2022年2月14

【中小企業のIT投資は社長が仕切れ!】

「わからない」社長と「社内で一番詳しい」社長は実はだいたい同じ?


現在、イントリーグでは新たなコンサルティングサービス開発を行っています。まだ、いわば「工事中」で表に出せる段階ではありませんが、サービスのターゲットはずばり「社長」です。

これまでのITサービス・ITコンサルティングのお客様はやはり情報システム部門が主流でした。中小企業のお客様では社長にダイレクトに報告するケースもありますが、コンサルティングの対象が「システム構築」となると、やはり情報システム部門あるいはそのシステムを利用するユーザー部門の方々と一緒に仕事をして、専門的な立場からアドバイスをしたり、プロジェクトのマネージメントをしたりというのが当社のビジネスです。今回、開発中のサービスはDX=デジタルトランスフォーメーションに取り組む覚悟を持った社長の支援が目的です。

社長というのは案外孤独なものです。社員や顧客に弱味を見せられないのです。それゆえ、DXやITに対して極端な態度を示す社長も少なくありません。極端な態度とは「自分はITはまったくわからない。でも今の時代、会社には必要なのはわかる。だから社員よ、頑張って勉強しろ」という社長、その逆で「自分は社内の誰よりもITを理解している。だからITに関してすべて自分が判断する」とのたまう社長。

一見、この二人の社長は真逆のようですが、実はたいして違わないことも少なくありません

。ITをわからないという社長は実は結構ITを理解していたりします。ただ、社員にきちんと説明するのは知識が偏っていたり、整理がされていないので「わからない」と言うのです。中途半端なことを言って間違うよりは「わからない」と開き直ったほうが楽なのです。一方で「自分はITに詳しい」という社長と話をすると、もちろんそれなりにIT用語を知っていたり、IT利用のメリットも語れるのですが、表面的な知識に留まっていることが多いのです。プロの目で見れば一目瞭然です。「わからない」という社長というと社員にバカにされるのではないか、と感じで虚勢を張っているのかもしれません。

「自分はわからない」「自分が一番詳しい」の違いは知識や理解ではなく、社長の性格の違いからきていることも多いな、というのが実感です。そして共通するのは「社員には聞きにくい」ということです。メールやExcelの機能がわからないのであれば、社長も気にせず社員に聞くでしょう。しかし、経営や事業の変革に関するITに関してはなかなか社員に聞くわけにはいきません。また、社員に聞いたところで、社員に答えることが難しいでしょう。

ここはやはり専門家の出番だと考えています。社長のDXの悩みに寄り添うサービス、その名も『DX軍師』を現在開発中です。

2022月2月