2022年3月7日

【事務局コンサルタントのひとりごと】

オンライン会議の”謎の疲れ”の正体


コロナにより在宅勤務が定着して2年が経とうとしています。筆者は、満員電車での通勤から解放された分、睡眠時間や複業の時間に使うなど在宅勤務でのメリットを感じています。その一方で、在宅勤務によりオンライン会議が増え、対面よりも何故かどっと疲れてしまう“謎の疲れ”が増えてきたように思います。そんな中、オンラインコミュニケーション協会が公開した「オンライン会議に関する実態調査(https://onlinecommunication.jp/216/)」の記事を見つけたので、今回はそれを引用しながら考えていきたいと思います。

上記の調査によると、オンライン会議になったことで、対面で会議を行っていた時よりも「メンタルが疲労するようになった」と感じている人は、非常にそう感じる(26.2%)とややそう感じる(27.2%)を合わせると約半数にのぼります。その理由としては、意思疎通がしにくい(70.9%)や、会議が間延びする(61.8%)、対面より相手の表情を伺わないといけない(60.0%)などが挙げられています。

この調査結果から“謎の疲れ”の正体が見えてきたように感じました。オンライン会議は場所を問わず時間の都合もつけやすいため、手軽にコミュニケーションが取れる反面、会議時間が長くなってしまうことがあります。それでいて、相手の感情の機微は読み取りづらく本音をつかめないといったこともたまに感じることでした。自宅のネット環境からカメラをOFFにせざるを得ないこともあると思いますが、それによるコミュニケーションの弊害があることも理解したうえで会議でのふるまいを考えていきたいものです。

コロナが終息しても、前のように毎日出勤する働き方には戻らないとすると、新しいワークスタイルを今後も模索していかなければなりません。オンライン会議のネガティブな要因を知り、悲観的になるだけではなく、どうしたら自分や周りの人が心地よく働けるかということに活かしていきたいですね。

皆さまは、この調査結果を読んでどう感じ、そのように考えますか?

2022年3月