2022年10月24日
【生産性を上げる「習慣」の科学】
~生産性を上げたいなら「習慣」を作れ!~
最近生産性という言葉を聞く機会が増えました。
これは読者の方も実感があるのではないでしょうか?
EPA(ヨーロッパ生産性本部)による生産性の定義は「生産要素の有効利用の度合い」とされ、「アウトプット÷インプット」の式で表すことがでます。
本来の生産性の意味からすれば「インプット」にあたる部分には「人・物・金」などが挙げられますが、よく議論される生産性は「人」にフォーカスされているように思います。
仕事に置き換えるならば、従業員の生産性=同じ「労働時間」でより多くの「成果」を出すこととなります。
では従業員の生産性を上げるにはどのような方法があるのでしょうか?
その方法は「企業の改革」と「個人の改革」の2つに集約されます。
企業の改革
企業の改革はとても重要なことです。
問題点を仕組みで解決できれば、従業員の生産性を一律に向上させることができ、企業として大きなメリットを得られます。
そして、まさしくこのお手伝いをすることが私たちコンサルタントの本分でもあります。
個人の改革
普段から生産性を上げる取り組みができているでしょうか?
「生産性を上げることは大事だとわかっているけど、具体的に何をすればよいのかわからない」
そんな方に個人の生産性を上げるとっておきのツールを提案します。それが「習慣」です。
では「生産性が高い人」とはどのような人でしょうか?
筆者の経験を元にすると以下のような人です。
○ゴールとマイルストーンを常に設定している
○タスク管理をしている
○レスポンスが早い
○常にアウトプットをしている
○体調管理に気を使っている
○デスクがキレイ etc...
少し主観的ではありますが、大きくズレていないと思います。
そして、これらの要素をまとめると「自己管理ができている人」といえるのではないでしょうか。
つまり「自己管理能力」を養うことこそが生産性を上げるということなのです。
そして、この「自己管理能力」はまさしく「習慣」の積み重ねなのです。
生産性の高い人は、上に挙げた要素が「習慣」として染み付いていて意識せずとも行うことができているのです。
「習慣」を作るというのは特殊な能力ではなく、しっかり「習慣」のメカニズムを理解すれば誰にでもできることです。
かくいう筆者自身も数年前に「習慣」の素晴らしさを実感した一人です。
このコラムでは習慣を作るメカニズムと筆者オススメの習慣を掲載していく予定です。
少しでも読者の生産性向上の助けになれば幸いです。
2022年10月
【菊池貴史のコラム】