2019年3月18日

【日々ポジティブに取り組む為のマインドマップ活用術】

~マインドマップの点検~


今まで私の興味の赴くままに、マインドマップの性質や活用法などをご紹介してきましたが、皆さまは手書き・デジタル含め何枚のマインドマップを書きましたか?たくさん書いてきた方もそうでない方も、ここで一度基本を振り返り、効果的にマインドマップが使えているか点検していきましょう。

今回はセントラルイメージから繋がっている、メインブランチに書く言葉= BOI(※)の決め方について、『ザ・マインドマップ』(ダイヤモンド社)に掲載されている「しあわせ」をテーマにしたマインドマップを書きながら振り返っていきましょう。

(※ =Basic Ordering Ideas、基本イメージ:本の章立てのような基本的分類を示す概念のこと)

まず下準備として、ミニ・マインドマップで「しあわせ」という言葉から連想される言葉をブレストします。10個ほど思いついたら、各ブランチ1分程度で、更に連想される言葉を書いていきます。出来上がったミニ・マインドマップがこちらです。

ここからが今日の本題です。上掲のミニ・マインドマップではBOIは連想された順に書いていますが、これから書くフル・マインドマップは重要なものの順に書きます。この重要なもの順に決める、というのが案外迷ったりして難しいと思う1つのポイントではないかと私は考えます。では、どのようにBOIを決めていけばよいのでしょうか。『ザ・マインドマップ』に掲載されているポイントを確認していきましょう。

▷どんな知識が要求されているか

▷本にするとしたら、章にどんな見出しをつけるか

▷具体的な目的は何か

▷7つの重要な項目は何か

▷根本的な疑問は何か―「なぜ」「何を」「どこで」「だれが」「どうやって」「どれを」「いつ」などがおおきなブランチとしてうまく機能することが多い

▷こうしたものを含む、より大きな項目は何か

私は先ほどブレストした「しあわせ」について、共通のある言葉を確認し重要としている「五感」「生き方」「得たいもの」をBOIとして書きました。

BOIをきちんと定めることで、言葉が連想しやすくなり、思考が広がりやすい状態を作ることができます。つまり、自然な脳の思考の力を引き出すことができるのです。このようにBOIを決める視点を確認することで、マインドマップをより効果的に、より楽しく書くことができるでしょう。

2019年3月