2018年5月14日

【日々ポジティブに取り組む為のマインドマップ活用術】

~ありのままのマインドマップで~


本コラムは2~3か月に1度くらいの周期で執筆の順番がやってきます。2014年にコラムを始めた当初は「あれも書きたい!」と思いを巡らせていましたが、3年が経過した現在は、「今回は何をテーマに書いたらいいのだ…」と悩むことも正直あります。そんな時に使うのが、毎度のことになりますが、マインドマップなのです。しかし、仕事をしている中でマインドマップを使おうとすると「毎回カラフルにしたり、絵を描いたり、そんな時間をかけられないよ!」という声も聞こえてきます。今回は上記のように書くのが億劫になっている方へマインドマップ作成法をご紹介します。

まずは、私のマインドマップをご覧ください。

まさに本コラムのテーマを考えるときに作成したマインドマップです。中心にセントラルイメージを置き、そこからブランチを伸ばすのは、いつものマインドマップの書き方と変わりません。異なるのは、1色だけを使って書いているという点です。そして、きれいに書こうとせずに思いつくキーワードを連想していき、思考が止まったと感じたら、空のブランチを伸ばしてみてキーワードを埋めたくなる状況を作って連想を促します。その結果、複数のテーマ案を考えることができました。

マインドマップ講座では、このようなありのままの思考の状態を表した下書きの状態のものを“ミニ・マインドマップ”と呼びます。これを整理して、より記憶に残るように色やイメージを加えながら清書版を作成します。これは“フル・マインドマップ”と呼ばれています。私は、全てのマインドマップがフル・マインドマップまでたどり着かなくても良いと考えます。今回のように、少しアイディアを出したいといったときには“ミニ・マインドマップ”のレベルまでにして、もう少し思考を深めたい、整理して見直したいといったときに“フル・マインドマップ”を作れば良いのです。このような状況に応じた使い分けで上手く付き合っていけると、億劫になる気持ちも少なくなるでしょう。

2018年5月