラージュ」「ランブル」の2曲もさることながら、アルバムトータルで、結構力のある作品に感じますね。 インディーズ時代にお世話になっていた上田ケンジを再びプロデューサーに迎えて、幾分にもパワーアップしたGOING UNDER GROUNDが登場ですよ。
1. さびしんぼう
作詞・作曲:松本素生
アルバムオープニングから泣き虫ロックの王道を聞かせてくれるGOING UNDER GROUND。疾走感たっぷりに走り抜けてゆく1曲。 大サビがやっぱりパンチ効いています。松本素生のファルセットまで登場するとは。訴えかけるように聞かせてくれます。
2. シンドローム
作詞・作曲:松本素生
これまた、ベースのビートのやられる1曲。そして、あの頃を蘇られるような松本素生の歌詞が生きてくる展開。 どこかしらセンチメンタルな雰囲気もあって、ゴーイング節が炸裂。
3. ミラージュ
作詞・作曲:松本素生
1st Album「かよわきエナジー」に続いて、GOING UNDER GROUNDがシングルをリリース。 プロデューサーに、インディーズ時代に手がけていた上田ケンジを再び招いて、攻めの音を聞かせる。 さらに磨きのかかった演奏と、さらに想像力をかき立てる松本素生の歌詞と。まさにミラージュのごとく、浮かんでは消えてゆくように、突き抜けていった。
4. その事
作曲:河野丈洋
河野作曲によるインストナンバー。もう悲しさ切なさがしんみりと伝わってくるね。しっとりさせてくれるナンバーです。 ピアノとギターの音が本当に切ないんだ。
5. 少女
作詞・作曲:河野丈洋
続けても河野ナンバー。切なさの出たアコースティックバラード。かき鳴るギターの音がしんみりと響き渡るナンバーです。 歌詞がまた、キュンとさせてくれるんだ。ヴォーカルを若干加工している?しなくてもよかったと思うんだけどな。
6. 流線形
作詞・作曲:松本素生
「言葉は魔法だ」。いきなりそんな風に歌われちゃ、もうその世界へ入っちゃうね。松本素生節でノックアウトな歌詞が広がるミディアムロックチューン。 全体的にはまったりあっさりテイストで、淡々としすぎにも感じたり。でも、それがこの曲の味わい方なのかも。
7. 夜の宝石
作詞・作曲:松本素生
キーボードの音が頭の中を駆け巡る。夜の雰囲気もあって、まったりと聞かせてくれるミディアムナンバー。 サビのメロディも、なんだか懐かしさがあっていいね。これまた歌詞がいいじゃないですか。
8. タッシ
作詞・作曲:河野丈洋
アコースティックテイストのリズミカルなミディアムチューン。メロディラインも優しく。懐かしさも出して、ほんのりと温かく。 様々な音が入ってきて、夢の中へ。手拍子や笑い声の入った合唱コーラスで、楽しさいっぱいの展開を聞かせてくれました。
9. ステップ
作詞・作曲:松本素生
イントロからして疾走感たっぷりのクールなアップテンポチューン。イントロの力に比べると、本編サビがちょっと弱く感じるかな。 最後の最後で盛り返したようにも感じるけれども、畳み掛けてはキュンとなる。歌詞はさすが、松本素生の世界です。
10. ランブル
作詞・作曲:松本素生
その世界をマジマジ聞かせてくれるGOING UNDER GROUNDのシングルナンバー。 ガッツリロックサウンドなのに、ドラマティックな雰囲気もあって、かっこいいんだ。サビの広がり方もかっこいいね。かなり力のある楽曲だと思います。 GOING UNDER GROUNDの力を思う存分発揮させたナンバー。松本素生の歌詞とヴォーカルもまたいいじゃないですか。
11. kodama
作詞・作曲:松本素生
アルバムのラストを飾るのは、ミディアムテンポのロックチューン。段々と力強くなっていく音で、まるで成長していく人間のごとく聞かせてくれる1曲。 ラストはアウトロをじっくりとした演奏で聞かせてくれました。ゴーイングの力強さ、このアルバムにかけた思いがギュッと詰まっているような感じだね。
●Indies Reissue Album『GOING UNDER GROUND』● '03/5/7 release
GOING UNDER GROUNDがインディーズ時代にリリースしたフルアルバムを、リマスタリングして再リリース。さらにボーナストラックとして「ロマンチック街道」「ピアノを弾けば」の2曲を収録。 さらにさらに、「思春期のブルース」「桜が咲いたら」「ロマンチック街道」の3曲のPVを収録したCD-EXTRA仕様。 メジャーでの活躍に乗じて、新たなファンも昔からのファンも十分に楽しめる内容になっているね。そのスタイルは昔から変わらず、青春泣き虫系ロックの原点ここにあり。じっくりと味わうこともできます。 松本素生のイラストがジャケットに描かれているけれども、随分とインパクトがあるな。
11. ロマンチック街道
作詞・作曲:松本素生 Produced by GOING UNDER GROUND & 上田ケンジ
GOING UNDER GROUND、久しぶりのシングルナンバーは、疾走感溢れるロックチューン。シンプルなストーリーを青さと若さで飾る松本素生お得意の泣き虫ロック。 しかしながら、いろいろとサウンドが変化して楽しめるね。間奏のコーラスが、クライマックスに向けて盛り上がりに拍車をかけてきました。
12. ピアノを弾けば
作詞・作曲:松本素生 Produced by GOING UNDER GROUND & 上田ケンジ
ロッカバラードなんだけれども、いつも以上にセクシャルなGOING UNDER GROUNDでびっくりだね。 キスして、パーティーで盛り上がって、このまま夜に溶けて、起きたら裸のままで。今までこういうイメージがバンドになかったので、逆に新鮮に映えてくる。
Video Clip
1. 思春期のブルース
若い。そして、田んぼや野原で演奏。北埼玉らしさも出ているね。若さと勢いが映像からも伝わってきます。
2. 桜が咲いたら
ドラマPV。2けつからの「馬鹿ッ!」。青春だね。あとはちょこちょこ、ドラマみたいな部分も挿入。 バンドメンバーはテラスで演奏。この辺はシンプルに見せる。
3. ロマンチック街道
バンドの演奏映像で見せるんだけれども、何故スロー映像? そして、ホームビデオ的な粗さがインディーズらしさを出す。その後、外へ繰り出しては仲睦まじいバンドの様子を見せる。
●3rd Album『ハートビート』● '03/10/22 release
GOING UNDER GROUNDのメジャー3作目となるオリジナルアルバム。 先行シングルにもなった「トワイライト」をはじめ、「ダイアリー」、リカットされるタイトルチューン「ハートビート」の3シングルを収録。 もうね、オープニングに名曲「トワイライト」が配置されているから、ここで一気にスタートダッシュを仕掛けてきたね。 そこから先は、いつものGOING節炸裂ということで。胸キュンバラードや、青春泣き虫系ロックまっしぐらだったり。 今作も、ドラムの丈さんが作詞・作曲を手がけたナンバーあり、松本素生とギターのナカザがタッグを組んだ曲もあれば、 作曲クレジットがGOING UNDER GROUNDになってる曲もあったりと、メンバーが制作にどんどんと加わってきているね。 いい意味で、よくある3枚目のターニングポイントとなっているのかも。松本素生の歌詞の世界も、 ちょっと狙い過ぎのような気もするけれど、多分みんなが期待するGOING UNDER GROUND像が体現されているんじゃないかな。 このモヤモヤ感、次作でどんな変化を加えてくれるのか、楽しみです。なにはともあれ、CCCDでのリリースは本当に残念。 音が本当に違うんだよな。シングルと聞き比べられるけれども、アルバムでの音が、こもったような感じでモヤモヤします。
1. トワイライト
作詞・作曲:松本素生
「ダイアリー」に続くGOING UNDER GROUNDのシングルナンバーは、もはやバンドを代表する曲と化した名曲中の名曲。 主役が君と僕のストーリーを奏でる1曲。曲構成が面白く、サビへ行く道をじらすところが憎いね。 でも、本当にいい曲なんだ。「トワイライト」のごとく、その時間特有の淡い色がお似合いの曲です。温かさの出たロックチューンで、包み込んでくれるストーリー。
2. リバーズエッジ
作詞・作曲:松本素生
疾走感たっぷり、丈さんのドラムが軽快に踊るアップテンポのロックチューン。青春要素たっぷりのナンバーは、さすが松本素生の世界。 しかし、狙い過ぎているようにも思えてしまう。川沿いを走るシチュエーションをドラマティックに仕上げてきたね。青青さが突き抜けてゆく。
3. ハートビート
作詞:松本素生・河野丈洋 作曲:松本素生
3枚目となるアルバムのタイトルチューンは、心に熱くぶつかってくるミディアムロックチューン。 生き急ぐ僕らのために、GOING UNDER GROUNDが歌います。ハートビートさながら、ハーモニーもじっくりと聞かせてくれる1曲。 ライブではおなじみの合唱パートは、ちょっと怖いかな。ラストはアカペラ仕様で、じっくりと聞かせてくれました。そして、年が明けてからシングルカットされた、実力のあるナンバーです。
4. かいき
作詞・作曲:河野丈洋
丈さんが作詞・作曲を手がけたミディアムロックチューン。 シンプルな音の中に、丈さんのキャラクターが染み込んでいるね。ただ、サビのファルセットパートは、もう1つ。GOINGらしい曲で、いい曲なんだけれどもね。
5. さえないブルー
作詞・作曲:松本素生
ビートを前面に押し出しているけれども、あっさりテイストで聞かせるナンバー。 ギターがあまり入ってこない1番が、物足りなさを漂わせる。2番からギターが入ってきても、全体的にフワッとしていて、地に足が着いていないような。
6. 月曜日雨のメロディー
作詞・作曲:松本素生・中澤寛規
松本素生とギターのナカザが手がけたポップなロックチューン。ヴォーカルもナカザが担当。伸びやかなハイトーンヴォーカルが響き渡ります。 サウンドの方は、いろいろと変化に富んでいるけれども、ナカザのヴォーカルは、まだまだもう1つ。それでもGOING印のナンバーです。キーボードの音が全体的にポイントとなっている。
7. 虹ヶ丘
作詞:松本素生 作曲:GOING UNDER GROUND
16ビートの軽快なリズムで、走る走る。疾走感と爽快感が交差するアップテンポのロックナンバー。 作曲のクレジットがGOING UNDER GROUNDになっているところも興味深いね。メロディパートの流れでサビへ入るので、 サビのパンチが弱く感じる。もったいないな、これは。もう少し力強さを出してもよかったんじゃないかな。松本素生の歌詞の世界はさすがです。
8. ビターズ
作詞・作曲:松本素生
ベースの音がディスコビートを奏でるアップテンポのロックチューン。 松本素生のヴォーカルは、エフェクトがかかっていますね。どこかしら無機的な雰囲気を漂わせている部分が、シングル「ランブル」のような冷たく切ない要素があるね。 サビでヴォーカルのエフェクトが外れて、突き刺すように真っ直ぐとヴォーカルが届けられる。歌詞も松本ワールド全開です。 胸キュン切な系。アウトロが長くて、じっくりと演奏を聴かせてくれます。
9. ダイアリー
作詞・作曲:松本素生
これぞGOING UNDER GROUNDなアップテンポロックチューン。松本素生のヴォーカルと歌詞の世界観が、パッとその光景を浮かばせる。 疾走感がありながらも、ところどころに泣きの要素を出してくる。なかなかいいね。 センチだね。懐かしさや青臭さのある歌詞がやっぱりいいんだな。そんな思い出の日々を蘇らせるナンバーです。
10. 銀河行き
作詞・作曲:松本素生
タイトルがドラマティックだね。さすがは松本素生。サウンドは抑え目ながら、それぞれの楽器が魅力を出す。 丁寧な演奏と、松本ワールドの出た歌詞が織り成すファンタジックな世界。涙経由銀河行きのバスだなんて、随分とロマンティックだ。 ただ、ストレートに路線を狙い過ぎなようにも思えて、ちょっと守りに入っているような気もする。
11. 波
作詞・作曲:河野丈洋
アルバムのラストを飾る丈さん作詞・作曲バラードナンバー。しっとりとした時間が流れて、優しく添えてくれるような雰囲気を放つ。 歌自体は1番のみで終わり。その後、アウトロでもゆったりとした時間が流れます。なんだかんだで7分越えですよ。
●4th Album『h.o.p.s.』● '05/2/9 release
GOING UNDER GROUND、メンバーの写真が初めてジャケットに使われた4枚目のオリジナルアルバム。 前作「ハートビート」から約1年4ヶ月。シングル「サンキュー」「同じ月を見てる」のサウンドアプローチは、これまで同様、哀愁漂わせる青春泣き虫系ロックで、安心して聞くことができます。 しかし、このアルバムが丈さん作曲のインストからスタートするという、驚きの展開を見せた。また、松本×ナカザ×丈さんのリレーヴォーカルを楽しめる「サイドカー」や、 ナカザがメインヴォーカルを務める「恋のナビゲーション」など、前半で変化球を投げまくってきているGOING。いったい何があったのかというくらいに、いろんな曲で楽しませてきました。 その反面、後半ではいつも通りのどっしりロックで平常運転。歌詞も相変わらず青臭い青春しているので、ほっこりとさせてくれます。 バンドとしての面白みがどんどんと増幅していて、前作から格段とパワーアップしていることは間違いないね。その中でも「東京」のシンプルさが際立っています。
初回版は、「サンキュー」「同じ月を見てた」のPVを収録したCD-EXTRA仕様。特に、「同じ月を~」のPV、いっさんの演技は必見。
1. fire grow
作曲:河野丈洋
アルバムのオープニングは、壮大なインストナンバー。キーボードの音をうまく使って、どこかしらノスタルジックな組み合わせ。 古き良き日本の田園風景みたいな。味わい深い1曲からのスタートとなりました。
2. ロール アンド ロール
作詞・作曲:松本素生
勢い放つGOING。疾走感とドラムのビートで攻めの姿勢を見せるアップテンポのロックチューン。 青春真っ只中の主人公が、次なる一歩を踏み出すための応援歌。さすがは松本素生の世界ですね。十八番路線だけれども、熟してきてるね。
3. アゲハ
作詞・作曲:河野丈洋
4枚目のアルバム「h.o.p.s.」と同時発売となったシングルナンバー。オリジナルバージョンは、ギターの音がじっくりと刻まれていて、バンドの持つイメージをそのまま注入。 ポップなロックナンバーに仕上がっています。力強さと優しさのバランスがいい塩梅ですね。
4. サイドカー
作詞・作曲:河野丈洋
ジャッジャッとリズムよくギターが刻んだ始まりのロックチューン。歌詞カードを見てわかるように、松本素生、ナカザ、丈さんの3人がヴォーカルを務めるというナンバーです。 三者三様のヴォーカルスタイルながら、それがマッチするナンバーなんだね。疾走感はないけれども、爽やかさたっぷりで、風が気持ちいい1曲です。
5. 恋のナビゲーション
作詞:松本素生・中澤寛規 作曲:GOING UNDER GROUND
これまた組み合わせが面白いね。作詞が松本素生とナカザ、そして作曲がGOING UNDER GROUNDのメンバーという、ポップなロックチューン。 さらに、メインヴォーカルを務めるのがナカザだ。正直、前作「ハートビート」でもナカザのヴォーカルナンバーはあったけれども、 格段と今作の方がうまくなっている気がする。歌詞はちょっと青春狙い過ぎて、逆にひっくり返ってしまった感じだな。ヴォコーダーの声がいっさんというのが驚き。
6. あすなろ
作詞・作曲:松本素生
シンプルさをだしたミディアムロックチューン。サラッとしたギターの音から味が出ています。 安心して聞くことのできる王道GOING。歌詞がもうね、クサくてクサくて。でも、松本素生らしさが出ていますね。自分自身への応援歌ですよ。
7. 同じ月を見てた
作詞・作曲:松本素生
4枚目のオリジナルアルバムに先駆けてリリースされたシングルナンバーは、疾走感をともなったアップテンポのロックナンバー。 シリアスな雰囲気を、それぞれの楽器の音に乗せて、どっしりかっこよく響き渡る。君に対する思いを、叫びのごとく伝える松本素生のヴォーカルが熱いんだ。 歌詞はとてもドラマティックですね。ここまで想像力をかき立てるとは、さすが胸キュン代表。サビでは突き抜けていく感じで。ほかの曲に比べると、物足りなさはあるけれども。
8. TENDER
作詞・作曲:松本素生
まあずはしっとりピアノをメインに。そこからバックでバンドサウンドが盛り上げるミディアムロックチューン。 タイトルのような優しさが添えられている感じで、温かさが伝わってくるね。しかし、Cメロ、そこからの間奏で、ちょっと雰囲気を変えて、力強さを聞かせる。 全体としては、じんわりと染み込んでくるようなナンバーかな。
9. サンキュー
作詞・作曲:松本素生
アルバム「ハートビート」でさらに進化したGOING UNDER GROUNDの次なるステージ。 シンプルな曲の中にも力強さを感じさせるメロディパートに、松本素生の味が染み渡っているシングルナンバー。 サビ前から力強さも出てきては、どっしりと。ただ、サビはなんだか音がこもっているような感じもするんだよな。 キャッチーなメロディは伝わってくるけれども、もったいないな。一方、シンプルな言葉の中に広がるストーリーに感動を覚えます。胸が熱くなるね。
10. 東京
作詞・作曲:松本素生
埼玉県桶川市出身の松本素生が描く東京。シンプルなロッカバラードチューン。 シンプルだからこそ、味わい深さを感じることのできる1曲。故郷を思って、中心部から離れていくような曲だね。 それでも、この中心部で「大丈夫、やっていけるよ」という主人公の気持ちが込められた歌詞に、背中を押されるようだ。
11. サムネイル
作詞・作曲:河野丈洋
疾走感でそのまま突き抜けていくようなロックチューン。松本素生のヴォーカルに寄って、命が吹き込まれたような丈さんの歌詞もまた、乙なんだよね。 困難が目の前で立ちはだかっても、とにかく突き進んでいこうというような前向きな気持ちをぶつけてくる。これぞGOINGなんだね。
CD-EXTRA. 「サンキュー」ビデオクリップ
監督:中野達仁
松本素生っぽい男の子が電車に乗ったら、松本素生が電車から降りてきた。面白いな。 その後は松本素生の田舎歩き。ノスタルジックな思いにふける。どうやら松本素生の半生を振り返っている?バンドメンバー演奏シーンは、シンプル。
CD-EXTRA. 「同じ月を見てた」ビデオクリップ
監督:中野達仁
まさかのいっさん結婚式。そこでバンドメンバーとともに演奏。さすがはバンドマン。 その後はいっさん主演の思い出ストーリー。仲睦まじい2人がいい感じじゃないですか。
●5th Album『TUTTI』● '06/2/22 release
GOING UNDER GROUNDの5枚目となるオリジナルアルバムは、「STAND BY ME」「キラリ」「Happy Birthday」のシングル3作を含む..全14曲。「トゥモロウズ・ソング」が未収録なのはちょっと残念だな。 さて、今作も良くも悪くもGOING節炸裂。疾走するギターロックと胸キュンな歌詞、松本素生の真っ直ぐなヴォーカルは安心感を覚えます。 素生&丈さん、それぞれの色で放つ楽曲も、世界が広がっていくように様々なシチュエーションを切り取る。 さらには打ち込みやスクラッチなども取り入れて、新しいGOING UNDER GROUNDの音を模索しているかのようにも思える。 それでも5人それぞれの音は、鮮やかに映えて、これぞGOING UNDER GROUNDの姿で見せてくれます。まさしく「TUTTI」な作品だね。 初回盤は、収録シングル3曲のPVを収録したCD-EXTRA仕様です。青春していたり、突き抜けた勢いを出していたり、こちらも見ごたえのある作品ですよ。
1. Primary Music
作曲:河野丈洋 produced by GOING UNDER GROUND
丈さん作曲によるインストナンバーでアルバムが巻く開ける。ドリーミングなサウンドは、まるで映画のサウンドトラックのごとく。 ふわっと広がるサウンドと躍動感溢れるビートに胸が躍ります。さぁ、いよいよアルバムが始まる。
2. パスポート
作詞:松本素生 作曲:松本素生・河野丈洋 produced by GOING UNDER GROUND
珍しく素生&丈さんコンビで曲を書いたトラックは、これぞGOINGな前向きソング。 悲しみを越えて、次なる一歩を踏み出す主人公の勇気を歌にしています。松本素生のヴォーカルも、とことん真っ直ぐに。
3. STAND BY ME
作詞:松本素生 作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND
走り抜けるGOING。アルバム「h.o.p.s.」の後となるシングルナンバーは、 ギターがかき鳴る疾走ロックチューン。年を重ねるごとに、離れ離れになってゆく心情を瑞々しく綴る歌詞が涙を誘うね。 映画や小説のような、山あり谷ありのメロディ展開で、ワクワクドキドキさせてくれるんだけれども、最後は切なく締まります。さすがは松本素生の世界だね。
4. キャンディ
作詞:河野丈洋 作曲:河野丈洋 produced by GOING UNDER GROUND
丈さん作詞・作曲の温かさ溢れるミディアムチューン。 キーボードの柔らかな音とどっしりギターが織りなすトラック。手拍子をして楽しさが出ているね。心が温まる1曲。
5. 口笛どろぼう
作詞:松本素生 作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND
イントロ無しで攻めるように音をぶつけてくるナンバー。 リズミカルで勇ましさが伝わってくるね。2人乗りのシチュエーションは相変わらず、青春を伝えてきます。若いね。最後のコーラスも、またどこかしらノスタルジックに。
6. シグナル
作詞:松本素生 作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND
冒頭からヴォーカルにエフェクトをかけては、幻想的に聴かせてきます。 メロディパートが7拍子という、これまたひねりが加わって、面白いね。サビではヴォーカルもストレートに。夜に生きる主人公の、寂しさがよく伝わってきます。
7. 南十字
作詞:河野丈洋 作曲:河野丈洋 produced by GOING UNDER GROUND
これまた、丈さんドラマティックな歌を作るな。メロディパートですでに山あり谷ありのラインを行き、どんどんと引き込まれていく。 星空の下、2人の世界が広がるように、爽やかさたっぷりのナンバー。夢見心地にさせてくれます。
8. 愛をちょうだいな
作詞:松本素生 作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND
イントロからガッツリギターを響かせては、どっしりと攻めてくる骨太ロックチューン。ドラムもドカドカと鳴らしては、躍動感たっぷりに。 愛に飢えた主人公のお話。君を求めて、君と一緒がいいんだ。ちょっと雄な部分が出たナンバーだね。
9. ノラ
作詞:河野丈洋 作曲:河野丈洋 produced by GOING UNDER GROUND
軽やかで温かい1曲。まさかのスクラッチが入ってきては、Hey DJな仕上がり。 GOINGの今までのアプローチを覆すようなテイストもあるけれども、軸はいつものラインだね。途中、松本素生の笑いながら歌うパートが微笑ましい。
10. Happy Birthday
作詞:松本素生 作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND
GOING UNDER GROUND流バースデーソングは、これまたかき鳴るギターが疾走しては、ゴリゴリロックサウンドで力強さでアピールするアップチューン。 ロマンチックな2人の関係が瑞々しさを彩る歌詞に、胸がキュンとなりますね。臭いんだけれども、2人の関係がいい感じに伝わってくるんだよね。
11. グッバイベイビー
作詞:松本素生 作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND
ドラマティックで煌びやかなイントロ。伊藤のキーボードをバックに、松本素生のヴォーカルが輝く始まり。 その後、バンドサウンドでガツンと音をぶつけてくる。夜を鮮やかな色で染めてゆく歌詞が、とっても瑞々しい。サビでのキーボードの効果も絶大。胸にしみわたるような1曲です。
12. orion
作詞:松本素生 作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND
ギターのかき鳴る音が優しく語りかけるように入ってくる。しっとり聴かせてくれるGOING UNDER GROUND。なんてドリーミングなんでしょう。 地元に帰って、君と駅で再会して、思い出話をして昔が蘇ってくる。 忘れていたものを思い出させてくれるような、しみじみとした思いが伝わってくる。12月に、センチメンタルな気分にさせてくれます。
13. きらり
作詞:松本素生 作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND
名曲「STAND BY ME」に続くシングルナンバーは、両A面でのリリース。 キラキラ煌めくミディアムロックチューンは、伊藤のキーボードの音が輝き度合いを加える。夏の終わりに輝く2つのダイヤモンド。 切ない歌詞が光を照らし出し、GOING UNDER GROUNDお得意の泣き虫ロックナンバーに仕上げてきました。 ドラマティックに展開しては、ついつい引き込まれて聞き入ってしまう。
14. いつまでたっても
作詞:河野丈洋 作曲:河野丈洋 produced by GOING UNDER GROUND
イントロから華やかに電子音が鳴り響き、これまでとこれからを音で表すGOING UNDER GROUND。打ち込みを使用して、雰囲気が一歩先の未来を進む感じになったね。 丈さん作詞・作曲のトラックは、シンプルなんだけれども、明るいサウンドが心を照らしてきます。「きみ“たち”を愛してる」と複数形になっているところがポイントかな。
CD-EXTRA
1. STAND BY YOU
リリックビデオ。歌詞が登場しては、焦点を当てる。ビデオのべースは、女子フットサルの世界。若さと美しさを兼ね備えて、みんな頑張っています。
2. きらり
メンバーが車に乗って海を目指す。そして海岸散策。一方、松本素生のラブストーリーも展開。青春だね。最後は線香花火。
3. Happy Birthday
スタジオでの演奏。パーティーのあとのような飾りが下に散らばっています。バックの照明もうまく使った映像の仕上がりです。
●Best Album『BEST OF GOING UNDER GROUND with YOU』● '06/6/28 release
GOING UNDER GROUND、初となるベストアルバムは、“君”と一緒に聴きたくなるコンセプチュアルな作品。ただ、単なるシングル曲で固めたベストアルバムとは一線も二線も画す作品となりました。 近辺で「STAND BY ME」や「VISTA」がCMソングに使われてスマッシュヒットを記録したタイミングに、もう一度振り返ってみるGOINGの歴史。 これまで発表した楽曲の中から、シングルだけでなくアルバム曲をバランスよく収録しているので、この時点でのGOING UNDER GROUNDを思う存分に味わえること間違いなし。 1曲目に配された丈さん作曲のインストナンバーが、このアルバムの入り口となり、その世界へと引き込んでくれます。そこから「トワイライト」「VISTA」「グラフィティー」と、畳み掛けてきますよ。 後半の「南十字」「kodama」「東京」と、まったりさせてくる流れもいいけれども、最後は「STAND BY ME」で駆け抜けて、「ハミングライフ」でまったりと包み込んでくれる。 全体を1編の物語を見るかのような構成で、文句なしだね。 初回盤はスリーブケース仕様&楽曲制作風景の映像を収めたCD-EXTRA仕様と、豪華な内容です。
1. my dear
作曲:河野丈洋 編曲:河野丈洋
ベストアルバムのオープニングを飾る新曲は、丈さんが手がけたインストナンバー。新しさと懐かしさが程よいバランスで薫り漂わせるメロディ。キラキラしたサウンドは GOING UNDER GROUNDのこれまでの軌跡を輝かせる。そして、ドラマティックな展開へと変身していく。
●6th Album『おやすみモンスター』● '07/11/7 release
GOING UNDER GROUND、前作はベスト盤だったために、オリジナルアルバムとしては、約1年半ぶりのリリースとなる6作目。 今作は、原点回帰のような痛快な音や勢いを感じさせながら、新たなGOING UNDER GROUNDの世界も聞かせてくれます。 シングルも「胸いっぱい」の爽快感、「Twister」のキラキラ感、「さかさまワールド」の重量感と、色々な要素を感じさせたけれども、アルバムでも様々な要素は健在。 ヴォーカルにエフェクトをかけてインパクトを出す「暗夜行路」、ナカザがヴォーカルを務める「ナカザのロック」、 ドラムビートのさすらい感がたまらない「カウボーイによろしく」など、GOINGの色々な面を出してきたかな。 また、今回は初回限定版にボーナストラックを収録したり、CD-EXTRA仕様でPVを収録したリト、見ごたえ聞きごたえがあるアルバムとなっています。
1. さかさまワールド
作詞・作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND & 松田“Chabe”岳二
アルバムからの先行シングルナンバーは、ギターがかき鳴る痛快ロックチューン。 メロディアスでキャッチーに、そして、全ての音がどっしりと襲いかかってくるロックチューン。松本素生のヴォーカルが、グイグイと押し寄せて、まるで訴えかけてくるような感じだね。 壊れた宇宙船の住人と例える心情、これいかに。とにかく前へ進むためと、必死さが伝わってくる。
2. TRAIN
作詞・作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND & 松田“Chabe”岳二
アップテンポの音でギターが軽やかに舞うロックナンバー。 トランペットが登場しては、まろやかながら力強さを出してくる。爽やかで伸びやかな1曲。次なるステージへと向かうようなナンバーだな。瑞々しさを携えて、走りゆくGOING。
3. 海にまつわるエピソード
作詞・作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND & 松田“Chabe”岳二
キラキラ眩しさを感じさせるイントロ。でも、中に入ると、ちょっとレゲエを彷彿とさせるリズムとギター。 海のあるところに住みたい、君と子作りしたいと、1人妄想する男のお話。切ないなぁ。ただ、東京に疲れて去ってしまった君のことを思っている歌でもあります。やっぱり切ない。
4. PLANET
作詞・作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND
次第にダイナミックになってゆくサウンドに、一気に引き込まれるミディアムロックチューン。ベースの音がどっしりと聞かせる。 歌詞がまた、重たいね。生きて行くことは誰かを踏みつけて前へと進むこと。道に咲いた花も踏み潰して、そんな俺をせめる自己嫌悪な感じが痛くて苦しい。
5. 暗夜行路
作詞・作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND
ヴォーカルにエフェクトをかけて、インパクトを出した始まり。ひねりを感じさせるところがまた、GOINGらしさを出す。メロディパートの音も、引きつけてくるね。 そこから疾走&キャッチーさを出すサビの丁寧な作り。わらべうたをモチーフとした歌詞もスパイスに。
6. ナカザのロック★
作詞・作曲:中澤寛規 produced by GOING UNDER GROUND
ナカザがヴォーカルを務めるロックチューン。がっつりガツガギターがかき鳴っては、 勢いを出してくるナンバー。細くも芯の強いヴォーカルで展開。でも、勢いだけで駆け抜けてゆくような感じもあるかな。ノリとつかみでOK。でも、ギターの音はさすがだよね。
7. TWISTER
作詞・作曲:松本素生 & 河野丈洋 produced by GOING UNDER GROUND
「胸いっぱい」に続くシングルナンバー。イントロからピコピコキラキラ、エレクトロなテイストを加えてきたトラックに、新しさを感じさせるGOING UNDER GROUND。 宇宙空間を泳ぐような気持ち良さが漂うBメロのメンバーコーラス。そこからサビへのスタイリッシュな展開に、引き込まれるね。心地よくて、瑞々しさが広がる爽快チューン。
8. Title
作詞・作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND
イントロからギターが重なって、鮮やかでかき鳴って、勢いを出すロックチューン。メロディラインはいつものGOINGらしい親しみやすさを放つ。 ただ、サビメロディはいつも以上に力強く、キリッとした感じだね。新しい一歩、新しいページ。そこにタイトルをつけてゆく、自分自身の物語。
9. カウボーイによろしく
作詞・作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND
オープニングからすでにクライマックス。サビから入っては、引き込んできます。 静かな口調と力強いベースの音ががっつりと聞かせてくれます。ドラムのビートも荒野を行くように聞かせる。Cメロでのメンバーのコーラスがいい感じだね。
10. モンスター
作詞・作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND
アルバムの核を担いそうなナンバー。じっくりミディアムテンポで、聞かせるどっしりサウンド。 心の中に住むモンスターと向き合う1曲。この曲の歌詞がまた、深くて、痛くて。悲しいニュースを見て自分と比べてしまう性を歌います。
11. 愛のうた
作詞・作曲:河野丈洋 produced by GOING UNDER GROUND
イントロがドラマティック。もう、タイトル直球のラブソングで切ないんだ。じっくりと聞かせてくれます。 ギターの滑らかな音も味わい深さを聞かせる。丈さんならではの世界で染め上げる。サビの厚みがいいね。
12. 胸いっぱい
作詞・作曲:松本素生 produced by GOING UNDER GROUND
疾走感たっぷりのロックチューン。爽やかさたっぷりのロックチューン。これぞGOINGなロックチューン。 ということで、それそれのメンバーの音がうまくバランスよく広がり、ギュッと詰め込まれています。それでいて、メロディもキャッチーながらの切ない要素もあって、聞き応えがありますね。 そして、爽快感と高揚感に包み込まれて、お腹いっぱいになる曲です。
13. おやすみ
作詞・作曲:河野丈洋 produced by GOING UNDER GROUND
初回限定ナンバー。なんと、メンバーたちによるアカペラナンバー。 素敵なハーモニーを奏でています。松本と丈さんが順番に歌声を聴かせてくれる曲です。とっても温かいな。
CD-EXTRA. 「さかさまワールド」PV
トラウマ級PV。白黒ベースの映像。バスの中でメンバーが食事。そのバスを大勢がたたいている。なんだかゾンビ映画のようだな。怖いよ。
●Best Album『Complete Single Collection 1998-2008』● '08/5/21 release
GOING UNDER GROUND、デビュー10周年を祝うアイテムは、コンプリートシングルコレクション。 メジャーデビュー曲「グラフィティー」から、最新曲「初恋」のカバーまで、もちろん両A面曲扱いのナンバーも全曲収録しています。さらには新曲、そしてインディーズ時代の貴重な音源も収録。 年代順に収録されているので、彼らの音楽変遷を知ることができますね。粗さと若さのインディーズ期、そして青春泣き虫ロックなメジャーデビューからの、ギターロックバンドとしての確立、 名曲「トワイライト」や「STAND BY ME」などが定期的に生まれています。ただ、ついこの間ベストアルバムが出でいたので、 ちょっと早いんじゃないの?と思ってしまう今回のリリース。まぁ、完全収録コンプリートの2枚組、とことん味わい尽くしますか。 初回盤は「初恋」のアコースティックバージョンをボーナストラックとして収録しています。
2-13. My Treasure
作詞・作曲:松本素生
シングルコレクションに収録された新曲。イントロなしで始まる、疾走感たっぷりのロックチューン。 ピアノが前に出ている鮮やかなを音を放ちます。なんでも、SUEMITSU & THE SUEMITHに触発されて作った曲とのこと。 なるほど、そんな雰囲気が出ているね。ピアノグラインドロックよろしく、ガツガツと攻めてきます。歌詞は相変わらず、青春だな。
2-14. 初恋 (アコースティック・ヴァージョン)
村下孝蔵「初恋」のカバーを発表したGOING UNDER GROUND。 ベスト盤の初回盤にボーナストラックとして収録されたアコースティックバージョンは、ざっくりギターの音をかき鳴らす。情に訴えかけてくるような感じがかっこいいな。 バックでかすかにエレキの音が入っているけれども、これはいらなかった。完全なアコースティックでのバージョンが聞きたかったのが本音。
●7th Album『LUCKY STAR』● '09/3/4 release
10周年を迎えたGOING UNDER GROUND、ベスト盤の後に放たれた作品は、ちょっと辛気臭くも感じるロックアルバム。まず、ジャケットのインパクトがあってですね。 キン肉マンの中のキャラクター「ペンタゴン」が登場。なぜに?そのちょっと不思議なテイストで気を引いては、本編もイントロなしで松本が歌を聞かせてくれるんだ。 丈さんが自身の作詞曲ナンバーを歌い上げたり、いつものGOINGなのに、いつもとは違った雰囲気を伝えてくる。 シングルナンバー「いっしょに帰ろう」の勢いそのままに聞かせてくれると思ったら、そうじゃなかったんだよな。 このアルバムをもって、キーボードの伊藤が脱退。そして、GOINGはビクターからポニーキャニオンへとレコード会社を移籍するわけです。
1. 世界のまん中
作詞・作曲:松本素生 produced and arranged by GOING UNDER GROUND
イントロから派手に美しく飾ってきた。始まり始まり。でもって、まるでCOLDPLAY「VISA LA VIDA」なテイストを盛り込んできた。 なかなか面白い遊びをしているね。バンドでガツンというよりかは、キーボードやドラムが音を飾っている感じかな。メロディアスなサビがジワリとしみ込んできます。
2. LUCKY STAR
作詞・作曲:松本素生 produced and arranged by GOING UNDER GROUND & 高野勲
アルバムのタイトルチューン。まずはアコギがざっくりと味わい深いテイストを盛り込み、途中からはベースなども入ってきて厚みを増す。 でも、ゆったりしっとりテイストのまま進行するミディアムロックチューン。切なくしみじみと。
3. 夕
作詞・作曲:松本素生 produced and arranged by GOING UNDER GROUND & 高野勲
イントロ無しで、いきなり松本熱唱。すごくインパクトがありますね。 シンプルなメロディと、ちょっと切なさを出す歌詞。昔懐かしい実家のような情景を描いてきました。全体的に味わい深さが表れています。
4. How do you feel?
作詞・作曲:松本素生 produced and arranged by GOING UNDER GROUND
ドラムがガツガツ、ドカドカと、なかなかかっこいいじゃないですか。 その後のキーボードの音が爽やかに広がるサウンド。とにかく清々しさ先行で、GOINGの眩しさが出ている。瑞々しく染め上げてきましたね。
5. ラストダンス
作詞・作曲:河野丈洋 produced and arranged by GOING UNDER GROUND
丈さんがヴォーカルを務める優しいミディアムロックチューン。 ステップを踏むような軽快なビートと、伸びやかなヴォーカルが交差します。松本素生とは違った世界が鮮やかに映える。言葉数も多いね。
6. トーキョー・キャンバス
作詞・作曲:松本素生 produced and arranged by GOING UNDER GROUND
この曲もイントロなしでスタート。落ちついた感じの松本素生のヴォーカルが印象的。 こちらはシンプルなロックチューン。ミディアムテンポのナンバーで、キラキラSEが流星のごとく光り輝きます。サビは鮮やかなメロディが舞うんだな。
7. Mr. Lonely
作詞・作曲:松本素生 produced and arranged by GOING UNDER GROUND & 高野勲
「STAND BY ME」のような疾走感とスタイリッシュなタイストで駆け抜けてゆくロックチューン。 これぞGOINGなテイストが、あふれんばかりに出ています。
8. チェリーボーイ
作詞・作曲:松本素生 produced and arranged by GOING UNDER GROUND & 高野勲
タイトル、行きましたね。あの頃の気持ちそのまま、ガツガツと聞かせてくれるティーンエイジロック。 みんな、何をやるにも初めて。そんな期待と不安が見事に入り混じった歌詞がいいんだな。
9. アワーソウル
作詞・作曲:河野丈洋 produced and arranged by GOING UNDER GROUND
再び丈さんがヴォーカルを務めるナンバー。3/4拍子で始まり、トリッキーに。 その後も4拍子?2拍子?3拍子?惑わせながらも、平常運転に歌を聞かせる丈さんです。アコースティックな軽やかロックサウンドがポイントの1曲。
10. なんでぼくらは
作詞・作曲:松本素生 produced and arranged by GOING UNDER GROUND
語るように、つぶやくように、伝えるように聞かせる松本素生のヴォーカル。 軽やかな始まりのミディアムバラードナンバー。落ちついた雰囲気の音だけれども、ストレートなラブソングです。君が好きという思いが、どっしりと演奏に乗って届けられる。
11. スローモーション
作詞・作曲:松本素生 produced and arranged by GOING UNDER GROUND
イントロから「STAND BY ME」「VISTA」のような爽やかロックテイストを感じさせる1曲。 歌詞がまた、切ないね。近くて遠い君のことを思う主人公です。やっぱり、こういう世界を歌うのがお得意だよね。
12. すべての音楽が鳴りやんだあとに
作詞・作曲:松本素生 & 河野丈洋 produced and arranged by GOING UNDER GROUND
最初のフレーズはなんだ?エフェクトかけたナレーションのごとく、そこからの本編は、シンプルなバラードチューン。 どっしりと聞かせながら、松本素生と丈さんのWヴォーカルで光る1曲です。音楽を続けて行く意気込みを歌にしたいるようで、なかなかかっこいいな。
13. Twinkle
作曲:河野丈洋 produced and arranged by GOING UNDER GROUND
久しぶりにインストナンバーを聞かせてくれます。丈さん作曲の瑞々しいメロディアスなトラック。 最初は神秘性があり、途中からバンドサウンドでガツンと聞かせてくれる。これもGOINGな世界観がよく出ているんだ。
14. いっしょに帰ろう
作詞・作曲:松本素生 produced and arranged by GOING UNDER GROUND
ベストアルバム発表後の初シングルナンバーは、随分と暗い始まり。しっとりと聞かせる松本素生のヴォーカル。そして、アップテンポのビートがまた切ないんだ。 サックスがムードを出して、盛り上げる。サビに入ると、一気にロックモードに。そして、思いを叫ぶかのように仕上がりを聞かせる。でもって、Cメロのコーラスが不安を掻き立てるような怖さがあります。 シングルのジャケットが劇団ひとりがまたいいな。
●8th Album『稲川くん』● '11/4/27 release
GOING UNDER GROUND、ポニーキャニオンへレコード会社を移籍しての第1弾フルアルバム。 「LISTEN TO THE STEREO!!」「LONG WAY TO GO」の2枚のシングルでもタッグを組んだ、BEAT CRUSADERSのヒダカトオルプロデュースナンバーで、 今までとはちょっと違ったGOING UNDER GROUNDを聞かせてくれました。 その勢いもあるし、やはりメンバーが1人少なくなったことで、さらにバンドの頑張りよう、結束力も伝わってくるかな。さまざまなタイプの曲もあるけれど、 やはり成長が伺えるし、「青春泣き虫ロック」の面影もあまりないように感じるかな。タイトルは昔の友人の名前。 しかも、タイトル曲を制作していたけれども、間に合わないとのことで、オープニングはインストのプレリュードと相成りました。まぁ、次のアルバムでは無事に完成して収録されましたがね。 なんだかんだ、今作は試行錯誤な感じで、バンドへどこへ進むのか、その墓標となるようなアルバムですね。
1. Merry Christmas Mr. INAGAWA
作詞・作曲:松本素生 Produced by GOING UNDER GROUND Arranged by GOING UNDER GROUND & HARCO
アルバムのオープニングを飾るナンバー。1フレーズのみ歌があって、あとはインスト。タイトルはなかなかひねりが効いているね。オマージュがいい感じ。 本来であれば、「稲川くん」というタイトルソングだったものの、間に合わずに完成しないでこのような形での収録となりました。完成形は次作へ繰越し。
2. 名もなき夢 ~煩悩青年とワーキングママ~
作詞・作曲:河野丈洋 Produced by GOING UNDER GROUND
冒頭のドラムがパンチをものすごく効かせて響き渡るんだ。丈さん作詞・作曲のナンバー。 リズミカルなロックサウンドに乗せて、松本素生が力強く歌い上げる。諦めないで、夢を見続けていこうと、背中を押してくる。そして、いつかイメージ通りになるという前向きソングだ。
3. LISTEN TO THE STEREO!!
作詞:松本素生 作曲:松本素生、河野丈洋 Produced by ヒダカトオル、GOING UNDER GROUND
GOING UNDER GROUNDがレコード会社をポニーキャニオンに移籍。 その第1弾シングルは、なんとBEAT CRUSADERSのヒダカトオルをプロデューサーに迎えてのアグレッシヴなロックチューン。 今まで以上に尖った音、このゴリゴリとした音がバンドとしてさらに成長した感じを出してくるね。ただ、この音に対して、ファンからは賛否両論だったとか。 やっぱり泣き虫青春ロックの路線を期待した人が多かったんだろうね。まぁ、メンバーも1人脱退して、ここから新生ゴーイングも味わいたいということですよ。ライブでは大盛り上がりな1曲。
4. 所帯持ちのロードムービー
作詞・作曲:松本素生 Produced by 庄司信也、GOING UNDER GROUND
じわりじわりと響き渡るミディアムロック。タイトルさながら、随分と大人な世界を歌っていますね。 ただ、冒頭から意味深な歌詞なんだ。「そこへゆけ、Yeah」「越えてけ、Yeah」の「Yeah」を「家」にかけていると思えてしまう。
5. RAW LIFE
作詞・作曲:松本素生 Produced by ヒダカトオル、GOING UNDER GROUND
弾けるロックチューン。ざっくりギターやキーボードで彩りを加えて、展開していきます。 突き刺してくるような濃いめのバンドサウンドが生きてくるね。サビのキャッチーさは韻を踏んでは、訴えかけてくるように聞かせてくれます。今を楽しもうという感じですね。
6. ジョニーさん
作詞・作曲:松本素生 Produced by GOING UNDER GROUND Arranged by GOING UNDER GROUND & HARCO
オープニングは往年のロックな感じで。この曲では、ヴァイオリンがものを言うね。一緒になって、ポップに弾けるナンバー。 古き良き時代を彷彿とさせるかのようなサウンドは、GOING UNDER GROUNDには今まで無かったタイプの曲かな。HARCOのアレンジが効いている。
7. ベッドタウンズ チャイム
作詞・作曲:松本素生 Produced by ヒダカトオル、GOING UNDER GROUND
冒頭のヴォーカルにエフェクトをかけて歪ませたり、工夫を見せる始まるのロックチューン。 郊外の風景を切り取り、見事に描き出す松本素生の歌詞は、なかなかリアルに伝わってくるね。ちょっと切なく、味わい深く。
8. さよなら僕のハックルベリー
作詞・作曲:松本素生 Produced by GOING UNDER GROUND
トム・ソーヤの友人、ハックルベリー・フィンを題材にした作品。冒頭でヴォーカルをじっくりと聞かせた後は、疾走感たっぷりのガツガツロックが展開。 どこかしら「STAND BY ME」「トワイライト」な路線を感じさせる音とメロディだね。青春泣き虫ロックも力強さを増した音をぶつけてくる。
9. 詩人にラブソングを
作詞・作曲:松本素生 Produced by GOING UNDER GROUND Arranged by GOING UNDER GROUND & HARCO
アコースティックなテイストの3拍子ナンバー。どこかしら、Billy Joel「Pianoman」な雰囲気が出ている。 まったりロックチューンで、じっくりと聞かせてくれる1曲です。味わい深さを醸し出してくるね。 サビではテンポを変えて、よりじっくり聞かせてくれる展開。う~ん、無理にそんな変化球を投げなくても良かったんじゃないかな。
10. LONG WAY TO GO
作詞・作曲:松本素生 Produced by ヒダカトオル、GOING UNDER GROUND
GOING UNDER GROUND、ポニーキャニオン移籍第2弾シングル。こちらもBEAT CRUSADERSヒダカトオルをプロデューサーに迎えてのパップチューンです。 声を出して、手を挙げて、聞いている者が1つになるような雰囲気を醸し出してくるね。青春時代から時代が経っては大人になった。 ロックミュージシャンのような世界を伝えてくるようだね。中盤では雰囲気を変えては、メロディアスでドラマティックに。
●Live Album『GOING CLASSICS live at HOKUTOPIA』● '12/5/10 release
GOING UNDER GROUNDのライブアルバムですが、今作は通販並びにライブ会場限定発売というスペシャルアイテム。 ただのライブではなく、ストリングスをはじめとしたオーケストラとのコラボレーションということで、ゴーイングの新しい世界を感じることができます。 また、この時点での未発表曲「Shining」はじめ、選曲も随分とコアなもので、ファンにはたまらない1枚となっています。ジャケットの偉大なる作曲家風イラストもまた、いい感じですね。
ドラマティックなイントロにうっとりなM-1。そこからしっとりと、ゆったりと、ストリングスも加わってダイナミックに変身していく。弦の刻みやフルートの舞がいい感じだね。 アコースティックな味付けでM-2。軽やかな音をバックに、フルートや弦のピチカートの音が、より温かくさせてくれます。ほんわかした空気に包まれる。 こちらもまた、まったり軽やかまろやかなM-3。オーボエのような木管がいい音を出してくるね。この曲では、丈さんがヴォーカルを聞かせてくれます。 しなやかな弦のイントロが感動路線を演出するM-4。こちらも丈さんヴォーカルで、じっくりとした世界を聞かせてくれます。後半からは松本素生のヴォーカルで展開。とにかくGOINGの愛に包まれる。 イントロの躍動感が、アコースティックでも見事に演出してくるM-5。ピチカートの音使いとアコギの音がまた、いい味を出してくるんだ。 イントロはもう弦の音にすっかり引き込まれるM-6。優しい松本素生のヴォーカルが響き渡る。ドラマを生み出すような優しく繊細なアレンジが生きた曲だね。 アップテンポナンバーM-7も、ストリングスのしなやかさを加えて聞かせてくれます。意外とビートを加えて盛り上がり人拍車をかけてきたね。
●9th Album『Roots&Routes』● '12/11/14 release
GOING UNDER GROUNDの9枚目となるオリジナルアルバム。前作「稲川くん」から実に1年7ヶ月。一度完成しかけた作品を、改めて聞き直して、作り直すという作業を行なった結果が、この作品。 完成しかけていたのに作り直すという決断、相当の覚悟があったことでしょう。妥協はしなかったゴーイングの思いがとことん詰まった作品となりました。 丈さん作詞・作曲のナンバーが半数を占めては、より味わい深い作品となったかな。その中で、一際異彩を放つナカザのソロ曲「ナカザのディスコ★」。 RAM RIDERをアレンジャーに迎えては、まさかの4つ打ちディスコチューンで腰を打ってきました。なんだかんだで、しっかりとバンドとして成長しているとともに、面白さにも磨きがかかってきたね。 まだまだ、彼ら4人の思いが伝わってきます。
1. 1978
作曲:河野丈洋 Produced and Arranged by GOING UNDER GROUND
アルバムのオープニングを飾るインストナンバー。ポロンポロンとピアノが響いた後は、濃い笛やストリングス、そしてピコピコな音をミックス。 1978年頃のサウンドを彷彿とさせる幕開けですね。
2. シナリオライター
作詞・作曲:松本素生 Produced by GOING UNDER GROUND Arranged by GOING UNDER GROUND & HARCO
これぞゴーイングな疾走ロック。イントロから心を掴んでくる1曲だね。松本素生のヴォーカルをバックアップするような、それぞれの音が鮮やかに出てきます。 全体的なキラキラ感は、往年のゴーイングの復活かな。「トワイライト」「STAND BY ME」的な味わいを感じさせるんだ。
3. Breakthrough
作詞・作曲:河野丈洋 Produced and Arranged by GOING UNDER GROUND
イントロからギュインギュインとギターがほとばしる。そこに眩しいまでのキーボードの音も加わってくる。 深みと味わいを増した疾走ロック。丈さん作詞・作曲のナンバーは、とことん前へ前へと突き進む歌だ。
4. Roots
作詞・作曲:松本素生 Produced and Arranged by GOING UNDER GROUND
イントロでよぎるヒット曲「グラフィティー」。過去と現在を結びつけるようだね。 歌い始めも「トワイライト」感があって、なかなか面白いナンバーだ。ゴーイングの要素を全て詰め込んでいるような曲だね。サクッと爽やかに通り過ぎてゆく。
5. 1998 ~土曜日の夜と日曜日の朝~
作詞・作曲:松本素生 Produced by ヒダカトオル、GOING UNDER GROUND
ドカドカリズムに気持ちを昂らせるロックチューン。ヴォーカルにエフェクトをかけて聞かせてくるとは、また珍しいね。 1998年の彼らを振り返るように、展開。途中で登場してくるバンド名に時代を感じさせます。最後の締め方は、The Beatlesっぽい。
6. ナカザのディスコ★
作詞:中澤寛規 作曲:河野丈洋 Produced by GOING UNDER GROUND Arranged by GOING UNDER GROUND & RAM RIDER
イントロからもう、驚かされますよ。ナカザのリードヴォーカルで、まさかの4つ打ちディスコチューンですよ。 なるほど、アレンジにRAM RIDERが参加しているのか。この音は納得です。歌詞はもうノリですね。ダサかっこいい。ピコピコなのに、きちんとゴーイングしているところがまた、不思議なんだよね。 でもって、この曲がまたライブで映えるし、みんなペンライトを振って盛り上がるんだな。
7. 刹那
作詞・作曲:河野丈洋 Produced and Arranged by GOING UNDER GROUND
こちらもオープニングから煌めきを注いでくるミディアムチューン。デジタルサウンドにバンドの音を加えた新機軸な1曲。 キャッチーで盛り上がるというよりかは、じっくりと聞かせてくれるライプの楽曲。さすがは丈さんの世界です。
8. 稲川くん
作詞・作曲:松本素生 Produced and Arranged by GOING UNDER GROUND
前作アルバムタイトル曲がついに完成。今作での収録となりました。しっとりとした音で、あの頃へ連れ戻してくれるかのようだ。 切々と歌い上げる松本素生のヴォーカルも、稲川くんを見事に映し出す。切ないシチュエーションに、ホロっとくるね。
9. コーンフレークダイアリー
作詞・作曲:松本素生 Produced by ヒダカトオル、GOING UNDER GROUND
イントロからギターといいドラムといい、かなり特徴的な音をぶつけてくる。歌が始まると、ドカドカと弾むゴーイング。 サビでは少々テンポが上がって、工夫があるね。この曲も、あの頃と今を比べるような、ちょっと切なさが出ているかな。
10. 1+1
作詞・作曲:河野丈洋 Produced and Arranged by GOING UNDER GROUND
イントロ無しでガツンと始まるロックチューン。丈さん作詞・作曲のナンバー。思いの丈をぶつけてくるように、言葉が押し寄せてくる。 Stevie WonderやThe Beach Boysが歌詞に登場してくるところにも注目。そして、1+1はいくつもの可能性を秘めている。ロックが全てを知っていると胸を張って伝えてくるね。
11. 愛なんて
作詞・作曲:松本素生 Produced by GOING UNDER GROUND Arranged by GOING UNDER GROUND & HARCO
しっとりと始まるバラードナンバー。映画のテーマ曲ということで、ドラマティックな展開を聞かせてくれます。 ピアノの音が結構前に出てきているね。優しさいっぱい。嫌なこともあるけれども、僕たち私たちは、一緒に生きていたいんだ、という思いが伝わってきます。
12. なんにもいらない
作詞・作曲:河野丈洋 Produced by GOING UNDER GROUND Arranged by GOING UNDER GROUND & HARCO
軽やかに弾むポップなロックチューン。丈さん作詞・作曲のナンバー。世の中色々と溢れすぎていて、何もいらないと訴えかける。 その方が身軽に動くことができるしね。本当のこと以外はいらないんだ。テンポが途中で変わって、面白さを出してくる。
13. 9th Route
作詞・作曲:河野丈洋 Produced by GOING UNDER GROUND Arranged by GOING UNDER GROUND & HARCO
丈さん作詞・作曲のナンバーは、丈さんと松本素生のWヴォーカルで聞かせてくれるポップなロックチューン。 爽やかなメロデイラインで進行していったと思ったら、サビでは急にフォークソングのような青春テイストで聞かせる展開に。2人のハモリもなかなかですね。
14. Shining
作詞・作曲:河野丈洋 Produced by ヒダカトオル、GOING UNDER GROUND
アルバムのラストナンバー。丈さん作詞・作曲の身でィアムロックチューン。こちらは一足早く、ホクトピアのライブで披露されたナンバーですね。 懐かしさを漂わせると同時に爽やかさも届けてくれる。タイトル通りに、輝きを放つ1曲だね。輝きにも似たあの頃に受けた衝撃は、忘れられない。
●10th Album『ひとりぼっちになる日のために』● '14/3/5 release
GOING UNDER GROUNDの記念すべき10枚目となるオリジナルアルバム。今作は、インディーズからのリリースということもあり、少々自由な感じで製作されたような印象を感じます。 前々作、前作と、ちょっと変化球も加えては実験性も感じたゴーイング。ヒダカトオルのプロデュースや、製作したものを一から作り直したりと、試行錯誤も経験して、いよいよ今作。 今回も、なんだかんだで、これぞゴーイングなナンバーもあれば、4つ打ちダンス系な音も放ってくるなど、ゴーイングが今やりたいことを思う存分にやっている感じだね。 そして、シングル「カモメトゥモロー」「ならば青春の光」で共演した末光篤が作曲したナンバーを収録したり、あの浅田信一をプロデューサーに招いたりと、全くひとりぼっちを感じさせませんね。 しかしながら、ゴーイング、このアルバムをもって、丈さんが脱退というまたまた正念場を迎えることとなりました。
1. ALONE AGAIN
作詞・作曲:松本素生 Produced by 浅田信一 Arranged by GOING UNDER GROUND、浅田信一
アルバムのオープニングを飾るナンバーは、浅田信一のプロデュースで、これまたこれまでのゴーイングが再び帰ってきたような骨太ロックサウンドが展開。 その中で、キーボードの鮮やかな音も手伝ったり、丈さんのドラムも力強さを出してアグレッシヴな感じがダイレクトに伝わってきた。 再びゴーイングの物語が今始まる。
2. Turquoise blue
作詞:松本素生 作曲:松本素生、河野丈洋 Produced by 浅田信一 Arranged by GOING UNDER GROUND、浅田信一
随分と個性的なドラムの音で始まるミディアムロックチューン。ギターの音が、ジャッジャッと入ってくると、ウキウキな感じで響き渡るメロディパート。 一転して、サビではよりどっしりと構えてくるような音をぶつけてくる。なんかいろんな要素が詰まっていて楽しいね。コーラスワークもなかなか。
3. STORMY STORIES
作詞:松本素生 作曲:松本素生、河野丈洋、末光篤 Produced & Arranged by GOING UNDER GROUND
エッジの効いたギターが冒頭から響き渡れば、負けじとピアノが追い討ちをかけてくる。こちらの曲も末光篤がピアノで参加したグラインドロックアプローチなナンバー。 瑞々しくてメロディアスなメロディパートに、どんどんと引き込まれてゆく。疾走感がありながらも、懐かしさを感じさせるメロディは、さすが末光篤な作りです。
4. ウォーターメロンシンフォニー
作詞・作曲:松本素生 Produced & Arranged by GOING UNDER GROUND
タイトルがまぁ、個性的というか、面白さがあるね。懐かしさの出たサウンドとテンポで聞かせて展開するミディアムトラック。 松本素生のヴォーカルから、しみじみと歌詞が紡ぎ出される。
5. 僕たちのフィロソフィー
作詞:松本素生 作曲:松本素生、河野丈洋 Produced & Arranged by GOING UNDER GROUND
まさかのシンセサウンドに打ち込みときたら、新しいゴーイングが展開してきます。 EDMなアプローチを感じさせて、デジロックを聞かせてくれます。タイトルもそうだけれども、やっぱり何か一味二味、違いを感じさせるね。 歌詞の中にもあるけれども、これがゴーイングの「brand new sound」だね。
6. ならば青春の光
作詞:松本素生 作曲:末光篤 Produced & Arranged by GOING UNDER GROUND
GOING UNDER GROUNDのシングルナンバーは、インディーズでのリリース。「かもめトゥモロー」に引き続き、末光篤とのコラボとなっています。 作曲とピアノを末光篤が担当したロックチューンで、彼の味が出まくっているんだな。 繊細かつアグレッシヴに。そして、松本素生のヴォーカルと歌詞は、まさしく青春だね。爽やかに響き渡ると同時に、切なさも展開だ。 間奏での「SATURDAY IN THE PARK」みたいなメロディもまた、惹きつけてくるね。
7. 哀愁のBOY
作詞:松本素生 作曲:松本素生、中澤寛規 Produced & Arranged by GOING UNDER GROUND
キラキラでピコピコな音をぶつけてくるゴーイング。この曲もまた、面白いサウンドを展開してくるね。 これは前作「ナカザのディスコ★」の経験が生きているんだろうな。そんなノリでキャッチーに攻めてくるところもまた、いい感じだ。
8. my small town
作詞・作曲:松本素生 Produced & Arranged by GOING UNDER GROUND
ゆったりまったりと聞かせてくれるミディアムチューン。前回ツアーでデモバージョンを来場者にプレゼントしてたけれども、より磨きがかかったバージョンになりました。 これぐらい淡々としていながらも、ドラマティックなアレンジで、より松本素生の言葉が鮮やかに映えてくるね。田舎の地方都市のような姿が、歌詞で浮かび上がってくるね。
9. Tangerine Orange
作詞・作曲:河野丈洋 Produced & Arranged by GOING UNDER GROUND
丈さん作詞・作曲のナンバーは、ゴリゴリとキラキラがミックスされたゴーイングのサウンドをぶつけてきます。 サビでのスタイリッシュに突き抜けていく感じがまた、かっこいいね。松本素生のヴォーカルに重なるコーラスも、ちょっと幻想的に。
10. カモメトゥモロー
作詞:松本素生 作曲:松本素生、末光篤 Produced & Arranged by GOING UNDER GROUND
まさか、この2組が共演するとは驚きだよね。GOING UNDER GROUNDとSUEMITSU & THE SUEMITHこと末光篤のコラボは、グラインドピアノロックをお届け。 両者が得意とするサウンドを見事なまでにガツンとぶつけてくるアップチューンです。松本素生がメインヴォーカルを務めては、メッセージを真っ直ぐと届けてくる。 弾むピアノの音にどっしりバンドサウンドが絡み合い、不思議なまでに両者を体現しているね。