2015年6月8日

【システム企画のマインドマップ活用術】

~情報の海で溺れないためのマインドマップ~


システム企画プロジェクトもそうでないプロジェクトも共通することとして、何か新しいことを始めるときに皆さま当たり前のように行うのが「情報収集」です。

いまやスマホが当たり前の時代。わからないことがあればスマホを使い親指ひとつで検索すれば大体の情報は得ることができると言っても過言ではありません。少し専門的に深く調べたいとなると書籍を探します。その本もスマホやPCを使いamazon等のサイトで探せばすぐ手に入る時代です。

そんな現代を例えると、皆さん情報の海の中にいるわけです。一見、情報が充実して良い時代であるかのように見えますが、情報の海の中で溺れている人はいないでしょうか?

私はコンサルタントという仕事柄、常に新しいプロジェクトでは色々な業界のシステム等について調べて知識を持った上でRFPの作成に活かす必要があります。しかし情報がありすぎてどの情報が本当に必要か、混乱してしまうことが多々あります。まさに情報の海で溺れかけるのです。

そこで役に立つのがマインドマップと考えます。前置きが長くなりましたが、今回はそのステップをご紹介します。

準備 : 集める情報のテーマを決める

今、解決したい自分の中の課題(仕事でもプライベートのことでも)を解決するために、どのような情報を集めるのか決めます。

(例)もっと聞き上手になりたい。そのために話の聞き方やインタビューの仕方についての情報を集めよう。

Step1 : 情報をいくつか探し、それぞれの情報について要点をマインドマップでまとめる。

(例)インタビューに関する本を3冊ピックアップしてみた。1冊ずつ大切だと思うところをマインドマップでまとめていこう。

Step2 : 作成したマインドマップの共通項を探る。

(例)Aの本で大切だと言っていたことを、Bの本でも共通して言っている。

Step3 : 選んだ統合したマインドマップを作成する。

マインドマップは創造性が高まるツールとしてのイメージが強いように感じますが、このようにたくさんの情報を厳選して、掲げたテーマの本質を考えていくツールとしても活用できるのです。

次回は、先ほど例に挙げた話の聞き方やインタビューについての本を読み情報収集してまとめてみた実践編をご報告したいと思います。

2015年6月