2016年8月22日

【システム企画のマインドマップ活用術】

~マインドマップ×○○の相乗効果~


先日、面白いワークショップにお邪魔しました。そこで、マインドマップを組み合わせると効果的と思われる方法を体験できました。そのワークショップは「課題解決だけでなく新しい自分を発見するエンターテイメント企業研修」と題して、CLM(キャラクターラーニングメソッド)というプログラムを使い、「高齢化社会をどう考える?」というテーマについてワールドカフェ形式で意見を出し合うという内容のものでした。

CLM(キャラクターラーニングメソッド)とは、動物になりきることで、クリエイティブ脳を刺激し、様々なアイデアを生み出す工夫をしているプログラムです。ライフスタイルも価値観も全く異なる動物になりきることで普段の自分からは出ない考えを発見できる気がします。また、ワールドカフェ形式も初めての体験で新鮮でした。4~5人のグループで意見を出し合うのは他のワークショップと変わりありませんが、カフェのようなリラックスした空間で、人の意見を否定することなく、発言しやすい雰囲気を作り出します。また、グループメンバーの組み合わせを変えてディスカッションすることで、また新たな刺激を受けることができます。

私は、ワークショップの傍らでマインドマップ議事録を描きながら、その様子を見ていましたが、様々な発想ツールや方式を組み合わせることで新たな相乗効果を生み出す可能性がありそうだと感じました。今回のワークショップでは、CLM×ワールドカフェ(×マインドマップ)というような掛け算があり、参加者のクリエイティビティが刺激されたのではないかと考えます。

※ 今回、私だけがマインドマップを使っていたので、今後の組み合わせに期待する意味で書き足しています。

新たな相乗効果をマインドマップの目線で考えると、マインドマップがイマイチはかどらない、ちょっと苦手かも…という人も、一旦そんな自分を捨てて動物になりきって考えてみる。そのときにワールドカフェ形式のリラックスした雰囲気で発想も出やすくなり、色々な人の考えを知ることができる。このように、1つのツールだけではなく、会議やワークショップの目的に合わせて複数組み合わせてみることでより効果的になるでしょう。

となると、マインドマップ以外の思考ツールも色々試してみたくなりますし、みなさんがどのような方式でワークショップやセミナーを開催しているのか気になってきました。色々試していく中で、面白い組み合わせを発見したら、本コラムご紹介させて頂こうと思います。

2016年8月