2019年7月1日

【日々ポジティブに取り組む為のマインドマップ活用術】

~日本語の曖昧さにご注意~


前回コラム(2019/5/13)でもご紹介しましたが、当社ではマインドマップを活用しながら、自社のWhy(なぜイントリーグで働くのか)について検討しています。最近は「楽しいこと」に続いて「辛いこと」をテーマにしたブレーンストーミングで様々な意見を収集し、マインドマップにまとめました。今回のコラムは、この時に気づいた日本語でマインドマップを書く際に気をつけたいポイントについてお話します。

▶単語が難しかったら、まずは短い文章で

自由な連想を促すため、ブランチは単語に区切って書くというのがお約束の一つになっていますが、日本語だと表現したいニュアンスが単語で表しきれない場合があります。それに、リアルタイムでマインドマップを作成していると、読み上げられたアイデアを瞬時に単語に分解し、然るべきカテゴリーに分類するというのも難しいです。そんな時は、「必ず単語」というルールに縛られずに、短い文章で1ブランチという書き方で記入していきましょう。アイデアを収集するためなので、無理に単語して意味が損なわれるよりは理解しやすいまとまりで記すことが大切です。

▶不足情報は質問で補う

また、日本語は主語が抜けても文が成り立ちます。ブレーンストーミングで付箋に書かれた情報だけでは不十分な場合があります。例えば、「無関心な態度」と書かれていたとします。これは誰が何に対して無関心なのでしょうか?様々なパターンが考えられるため、アイデアを書いた人に聞きながら補足情報を得て、どのメインブランチにカテゴリー分けするのがよいか見極める必要があります。

▶言葉の正しい意味を理解しよう

これは整理する時のポイントですが、私は使う言葉の意味を正しく理解することを心掛けています。普段使っている言葉でも、少し引っかかったら一度辞書を引いてみることにしています。正しく理解することで、メインブランチに選ぶ言葉や、ブランチが細分化されたときに、抽象から具体の順に言葉が並べられ、すっきりと理解しやすいマインドマップになります。

もともとは英語で開発されたマインドマップですが、このように日本語の特徴を踏まえることで、まとめやすくなるのです。

2019年7月