2015年8月31日

【システム企画のマインドマップ活用術】

~情報の海で溺れないためのマインドマップ(実践編2/2)~


前回(2015/7/21)のコラムに引き続き、情報収集を行うためのマインドマップ活用術ということで、今回はstep2、step3について書いていきます。

Step2 : 作成したマインドマップの共通項を探る。

「聞き上手になる」というテーマに従い下記の3つの書籍を読んでマインドマップにまとめました。それぞれの詳細は前回のコラムをご参照ください。この3枚のマインドマップから共通項を探していきます。また共通でないことで印象に残ったこと、覚えておきたいことについても考えていきます。

◆ 聞く力―心をひらく35のヒント(文集新書) : 阿川 佐和子

◆ 話すより10倍ラク!聞く会話術(ディスカバー) : 西任 暁子

◆ なぜかうまくいく人の「聞く」技術(ダイヤモンド社) : 谷本 有香

Step3 : 統合したマインドマップを作成する。

ある程度共通項が探せたら、次の手順でマインドマップを作成します。

①セントラルイメージ

できるだけイラストや写真を使います。イラストを描くのが苦手な方が多いですが、最初はGoogleの画像検索で参考画像を探してマネをして書いてみると書きやすいです。

②メインブランチ

Step3で見つけた共通項を参考にしながら、メインブランチを考えます。今回は「準備」「質問力」「態度」「察する」の4つをメインブランチにしました。

③ブランチを広げる

メインブランチに関連した情報を、前回書いた3枚のマインドマップから抜出し、まとめていきます。イラストを書き加えていくとより印象が強まります。

これで3冊の書籍を統合したマインドマップの完成です。

1冊をマインドマップでまとめるだけでも、ただ流し読みするよりは印象が強まります。さらに今回のように関連する書籍を何冊か読み、1枚のマインドマップにまとめていくことで自分の中で情報が再整理され、より印象強くなります。

情報の海で溺れそうになるほどたくさんの情報がある今、自分にとって必要な情報は何か、見極めるきっかけとしてマインドマップを使ってみてはいかがでしょうか。

2015年8月

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※ 関連コラム 【システム企画のマインドマップ活用術】~情報の海で溺れないためのマインドマップ(実践編1/2)~(2015年7月21日)

【システム企画のマインドマップ活用術】~情報の海で溺れないためのマインドマップ~(2015年6月8日)