2019年8月19日

【コンサルタント散歩】

~システム開発のプロジェクトに参画した際にやること~

皆様はシステム開発のプロジェクトに参画した際はまず何をやっていますか。

プロジェクトのどのタイミングで参画するかによって実施することは変わってくると思います。今回は、設計工程が終わりこれから製造する工程に参加する際に筆者がやっていたことを記載します。(内容はシステム開発の経験が少ない人向けとなります)

①スケジュールの確認

自分が担当する機能の製造スケジュールはいつからいつまで引かれているのか。担当機能はいくつあるのか。製造期間がかぶっている機能があるのかなどをしっかり確認します。そして、可能であればプロジェクト全体のスケジュールを確認します。いつまで製造工程は続くのかなど全体を把握するために頭の片隅に入れておくとよいと思います。

②設計書の確認

製造する工程では、設計工程が終わっているので要件定義書や基本設計書などの設計書類が既に作成されていると思います。まずは担当する機能の設計書を確認し、その機能では何をするのか、また設計書で分からない点などを一覧にまとめます。もし余裕があれば要件定義書で製造するシステムの全体像を確認し、何を実施するシステムなのかを確認します。

③スケジュール通りに製造できそうか確認

スケジュールの確認を行い、設計書で担当する機能を確認したら、一番重要なことが、引かれているスケジュール通りに機能の製造が行えるか考えることです。最初は経験も浅く分からないこともあると思いますが、プログラミングに何日、テストに何日など大雑把でもよいのでどの程度かかるのかを想定します。細かく想定できればさらによいと思います。

システム開発のプロジェクトでは、参画した際に上記の確認をきちんとすることで、後のリスクを減らすことができます。例えば、後半に製造する予定となっている機能が自分で想定した工程よりもスケジュールが短いと分かれば、前半に製造予定となっている機能を前倒しで製造することができ、スケジュール遅延のリスクを防ぐことができます。これで前半の機能が簡単だからとスケジュールいっぱい時間をかけていると後で痛い目にあうことになります。そうならないためにも上記①②③を実施してみてください。

2019年8月