album

1st Album『Automatic』● '05/5 release

タイ初のエレクトロポップデュオ、Blissonicのデビュー盤。 打ち込みを多用し、ポップに弾ける楽曲はじめ、心地よいぐうtーヴチューンや、アンビエントトラックで幻想的に仕上げてきたりと、 とにかくオシャレなんだな。ラウンジ系のサウンドも投入したりと、まるでタイのm-flo? タイのClazziquai Project?ヴォーカルのBim Hoontrakulの愛くるしい声もオシャレに響き渡ります。 全体的には1980年代風の打ち込み音で、レトロでどこかしら懐かしいんだけれども、この音に不思議とどんどん引き込まれていきます。 これがタイで点火しうるサウンドとは信じられないような、完成度が高いアルバムです。ただ、この1枚のリリースで終わってしまっているのが勿体無い。

1. Bauk Chun Noy

Words by Chaktorn Kajornchaikul Music by Pete Tanskul / Chaktorn Kajornchaikul Arraged by Pete Tanskul

冒頭から1980年代の打ち込みポップを彷彿と左折サウンドで軽やかに展開。 ヴォーカルがフワッと軽く、心地よさが広がります。メロディアスなラインをたどり、アジアンな雰囲気を感じさせないポップチューンです。

2. Wun Tee Chun Maung Kon Diow

Words by Chaktorn Kajornchaikul Music by Pete Tanskul / Chaktorn Kajornchaikul Arraged by Pete Tanskul

アップテンポの打ち込みポップチューン。カラッと晴れたサウンドと瑞々しいヴォーカルがうまい具合に絡み合う。 Bメロパートでコーラスが加わると、厚みを増してきたね。間奏でのギター音がスパイスとなるけれども、全体的にオシャレ。

3. Tieng

Words by Joon Bum Ahn Music by Bryan Thep Woytowich / Chaktorn Kajornchaikul Arraged by Pete Tanskul

クールなミディアムテンポのトラックは、幻想的なサウンドを振りまいて、心地よさを出してくるバラードチューン。 とにかく、聞いていて気持ちがいいね。比較的落ち着いた雰囲気で進行しては、ヴォーカルも気持ちを丁寧に届けてくれるかのようだ。

4. Muea Dai Yin Pleng Nee

Words by Chaktorn Kajornchaikul Music by Pete Tanskul / Chaktorn Kajornchaikul Arraged by Pete Tanskul

弾けるポップチューン。打ち込み音は前面に出ているけれども、 軽やかさを出してきました。アコースティック音を持ってきてはいるものの、全体的には眩しい仕上がりなのは、Blissonicの持つべき力なのかな。

5. Jow Ying Kon Tau Pai

Words by Chaktorn Kajornchaikul Music by Pete Tanskul / Chaktorn Kajornchaikul Arraged by Pete Tanskul

イントロなしで歌が始まったと思ったら、随分とクールな歌とサウンド。 どこかしらスペイシーで、冷たい音だね。前曲の陽気な雰囲気がガラッと変わって、随分とかっこいい。 ウネウネグルーヴの元、鋭さがあって、インパクトがあるね。Cメロでのラップ調ヴォーカルも効き目があります。

6. Mai Chai Chun

Words by Chaktorn Kajornchaikul Music by Pete Tanskul / Chaktorn Kajornchaikul Arraged by Pete Tanskul

こちらもイントロなしでヴォーカルが入ってきたら、オシャレなジャズボッサなテイストで進行。 Bメロからは打ち込みが加わって、より軽やかに。そしてサビでは華やかに変身していく、ポップでキュートなナンバー。 全くタイらしさを感じさせないから、驚きです。いいねぇ、清々しくて爽やかです。

7. Krung Rak

Words by Chaktorn Kajornchaikul Music by Pete Tanskul / Chaktorn Kajornchaikul Arraged by Pete Tanskul

シンセ弾けるエレポップチューン。その中を軽やかに泳ぐように、ヴォーカルが舞います。 SEも華やかで、トラック自体もリズミカル。とにかくオシャレに染まっています。打ち込みの魅力を大いに伝えてくるようだ。

8. Chow

Words by Chaktorn Kajornchaikul Music by Pete Tanskul / Bryan Thep Woytowich / Chaktorn Kajornchaikul Arraged by Pete Tanskul

ラジオプログラムのようなSEを加えて始まるアンビエントバラードチューン。 深い打ち込みのトラックが、幻想的に広がって、ヴォーカルとともに包み込まれてゆく心地よい世界にうっとりです。 夢見心地にさせてくれますね。

9. oh...oh...

Words by Chaktorn Kajornchaikul Music by Pete Tanskul / Chaktorn Kajornchaikul Arraged by Pete Tanskul

アップテンポのエレクトロポップチューン。ギターの音も鮮やかに入ってきては、鋭さを加える1曲。 このアルバムの中では、結構ロックなアプローチも感じるかな。そして、キャッチーなサビでノックアウト。 「oh oh」のフレーズが頭の中を駆け巡ります。

10. Maung Chun Kon Nee

Words by Chaktorn Kajornchaikul Music by Pete Tanskul / Chaktorn Kajornchaikul Arraged by Pete Tanskul

アルバムのラストを飾るのは、やっぱりバラード。 しっとりと奏でられるピアノの音色に乗せて、ゆったりヴォーカルが響き渡る。と思っていたら SEを加えて、ゴージャスさを加えて鮮明にしてきました。サビでもギターの音がスパイスになっているね。

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