2023年925

【コンサルタント散歩】

本番稼働後のシステム追加要望について~


開発したシステムが本番稼働を迎えてから数か月の運用を実施すると、ユーザからいろいろな要望が挙がってくる場合があります。その際にどの要望をシステムに取り入れるか検討する必要があり、今回はそのポイントについて記載します。

ユーザから要望を抽出する際には、いくつかの方法があります。

○ユーザ側にヒアリングを行い、業務を実施するうえでシステムの操作がしにくい点を関係各所に確認して、要望を出してもらいます。

○システムの運用をするうえで、ユーザからの問い合わせが多い点などを整理して、何故問い合わせが多くなっているのかを情シス側で検討して改善ポイントを見つけます。

○関係各所にアンケートを実施して、新規運用を開始したシステムに要望などがないかを確認し、精査します。

 

ユーザからの要望を抽出した後はその要望に対して情シスでユーザ側の要望内容を精査する必要がありますが、精査するポイントとしては、その要望が属人的な内容なのか、業務全体を通して必要な要望なのかを判断します。属人的な要望を多く追加改修の要望として採用してしまうと、ある特定の人のみ業務が効率化してしまう状態になってしまいます。

 

また、システムの運用保守ではある特定の箇所のみ改修要望が入っていると、システム全体を通しての改修要望を取り入れようとした際にいろいろな箇所を改修しているため、影響範囲の調査が多岐にわたって発生し、追加改修がしにくいシステムになってしまいます。属人的な要望を改修するのもよいと思いますが、注意が必要です。そういった属人的な要望は、システムからデータを出力してExcelやマクロで解決できないかを検討した方がよいと考えます。

 

システムの追加要望を取り入れるポイントは、業務全体を通して改善するのか、本来やりたい運用ができるようになるのかなどが挙げられます。システムの改修はしっかりと話合い、精査してから行いましょう。

 

2023年9月

【佐藤善哉のコラム】

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