2022年4月12日
【コンサルタント散歩】
~アルゴリズムとは何なのか~
アルゴリズムについて改めて調べてみました。アルゴリズムとは、簡単に言うと「問題を解くための計算手順や課題を解決するための方法や手順」のことです。
ここでは、主なアルゴリズムを4つ記します。
検索アルゴリズム
検索エンジンにおける検索結果の表示順を決めるプログラムです。膨大な情報量が存在するインターネット上で、ユーザーが必要な情報を見つけるために必要なのが、検索アルゴリズムです。
幾何学系アルゴリズム
コンピューターグラフィックの分野で使用されるアルゴリズムです。凸包は複数の点の集合に対し、それらを全て含む最小の凸多角形を作るアルゴリズムです。
ソートアルゴリズム
特定の条件のもとでデータを並び替えるアルゴリズムです。プログラムにおいてデータの並び替えはよく使われる処理方法であり、その種類も多く存在します。隣り合うデータを比較して整列していく「バブルソート」、集合から最小値または最大値を選択・交換を繰り返して並び替える「選択ソート」があります。
暗号系アルゴリズム
情報を暗号化する方法です。情報の漏洩を防ぐ目的で使われます。近年ではあらゆる情報の電子化が進み、セキュリティの強化が不可欠です。
アルゴリズムを表現する方法として流れ図があります。アルゴリズムには、ある条件になるまで繰り返し処理したり、条件に従って分岐したりと複数の機能が多くあります。そこで、アルゴリズムを流れ図で表現することで、情報の流れをより見やすく、より分かりやすくします。流れ図に使用する記号はJIS規格で決められています。この流れ図で使用される記号の一部は以下になります。
長方形:任意の種類の処理機能を記述
楕円形:流れ図の入口(始め)と出口(終わり)を記述
ひし形:条件に従っていくつかの処理に分岐させる場合に記述
円 :同じ流れ図の外の部分への出口、他の部分からの入口を記述
アルゴリズムは、これらの流れ図を組み合わせて表現します。その流れ図をプログラミング言語により記載したものを「プログラム」と呼びます。アルゴリズムを学ぶ上で、朝起きてから自分の行動を流れ図で記載するのも面白いので是非やってみてください。
2022年4月