20222月28

【見た目で変わる資料作り】

見出し上手になる


「見出し」というと何が浮かびますか?よく目にするものとしては新聞や雑誌等が多いと思います。新聞や雑誌等は見出しを上手に使用して読者にそこに何が書いてあるのかを表現しています。この見出しによって大事な内容なのかまたは情報として載せているだけなのか等を区別できるのです。

新聞を思い浮かべていただくと、1面には大きな文字でその日一番伝えたい記事が記載されています。見出しは記事本文と比べてサイズが大きくまた太い文字が使用されていますので、一目見ただけで自然とそこに目が行くようになっています。雑誌も同じで、一番おススメの記事はタイトルが目立つようになっています。お近くに新聞や雑誌があれば手に取って確認してみてください。

さらに、読み手は見出しから自分の興味のあるワードがあれば、内容を読んでみようと考えます。新聞記事をすべて読む方もいるかもしれませんが、多くの方は見出しの中から読みたいものを選別しているかと思います。ですからこの見出し部分がいかに興味を持ってもらえるものになっているかはとても重要なのです。

この見出しは、会社で作成する資料についても同じことが言えます。資料を読んだが何がいいたいのかよく分からなかったということはありませんか?資料の中でどの部分が重要なのか、一番読んでもらいたい部分はどこなのかを見出しを上手に使うことで読み手にも分かりやすくします。より具体的に言えば(どのような資料なのかによって変わりますが)、資料自体のタイトルや、各ページのタイトル、文章の小見出し等にあたります。

各ページのタイトルを例にとってみると、内容とタイトルがズレていないことが大事ですが、特に見てもらいたいページであれば興味を引くようなワードを使います。また、文章の小見出しでは、文字サイズやフォント、色等を内容部分と変えて本文とは別の表現にすることで、小見出し部分を読めば、全文を読まなくても内容をある程度把握させることができます。

このように、普段あまり意識せずに「見出し」(タイトル)を付けているかと思いますが、これからは意識して「見出し」だけで読み手に興味を持ってもらえるような「見出し上手」を目指してみては如何でしょうか。

2022年2月

【林真弓のコラム】

見た目で変わる資料作り