2015年7月21日
【システム企画のマインドマップ活用術】
~情報の海で溺れないためのマインドマップ(実践編1/2)~
前回(2015/6/8)のコラムでマインドマップを情報収集で活用する方法について紹介しました。今回はそのステップに沿って情報収集を行った実践編ということで、「準備~Step1」について書いていきます。
準備 : 集める情報のテーマを決める
今回は「聞き上手になる」というテーマを設定しました。
このテーマに関連すると思われる、インタビューのポイントや話の聞き方といったことが書かれている書籍を3冊選びました。
Step1 : 情報をいくつか探し、それぞれの情報について要点をマインドマップでまとめる。
まず1冊につき1枚マインドマップを作成します。書籍の章ごとにメインブランチを作り、要点となるキーワードを書いていきます。この時、自分が感じたことや考えたことなども一緒に書いておくとよいでしょう。
また、1ページずつじっくり丁寧に読むよりも、章や見出しのタイトルごとにザックリと読み、全体像をつかみながらマインドマップにまとめていくと効率的です。今回は情報収集のためのに読み方を変えていきます。
実際に選んだ書籍を読んで作成したマインドマップを紹介します。
◆ 聞く力―心をひらく35のヒント(文集新書):阿川佐和子
◆ 話すより10倍ラク!聞く会話術(ディスカバー):西任暁子
◆ なぜかうまくいく人の「聞く」技術(ダイヤモンド社):谷本有香
1枚のマインドマップにまとめることは、書籍の内容を思い出しやすくするために有効です。何冊かまとめていくことで、共通で言われていることや、違うアプローチをとっているなど様々な気づきが発見できます。
次回は、それらに気づきも踏まえ、「聞き上手になる」というテーマに沿って、3冊の書籍のマインドマップを統合し、考察していきます。
2015年7月
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