2021年2月1日

【日々ポジティブに取り組む為のマインドマップ活用術】

~コミュニケーションツールとしてのマインドマップ


マインドマップが様々な用途で使えることは、このコラムでもたくさん紹介してきたので皆様周知のことでしょう。自分の考えを深掘りしたり、ブレストしたりするときに使うだけでなく、会議など相手がいるときにも皆で一緒にマインドマップを見ながら会話できるのでコミュニケーションツールとしても有効です。面談やカウンセリングなど、ただ話を聞くだけではなく次のアクションを決めたり何か提案をしたりする際にも、相手の考えやニーズを深掘りする際にマインドマップが役立つと考えます。

今回は、上司と部下の面談を想定してみます。

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上司のあなたはマインドマップを日常的に利用していますが、部下はマインドマップを描いたことがありません。このような場合は、上司のあなたが部下から話を聞きながらマインドマップを描いていくとよいでしょう。マインドマップを眺めながら、部下が思い出したことやキーワードから連想したことを更に書き込みます。深掘りできそうなところを質問してみるのも良いでしょう。一通り話し終わったらまとめの作業です。仕事の目標の話であれば、優先的に取り組みたいところや改善すべき課題があるところなどに印をつけていき、目標にすることを絞り込んでいきます。

マインドマップを活用することで、相手の話に理解を示せたり、内容の共通認識が持てたりします。相手は話を聞いて理解してもらっているという安心感が得られるでしょう。ただ描くことだけが目的ではなく、その先のコミュニケーションにも活かせるツールなのです。

2021年2月