2015年11月24日

【システム企画のマインドマップ活用術】

~ブレストの効果を上げるには?~


11月も後半となり2015年も残すところ1ヶ月半となりました。忙しい日々に追われ、好奇心を持って物事を見たり、新たなことに刺激を受けたりすることに鈍感になっていませんか?

現業に追われながらも“今よりもっと良くなること”または“まったく新しいこと”を期待され、何かにつけてイノベーションを求められる時代。もちろん淡々と目の前の仕事をこなすことも大切ですが、この期待に応えていきたいというのも本当です。「そんな時にはマインドマップでブレストするとクリエイティブな発想ができて良いよ!」と、言いたいところですが、いくらマインドマップを書けたとしても、書く人の心構えが出来ていないと効果は十分に発揮できません。

今回は複数人で行うことを想定します。まずはブレストをするときの4原則、

(1)批判しない

(2)便乗歓迎

(3)質より量

(4)自由奔放

を守ることが大切です。そして今回はもう1つ、『世代や立場を越えたコミュニケーション』 ということを追加したいと考えます。

つい先日、私がファシリテーターをしたブレストでは、学生と社会人が混ざって意見を出し合ったことで、それぞれの目線での意見がお互いの刺激になり、いい意味で化学反応が起きました。ブレスト4原則により、世代や立場を越えた人がフラットな立場で意見を出し合うことができ、相乗効果で良いアイデアが生まれる可能性はぐっと高まると考えます。

マインドマップは、あくまでもブレストを助ける1つのツールとして捉え、参加者から出た意見をまとめていくときに使います。参加者がマインドマップを書けるなら、皆で1枚の模造紙又はホワイトボードに一斉に書くのも効率的で良い方法です。

このようにブレストの参加者や意見を出しやすい雰囲気作りにも気を配ると、マインドマップの効果もより高まることでしょう。

自由に意見を出すということは、あたりまえのようで実はできていないかもしれません。そんな時に上記のことを実践してみることで新たな発想が生まれるかもしれません。

2015年11月