2020年5月25日

【RPAコンサルタントの日常】

～リモートデスクトップツール「Splashtop」のご紹介～

新型コロナウィルスの影響でテレワークとなっている企業も多く、テレワークの支援ツールとしてリモートデスクトップツールを入れている企業も多いだろう。様々なリモートデスクトップツールがあるが、筆者がおススメしたいのが「Splashtop」というツールである。

Splashtopは直にPCを操作するのではなく、遠隔のPCの画面を映し出すかたちをとっている。そのため、通常のPCを動かすのと遜色ない動きが実現できる。非力なモバイルPCでも遠隔のハイスペックPCを動かすことができるのである。また、PCにデータが残らないのも魅力である。一般的なリモートデスクトップツールは遠隔PC上でデータを取り扱うが、データをコピー＆ペーストできてしまうので、使い方によってはデータの漏洩のリスクが生じる。一方、Splashtopはコピー＆ペーストができない仕組みなので、データ漏洩のリスクを抑えることができる。

設定方法も簡単である。Splashtop Enterpriseであれば、まず遠隔PCと手元のPC双方に専用のアプリをインストールし、Splashtop Centerつまりサーバ名とメールアドレスとパスワードを入れればよい。それだけである。設定方法の簡単さもIT管理者には嬉しい。ITに詳しい社員だけでなく、詳しくない社員にも容易に適用できる。

唯一の難点は、遠隔PCの電源をつけっ放しにしなければならないことだ。スリープもNGである。モニタの電源もONにしておく必要がある。定時になったら自動的に電源を落とす設定になっている企業も多いが、Splashtopは電源OFFでは作動しないので、自動電源OFFの設定は解除する必要がる。

リモートデスクトップツールで悩まされている方がいらっしゃれば、試用もできるので是非使ってみて欲しい。テレワークが捗ること間違いなしである。

2020年5月