2021年4月5日

【RPAコンサルタントの日常】

～おすすめパソコンの紹介～

パソコンなんて何でもいいと思っていたが、久しぶりに食指の動くパソコンを見つけた。HPのElite Dragonflyという機種である。

このパソコン、企業で使うものとして欲しいディスプレイの機能がある。ディスプレイだが、フルHD（1920×1080）の液晶である。今時フルHDのパソコンは珍しくもないが、重要なのはそこではない。重要なのはボタンひとつでのぞき見防止フィルターが適用されることである。「何だそんなことか」と思われる方、のぞき見防止フィルターを調達し、実際に自分で貼ってみて欲しい。気泡やほこりが入り、必ずと言っていいほどうまく貼れない。また、そうやって頑張って貼ったのぞき見防止フィルターだが、他人にディスプレイを見せる際には邪魔になる。視野角が狭いので、他人に見せることが困難だ。Dragonflyのディスプレイはボタン一つでのぞき見防止フィルターをオンオフできるので、画面を一緒に見たい時も、見せたくない時も手軽に切り替えができる。

また、タッチ対応のディスプレイであることも大きい。専用のペンを使えば手書きもできる。PDF等に手軽に情報を残すことができるし、PowerPointでプレゼンする際も、ペンでポイントをなぞることで強調が簡単にできる。ワコム製のペンで書き心地も良好である。

欠点として、視野角が通常のパソコンより狭いことがあげられる。のぞき見防止フィルター機能をオフにしたとしても、横から見ると画面が黒く見える。また、画面がグレアなので反射して少し見づらい。通常利用では問題ないが、困るのはタブレットモードの時である。ディスプレイを360度回転させ、パソコンの背面とくっつけてタブレットモードとして使った場合、視野角が90度となり画面がほとんど見えない。ペンで手書きをしようにも画面が見えないので書きようがない。のぞき見防止フィルターとトレードオフなのかもしれないが、この点は改善して欲しい。

企業が使うパソコンとして、のぞき見防止機能はモバイルパソコンとしては欲しい機能である。視野角が狭いという欠点はあるものの、それを差し引いても欲しい。企業で大量導入するのであれば、是非ご一考いただきたい一品である。

2021年4月