2015年4月20日
【システム企画のマインドマップ活用術】
~プロジェクトスケジュール作成編~
システム企画だけでなく、プロジェクト型で仕事を進めていくうえで欠かせないのがスケジュールです。タスクの量が多いほど、何を優先してどこから手をつけてよいか混乱してしまうので、プロジェクトの最初に作成するスケジュールが大切になってきます。
今回は、そんなスケジュール作成の第1歩として、マインドマップでのタスクの洗い出し・整理を紹介します。
手順としては以下の通りです。
1. 用紙の中心にプロジェクトに関するセントラルイメージを書く(紙はA3横向きで)。
2. 大枠のタスクをメインブランチとして書く。
3. それぞれのメインブランチの作業をブレイクダウンして書く。
4. 全体を見て、整理する。メインブランチの統合や、必要のないタスクは削除するなどしてマインドマップを再構築する。そして関連するタスクを考え、「このタスクの後でないと着手できない」というものを矢印でつなぐ。
マインドマップでタスクの洗い出しをすることで、良いことは3つあります。
① プロジェクトの全体を俯瞰して、足りないところや、逆にタスクが集中しているところなどを把握することができるので、時間やリソースの配分を考えやすくなります。
② 1つのタスクだけでなく他のタスクとの関連も見ることができるので、優先順位を決めやすくなります。
③ Excel等のソフトで作るよりも表のレイアウトを気にせず、タスクの洗い出しに集中できるようになります。
マインドマップでタスクの洗い出しを行った後の最終的なアウトプットの形は、マインドマップでも良いし、ガントチャートやカレンダーなど各々が見やすい形にして活用すると良いでしょう。このように部分的にマインドマップを活用していく方法もあるので、自分に合った使い方をすることが大切です。
2015年4月