2022年1月17

【事務局コンサルタントのひとりごと】

事務局に向いている人に共通する3つの特徴


今回は事務局の業務は一体どんな人に向いているのか、その特徴についてお話します。私が思うざっくりとしたイメージは、色々なスキルをバランスよく持っている人で、こういう人は事務局に適性があると感じています。これまでのプロジェクト経験からいくつか特徴をピックアップしてご紹介していきます。

①主体的に行動できる

進捗管理や会議調整を担っていくとすると、ある程度先回りして考えてメンバーにコミュニケーションをとっていく必要があります。また、自ら情報を取りに行く姿勢も大切です。例えば、前回コラム(2021/11/22)で述べたコミュニケーションツールに関して、お客様ごとに使用するツールが異なる場合もあり、その都度活用方法について調べて使いこなしていかなければなりません。わからないからといって待ちの姿勢になるのではなく、ある程度自分で主体的に調べて行動するという姿勢が求められます。

②相手の立場になって考えて行動できる

これは、お客様に対しても社内メンバーに対してもあてはまります。日々の会話からメンバーの状況を理解するようにし、Aさんは月末が忙しいからスケジュール調整で気をつけようなど、状況に応じて気配りができると良いでしょう。また、システム開発プロジェクトにおいては、資料確認の観点として、ベンダーが出した資料がユーザーの立場から見てわかりやすい内容に書かれているかなども相手の立場になって考えることの一つです。

③柔軟に対応ができる

何か頼まれたときに「これはできません」ではなく「こういうやり方だったらできます」と可能な限り実現できるポイントを探す姿勢が大切だと考えます。必ずと言っていいほど予定通りにはいかないのがプロジェクトです。プロジェクトマネージャーとともに、ベストな落としどころを見つけるといった点も柔軟な対応が求められるでしょう。

私が思う3つを挙げてみましたが、事務局に限らずとも社会人として働くうえで重要なことですね。この特徴にあてはまれば、誰にでも事務局コンサルタントの適性があるとも言えます。「私にはこれといった強みがない・・・」とお悩みの方も、事務局コンサルタントとして実力を発揮できる可能性を秘めているかもしれません。

2022年1月