2015年3月16日

【RFPコンサルタントの日常】

~我が家にはホワイトデーのコンサルタントがいます~

3月14日

よもやホワイトデーを知らぬ人はいないと思うが、念のために記すとバレンタインデーのお返しをする日である。素晴らしいイベントではあるが、男性陣にとってはバレンタインデー以上にドキドキする日でもある。

筆者だけかもしれないが、ドキドキの要因は主に、「お返しが相手に受け入れられるか」である。特に義理チョコのお返しは大変である。いただいたものより高すぎず、安すぎず、趣味のいいものをお返しできているか、お金の力で何とかなる本命チョコのお返しより縛りが多く、本命チョコとは別の意味で頭をフル回転する必要がある。高いお菓子を買うことに意味を見いだせない私にとってはそこそこのストレスである。

ドキドキを最小限にするために

最近、私は妻にお返しを選んでもらうことにしている。理由はお菓子に詳しいのと、女性の視点でお返しを選定できるからである。最近のトレンドもよく知っていて頼りになる。もちろん、妻はお返し相手のことをあまり知らない。マシュマロが苦手とか、個別の事情は分からない。よってそういった要因は事前に告げておくことにしている。

システム導入との関係性

この関係はITで言えば、システムを導入する際のコンサルタントと情報システム部の関係に似ている。この場合妻がコンサルタントに当たり、筆者が情報システム部員である。

・ 妻=コンサルタントは内部環境に関して社員より詳しいわけではない。

・ 筆者=情報システム部員は内部環境には詳しいが、システムの導入についてはそうそう頻度もないことから、必ずしも詳しいわけではない。

選定の段取り

お返しを選定するにあたり、筆者は妻に内部環境を伝える。先述の通り「マシュマロが苦手」等の好みを伝える。また「年齢層は?」とか「どんなファッション?」「どんなものをもらったの?」など詳細なインタビューを受ける。

その後、妻の経験をもとにネットなどで価格などの情報を得る。RFIを出しているわけではないがこれは一時絞込みに当たる。

デパートでは内部環境の伝達により得た情報を元に、妻が候補を2、3挙げる。その中から筆者がお返しを選定する。決定権は私にゆだねてくれている。また、この一連の流れの中でホワイトデーお返しのコツを伝授される。「一言でいいからメモを添えなさいよ」などである。こういう時に妻に頼んでよかったと思う。

終わりに

先述の通り、情報システム部員は内部環境に詳しくても、システム導入自体は詳しくない可能性がある。よってやり方に不安を抱いたり、回り道をしてしまいコストがかかったり、ベンダーに言われるがままに業務に適していないシステムを導入してしまう可能性がある。そうならないために最初から中立的なコンサルタントに依頼するのが解決策として早くて確実である。結果的に費用も抑えられる。

なお、今回のコンサルタント費用はお返しの品を妻に買うことである。もちろん妻には別途本命のお返しを渡す必要があるが・・・。

2015年3月