2017年8月7日

【中小企業のIT投資は社長が仕切れ!】

~社長に近寄る詐欺師コンサルタントに気をつけよう~

イントリーグはITコンサルティングの会社です。私も社長ですが、現場のコンサルティングも社員とチームを組んで常に複数の案件を持っています。コンサルタントという職業にプライドとやりがいをもって日々仕事をしていますが、一方でコンサルタントという肩書ほどピンからキリまでいろいろある職業もないだろうということを常に感じています。それこそ、世界的に有名な経営コンサルティング会社から詐欺師まがいの連中もすべて名刺の肩書きは「コンサルタント」です。シニアコンサルタントや主席コンサルタントなどの大仰な冠がついている場合も多いのですが、基本はすべて「コンサルタント」と割り切ってよいでしょう。コンサルタントという職業に資格はありません。だから誰でもコンサルタントを名乗ることができるのです。

私のところにしばしば中小企業の社長から相談がくることがあります。

「知人に紹介されたITのコンサルタントにシステム構築を任せたのだが、いつまでたってもシステムができあがらない。追加の費用ばかり請求される」「自信満々のコンサルタントからいきなり3年契約を持ちかけられた。最低3年の契約をしないと仕事をしないと言われた」というような相談です。相談を受けて少し調べたり、そのコンサルタントと面談するとすぐに怪しい人物であることがわかります。社長がITに疎いことにつけ込んで、ありえないようなことを言ったりやったりしているのです。

怪しいコンサルタント、詐欺師まがいのコンサルタントの特徴を下記にあげてみます。1つでも該当するようなら、決して採用してはいけません。

● 大企業や有名な会社のコンサルをやったと実社名を出して、自慢げに公言する。

⇒本物のコンサルタントは守秘義務があるので、他社の仕事について語らない。

● 高名な経営者(例えば、ソフトバンクの孫社長)と知り合いだと言って、その経営者の名刺を見せたりする。

⇒その名刺は講演会などでもらったに過ぎない。

● 安っぽいレイアウトのホームページにコンサル実績と称して、やたらと難しい専門用語をちりばめている。

⇒その内容は専門家が見れば実績と呼べるものではなく、単なる作業ログのレベル。

●本物のコンサルタントはいきなり長期契約を求めない。

⇒理由はコンサルタントから見て顧客にもリスクの高い客がいるから、最初から小さな契約で様子をみる。

● アポイントや中間報告などの約束を守らないことがあれば、ほぼアウト。

⇒スケジュール調整が適切にできていないのはコンサルタントとして致命的。

もし、万一上記のような怪しいコンサルタントにひっかかって難儀している社長がいらっしゃれば、是非当社に一度相談してください。

2017年8月