キャプテン・スカーレット

キャプテン・スカーレットキャプテン・スカーレット誕生

録画してから10年以上ほったらかしにしていた。「サンダーバード」と違い、こちらはどうも印象薄い。毎週見てたはずなのだが。2068年の火星、ブラック大尉ら三人は、探査の途中基地のようなものを見つける。見ていて驚いたのはミステロンとの戦いのきっかけ。監視カメラを攻撃兵器と思い込んだブラック側が先制攻撃。基地を破壊してしまう。ところがミステロンには破壊されたものをすぐに元通りにできる技術があった。ところで基地はまるでラスベガスの不夜城のようだ。ミステロンは姿を現わさず、声だけ。きっかけを作ったのは人間側だから、復讐する・・となって当然。何だ、悪いのは人間の方だったんだ。もっとも彼らはここを足かりに遠からず地球を侵略する気でいたかもしれないけど。でなければこんなにすぐ世界政府大統領の暗殺なんて言い出さない。大統領の護衛につくのがスカーレットとブラウン。ところが車は事故を起こし・・。30分と短いし・・と言うか正味20分あまりだから話はすっ飛ぶ。大統領を出迎えたブラウンは爆発し、ミステロンに乗っ取られていたことがわかる。ブラックは行方不明だが、残りの二人はどうなったのかいな。後方にいた金髪はジョン似のハンサムだったな。後で事故現場からブラウンの死体が見つかった。となると、同じく事故にあったスカーレットも信用できない。その通り彼はミステロンに乗っ取られていて、大統領を拉致。ロンドン展望塔へ向かう。そこに無人のヘリが来る。暗殺から誘拐に変更だ。ヘリが激突して展望塔は倒れそうに。スカーレットは落下し、大統領は危ういところをブルーに救出された。落下のショックでスカーレットはミステロンの支配から逃れ、それだけでなく不死身の体。まあはっきり言ってスカーレットには全く魅力ないです。ブルーの方が活躍して印象に残る。顔立ちもスカーレットはのっぺりしていて無表情。「サンダーバード」に比べ、操る糸は目立たなくなっている。人形はより人間に近くなり、スマートに。「サンダーバード」のように60分物だったら話にもっと整合性があったかも。ブラウンが爆発したのと死体と二体あったということは、スカーレットも・・。事故の後引きずられていくのとその場に無傷で立ってるのといたし。それとも一瞬で治って立ち上がっていたわけ?

キャプテン・スカーレット2無人機をストップ

最初にうつるモダンでスマートな部屋は今見てもステキ。窓の外から撃とうとした暗殺者を仕留めたのはスカーレット。狙われたのはアジア連合共和国の事務総長。2億人に選ばれた・・ってことは中国とインドとマレーシアは別だな。それとも2068年にはアジアの人口もそれくらいに減ってると?その頃スカーレットはドクターの診察受けてる。事故の前の記憶はあるけど、その後のはなし。乗っ取られていたことも覚えていない。展望塔から落下した時の傷も2、3時間で治った。ニューヨークからロンドンへ向かう旅客機DT.19。見送り人の中にはブラック。途中で機は操縦不能になり、海に墜落。副パイロットは1話目の金髪君に似ていたな。ニセモノのDT.19はそのままロンドンへ向かう。総長は替え玉まで用意して無事ロンドン空港へ。使われたのは何とタンクローリー。タンクの中は居心地のいい部屋になってる。無事ジェット機に乗せ、これで一安心となるが、同じ頃着陸したDT.19の様子がおかしい。操縦席も客席も空っぽ。しかもジェット機に体当たりするかのように動き出した。スカーレットはブルーを脱出させ、装甲車をDT.19のタイヤに体当たりさせる。自分は不死身だからどんな無茶もできる。ジェット機は何とか離陸するが、一部がDT.19に接触したため爆発。え~?てことは総長や乗務員は死亡?DT.19も乗務員だけでなく乗客・・客席は二段になってるからかなりの人数・・も死亡。「サンダーバード」と違うのは死者の数だな。それに護衛任務にも失敗したわけで、後味が悪い。実は乗務員や総長は土壇場でタンクローリーに戻っていて無事、ジェット機は自動操縦だったとかそういう展開にもできたと思うよ。スカーレットさえ助かればいいってもんじゃない。さて、毎回スクランブル出動するエンル飛行隊。昔からどれが誰なんだろうって不思議だったんだよな。コンチェルトはわかる。声が来宮良子さんだから。ウィキペディアによるとディスティニー(コンチェルト)、ラプソディー(ファンタジー)、シンフォニー、メロディー(キャロル)、ハーモニー(サリー)の五人らしい。声は武藤礼子さん、鈴木弘子さん、向井真理子さん、増山江威子さん。いやはや・・豪華絢爛ですな。

キャプテン・スカーレット3鐘は13鳴った!

夜・・ロンドン市内・・核爆弾の輸送が行なわれている。途中トラックコントロール不能になり、護衛の車はトラックを見失ってしまう。トラックが入り込んだのは地下駐車場。ロンドンを原爆で破壊しようというのがミステロンの企み。ドライバーのメイシーは(なぜか)カーラジオをつける。ちょうど夜中の12時だが、ビッグ・ベンの鐘は13聞こえた。その後彼は乗っ取られることもなく、外で倒れていたところをスカーレットに発見される。彼を乗っ取って目的地まで運ばせた方が簡単なのに。もちろん彼は鐘が13聞こえたことを話す。ロンドンには地下駐車場はたくさんあるが、鐘の音が聞こえるのが半径1500メートルとすると該当するのが二つ。で、ブルーが目星つけた方へスカーレットと二人で向かう。爆発時刻が迫っているのでスカーレットがトラックを地下深くへ運び・・。ラスト・・鐘が13聞こえた謎をブルーが説明する。今回はわりと話がぶれず、一直線なのはよかった。「サンダーバード」同様こちらもメカには力入ってる。何しろ玩具を売って稼がないといけない。よく出てくる追跡戦闘車は前方には窓がなく、小さなスクリーンを見る。ところが横にある窓では景色が左から右へ動いている。前に走っているなら右から左へ動くはずだが。それともこの車、座席は後ろ向きになっているのか。調べてみたら衝突時の衝撃を和らげるため、座席は後ろ向きなのだそうな。でも車の横から座席ごとブルーが攻撃のために飛び出す時は前向きだぞ。あれは座席が前向きになっているという補助席に座っているのか。車が後ろ向きにとまっているのか。

キャプテン・スカーレット4ブラック大尉を探せ

前回今回と放射能を扱っている。ピンチ感あおるには手っ取り早いからか。日本のように気をつかったりしない。カルバー原子力センターにブラックが侵入するが、結局目的は何だったのだろう。放射能を浴びたせいで逃げても追跡できる。また、監視カメラにうつったせいで、スペクトラム側は初めてブラックがミステロンのロボットとして動き回っていたことを知る。センターの職員でまた金髪のハンサム君がうつっていたな。「サンダーバード」同様同じ人形がくり返し出てくるが、この金髪君はジョン系、スカーレットはスコット系、グリーンはブレインズ系、ブルーはゴードン系などと、余計なことを考えながら見ている。ブルーは見る度にエド・ビショップ思い出す。声も彼がててるらしいが、吹き替えなので聞くことはできない。まあ吹き替えでもいいんだけどさ。スカーレットが中田浩二氏、ブルーが羽佐間道夫氏。ホワイトは小沢重雄氏かと思ったら真木恭介氏だった。グリーンが野沢那智氏だから「0011ナポレオン・ソロ」を思い出してしまう。もう一人グレイは「謎の円盤UFO」で言ったらルー・ウォーターマンみたいな感じか。地味で堅実、顔だって整ってる。声まで仲村秀生氏に聞こえる(別の人だけど)。ストーリーに集中できないのは、何が何やらだからだ。ブラックは何をしたかったんだ?シンフォニーはなぜ地上に下りたんだ?彼女達は空を飛ぶ以外は何もできないのか。ブラックに対し全く無力。放射能を浴びて死ぬはずが、ミステロンにも憐みの心はあるとかで命は助かる。ミステロンの方も混乱気味。いや、脚本が・・。ブルーはシンフォニーにペンダントをプレゼントしたようだが、彼女を好きなのかな。と言うか、ブルーならエンゼル全員にプレゼントしていそう。

キャプテン・スカーレット5北部地球防衛軍あやうし!

キャプテン・スカーレット6ホワイト大佐を守れ!

ミステロンは宇宙放送衛星の軌道を変え、大気圏に突入爆発させる。ニセモノの方はスペクトラム基地に接近・・このままでは衝突する。ホワイトは破壊しろと指示、エンゼルがミサイルで撃ち落とす。スカーレットは、本当にミステロンに乗っ取られていかはっきりしないし、技術者達が乗っているのに・・と、釈然としない。ホワイトはミステロンの予告で自分が標的だとわかったので、基地から離れることにする。代わりに指揮をとるよう言われたがスカーレットは断り、ブルーがとることに。どんな通信も禁じると言いおいてホワイトが向かったのは、友人の乗る海軍潜水艦。ところがなぜかミステロンにはホワイトの行動はお見通し。乗組員の一人を溺死させ、ニセモノはすでに艦内に。ニセモノはホワイトのいる部屋へ行き、そこで撃ち合いになる。潜水艦の中ですぜ、いいのかな?ニセモノもホワイトも死ぬが、実はスカーレットがホワイトに化けていて。ホワイトの方は縛られて閉じ込められていた。つまりスカーレットはグリーンから行き先を聞き、あらかじめ艦にもぐり込み、ホワイトを縛り上げて隠し、襲ってくるであろうミステロンの手先を待ち受けていたわけ。それというのもホワイトはただ冷酷に衛星を攻撃させたのではなく、すでに本物はミステロンにやられたことを知っていたと。だったらなぜスカーレットにそう言わなかったのかね。言わないからスカーレットが誤解する。それにしてもホワイトが艦に乗り込んだせいで乗組員が命を落とすはめになった。他の人を巻き込まないようスペクトラム基地にいて解決方法を探るべきだったんじゃないの?撃たれて死んでいるスカーレットを軍法会議にかけると息巻くホワイト。命令違反に上官への暴力。何も知らない人がホワイトの怒りを不思議がるところが今回の笑いどころか。

キャプテン・スカーレット7地球の翼を守れ!

キャロルが護衛し、スペクトラム基地に向かうⅩ9Rは、落雷のせいで墜落。パイロットとゴダード准将は死亡するが、ミステロンはニセモノを基地へ送り込む。今回は自然現象?それともあの落雷もミステロンの仕業?世界の空軍の首脳連中が集まって会議をすることになっているが、ゴダードはグレンギャリー城に場所を変更すると言い出す。観光客も来ないような古城で、モートンといううさんくさい感じの使用人がいる。今のところスカーレット一人がゴダードの護衛をし、首脳連中はシンフォニーの操縦するマグナコプターで明日やって来る。一方、嵐の中で雷に打たれたはずなのに・・と疑問に思っているキャロルは、付近を捜索。さんざん捜し、やっと残骸を発見。その頃スカーレットもシンフォニーもあえなく敵の手に落ち、地下に拘束されてしまう。何とかモートンに気づいてもらって・・。このモートン(の人形)、ロバート・ミッチャムによく似ている。いかにも怪しいけど、本当に怪しかったのはゴダードの方だったという。人は見かけで判断しちゃいけませんという。ラスト、モートンはスペクトラム基地へ招かれ、礼を言われていたけど、首脳会議が無事終了できたのは彼のおかげだもんね。

キャプテン・スカーレット8タイムを追え!

ロンドン市内の病院でマグナス博士による脳の手術が行なわれようとしている。見学している男二人のうち、片方はバージルによく似ている。さて、ミステロンは毎回あらかじめこういうことをするぞよと予告してくる。しかも英語で。律儀だし親切だ。普通は黙って不意を突く。とは言え今回のタイムを暗殺するという予告は意味がわからない。仕方ないのでブルーはニューヨーク、グレイはリオ、オーカーはモスクワ、スカーレットはロンドンを担当。マグナスは明日も手術がある。ウェストボーン病院に入院しているティエンポ将軍だ。マグナスは患者の額に電極をつけ、電流を流すなど特殊なやり方をするが、さっきもやって成功したので自信持ってる。あらまあさっきの患者は実験台かよ。将軍(の人形)はロック・ハドソン似。ケヴィン・スペイシーもちょこっと入ってる。帰宅するマグナスをブラックが殺し、マグナスのニセモノが・・ってずいぶん長い導入部だな。そのうちスカーレットはティエンポイコールタイムだと気づく。マグナスがティエンポに誓約書にサインさせる描写があるが、そのサインを見て一部の人は「はは~ん」と気づくのだろう。さて、手術は安全のため基地でやることに。患者は額の部分しか露出していない。マグナスは電流を強くして患者を死なせてしまうが、もちろんシーツの下にいたのはスカーレット。今回彼は麻酔で寝ているから、あまり活躍しない。それにしてもマグナスの遺体が発見されたわけでもないのに、なぜ彼が身代わりに?手術中にレントゲン技師がマグナスがおかしいと気づき、ホワイトに報告するが、手術を始めた時にはマグナスの正体はまだばれていない。いないのになぜスカーレットが?実はすでにマグナムの死はわかっていた・・とすれば筋が通ったのに。今回わかったのは、ミステロンが作ったニセモノはX線を通さないということと、高圧電流には弱いってこと。スカーレットもX線は通さない。今回なぜかやたらめったらナレーションが入る。親切と言うよりくどい。私はこんなのいらないと思う。子供向けなのに複雑でわかりにくいのが「キャプテン・スカーレット」なのだ。それでいいじゃんよ。

キャプテン・スカーレット9ミステロン探知機を出せ!

人里離れたところで珍しくのんびりしているスカーレットとブルー。ここは立入禁止と、監視員みたいな男に銃を向けられるが、「ハンティングロッジでごちそうを」とか何とか言うと警戒を解かれる。たぶんこれが合言葉なのだろう。実はここのロッジで秘密会議が行なわれる。スカーレット達は護衛のため来ていたのだ。ホワイトや大統領などが揃うと、何とロッジ全体が沈み始めた。「UFO」のストレイカーの部屋みたいにそこだけ沈むというならわかるが、何でロッジ全体が沈まなきゃならないのだそれに彼らが乗ってきた車はそのまんま。秘密にしたいなら車も隠せ。・・と思ったら今度はロッジが上がってきて元通りに。ホワイト達は別の部屋に移動したから上がってくる・・って、こらこらいったい何をやってるんじゃい。自分の足で歩けよ。建物の方を動かす代わりに。こうやって上がったり下がったりを見せるのは、後でロッジが下がってくるのを止められず、下の部屋にいるホワイト達が押しつぶされるピンチに陥るからだ。そのためあらかじめ上がったり下がったりを見せておくのだ。操作をするインディゴ大尉がブラックに殺され、ミステロンのロボットに。今回の会議の目的は、前回わかったミステロンのロボットの弱点をもとに開発されたミステロン探知機と、ミステロンガンのお披露目。前者はX線写真、後者は高圧電流を利用。で、偶然インディゴは探知機を向けられ、ニセモノとばれてしまう。上がったり下がったりの装置のキーを持って逃げてしまったため、ロッジが下がるのを止められなくなると。ところでここで不思議なセリフが・・。ロッジが動いている間はエレベーターが使えないとか何とか。こらこらエレベーターがあるならロッジを上げ下げする必要ないじゃんよ。これは私の推測だが、エレベーターが使えなくなるのはロッジの上げ下げに多大な電気使うため、エレベーターにまで回らなくなるのだろう。両方一緒に使うとブレーカーが落ちるか、火事になるんだろう。と言うわけで、今回はアホアホな設定でした。

キャプテン・スカーレット10アメリカ大陸を救え!

キャプテン・スカーレット11にせミステロン現わる!

「サンダーバード」でも国際救助隊のニセモノが出てきたし、まあどうしたって人形の使い回しだけでなくネタの使い回しも・・。スペクトラムの秘密金庫が破られる。手口から見て専門家で、内部のことにも通じていそう。金庫内は荒らされ、まるで目的のものが見つからなかったよう。なくなったのは書類やマイクロフィルムで、ミステロンがこういうものを欲しがるとも思えない。賊は三人組で、そのうちの一人はスペクトラムに金庫を納入した会社に以前勤めていたらしい。こんな金庫作らせるくらいだからさぞかし中には金がたんまり・・と思い込んだが、予想は大はずれ。しかし書類を読んだボスは、ミステロンを利用してニューヨークのナショナル銀行の金庫を破ろうと企む。今回ミステロンはニューヨークの心臓部を狙うというので、一帯は人々が避難し、無人の状態。ゆうゆうと金庫を破り、大量の金の延べ棒や紙幣に大喜び。ところがブラックが現われ、三人を金庫に閉じ込め、しかも数分後には爆破・・となる。見ているこっちはブラックを追うのではなく、三人を助ける方にスカーレットやブルーが回るだろうと思っている。しかし二人はブラックを追い、しかも逃げられてしまう。今回ブラックは車ごと消えてしまう。ミステロンはこんなこともできるのだ。三人の方は爆発で死亡。何があっても改心しそうにない悪党だが、国際救助隊ならそれでも救助に力を尽くすだろう。でも「キャプテン・スカーレット」は人命尊重救出がメインではないのだ。検問所で三人と話したマゼンタは、「万一の場合お助けできません」と警告したが、その通りになっちゃったな。マゼンタは赤紫で、スカーレットは黄味を帯びた赤らしいが、服の色はあまり変わらない。顔はスカーレット以上にスコットに似ていて、それでいて融通のきかないあまり有能には見えないタイプ。隊員には他にオーカーがいて、黄土色という意味らしいが、顔はグレイと区別つかん。

キャプテン・スカーレット12ミステロン基地発見!

この時代は火星探査に行くくらいだから、月には4000人以上いる。月の第七基地の総督は、ミステロンと平和条約を結び、ミステロンとは戦闘状態にある地球は援助しないという声明を出す。いわば中立宣言だが、もしかしたら彼はミステロンに乗っ取られているのかも。それはともかくミステロンとの接触に成功したのなら、その方法を知りたい。で、ホワイトはスカーレット、ブルー、グリーンの三人を月へ送る。月の裏側にあるハンボルト帯に何かが建設中なのも気になる。三人を迎える総督や副官のセリフからすると、この二人すでに乗っ取られているようだが、はっきりはしない。今回月面探検車が出てくるが、バッタのようにぴょーんと飛ぶタイプ。また、基地にあるコントロールコンピューターの暗号名はシドで、「UFO」ファンはニヤリ。もっとも「キャプテン・スカーレット」の方が先で「UFO」は後なんだっけ。シドはその人がつけているバッジで認識する。総督はシドが自分の命令しか聞かないよう設定したが、スカーレットは総督のバッジと自分のをすり替えてしまう。総督が寝ている間に月面探検車でハンボルト帯へ。寝ているってことは人間かね。ロボットなら食事も睡眠も不要だと思うが。だって生きていないんだし。それはともかくハンボルト帯には火星にあったのと同じ基地が建設中。すべて自動で、生物らしきものは見当たらない。あれこれあって、自分の命令聞かないシドに怒った総督は、銃で撃ってシドを破壊。爆発する基地を尻目にスカーレット達はロケットで地球へ帰還。結局ミステロンとの接触方法は不明のまま。ところで月には4000人以上いるはずで、彼らはどうなったの?月のような閉鎖された空間なら、ミステロンが次々に人々をロボット化して手先増やしていくと思うが。

キャプテン・スカーレット13無人戦車ユニトロン

キャプテン・スカーレット14ファッションショーをねらえ!

「サンダーバード」でもファッションショーやったり、女性ファンへの目配せを忘れなかったけど、こちらでも。超特急が事故を起こし、乗っていたモデル、ガブリエルとヘルガは命を落とす。ミステロンのロボットとなった二人はモンテカルロへ。今回ミステロンはファッションデザイナーのベルダン暗殺を予告してくるが、スカーレットとブルーは何でデザイナー?と不思議がる。ホワイトによるとベルダンは実はヨーロッパの秘密本部の情報員。今度モンテカルロでショーをやるが、ブラックも出没しているので、スカーレットは宣伝係、ブルーはカメラマン、コンチェルトとシンフォニーはモデルとしてベルダンの身辺に気を配る。黒髪のガブリエルはシンフォニー系の美女。ショートカットのヘルガはやや腫れぼったい感じの顔立ち。クルーズの最中、ガブリエルがエンジン室に入り込み、燃料を放出させる。クルーザーは爆発したが、幸いみんな無事。海へ飛び込む彼らの後ろに救命用の浮き輪がかかっているが、誰も利用しない。さて、こんなことをしたのは船に乗っていた誰かに違いないが、ミステロンのロボットかどうか見分けるための探知機は海に沈んでしまった・・と言うか、船に乗る前にチェックするでしょ普通・・。それとスペクトラム以外の乗船者って二人のモデルだけで‥。ちなみに彼女達は列車に乗らず飛行機にしたため命拾いした・・とベルダンに話す。パーティの最中、ベルダンはブラックとヘルガに拉致されるが、彼は知らない間に発信機を飲まされており、追跡は容易。ブラック達は途中でベルダンを車から落とし、車ごと消えてしまう。この、姿を消してしまうというのは前にもあったが、今回はベルダンが消えるところをはっきり目撃する。ヘルガの方はそれでいいとして、ガブリエルの方はどうなったんだ?ロボットとばれたけど、その後の描写なし。

キャプテン・スカーレット15エンゼル機対ミステロン

フェアフィールドはエンジンの会社。コンテナのなかみは何千万ドルもするが、社長は教えてくれない。ドライバーは荷物を倉庫へ。そこへブラックが現われて彼を殺し、倉庫を燃やす。今回は人ではなく、新しいエンゼル機のニセモノが本物と空中戦。ニセモノの方はもちろん無人。ミステロンの予告は、エンゼルの誰かを殺すというもの。休暇でパリへ行ってるコンチェルトが標的に違いない・・と、スカーレット達が急行。高い香水を買ってご機嫌のコンチェルトだったが、そういうわけで基地へ向かう。途中いやな予感におそわれたスカーレットは、コンチェルトとブルーに車を降りるよう言う。直後ニセのエンゼル機が襲ってきたため、三人はその場に釘けに。で、空中戦となるが、ニセモノの方は塗装がまだなので、色が違う。今回スカーレットはほとんど何もしていない。あの香水が何か関係してくるのかと思ったが、何もなかったな。

キャプテン・スカーレット16消えたロケット

ホワイトの友人で基地へ来ていた少佐は、コンコード基地へ。途中ミステロンのせいで気分が悪くなり、船から転落死。今回のミステロンの予告は、ロケットを発射させるが、目的地はわからないというもの。コンコード基地へ着いたニセモノは、管制官を殺し、VGRロケットを発射させる。コントロールパネルをはずし、ジェット機で逃走。キーワードがわからないので、ロケットをリモートで自爆させることができない。ロケットはなぜかレーダーにうつらず、追跡できないでいたが、そのうち、まっすぐ上がってまっすぐ下りてくるのでは・・となる。つまり目的地はここ、コンコード。エンゼル機はジェット機を追跡し、説得するが、少佐は自爆。機は海に沈む。キーワードは一万通りもあるため、とても間に合わない。スカーレットとブルーは他の人を避難させ、二人でキーワードを入力し続ける。ホワイトからの命令が聞こえないよう、無線のついた帽子をほっぽり投げているのが笑える。いよいよ時間がなくなって、最後に入力したのがAMEN。直後にロケットは自爆するが、これは後で海軍のフロッグマンが海底でパネルを見つけ、キーワードのZEROを打ち込んだから・・とわかる。あんなに早くフロッグマンが見つけられるとはとても思えんが・・。きっとフロッグマンのリーダーはロジャー・ムーアだろう(なんちゃって)。

キャプテン・スカーレット17ミステロン基地を爆破せよ!

以前月の裏側に建設中のミステロン基地を見つけたが、破壊したってすぐ再生されるだけ。それより再生能力の源となるものを見つけろというので、スカーレット、ブルー、グリーンの三人が月へ。ちなみにグリーンは電子工学の専門家らしい。ますますブレインズ系。でも発明はしなさそう。ミステロンの予告は、月の基地へ入る者は誰であろうと殺すというもの。スカーレットは休暇でマイアミへ行く予定だったが、こっちの方が大事と・・。わざわざ言わなくたってねえ。それにしてもパリへ行ったりマイアミへ行く予定だったり優雅ですな。ホワイトを見ていると、ストレイカーのように予算獲得に苦労するなんてことあるのかしら・・と思ってしまう。エンゼル機などの高い装備がおシャカになっても気にしてない。さて、前にも出てきた月面探検に三人が乗り込み、別にフレイザーという男が爆弾を運び、基地の近くにセットする。ただこのフレイザー・・すでにミステロンのロボットになっており、爆発時刻を予定より2時間も早くセットする。それを知った月面基地のリーダーが知らせようにも、スカーレット達は月の裏側にいるので電波が届かない。・・月の基地は窓がたくさんあって、しかも大きい。もっと少なく、小さくするんじゃないの?フレイザーがすでに乗っ取られているというのはいかにもありそう。4000人もいるのだから他にもいそう。ミステロンの基地は無人で、水晶のような物体がすべての源らしい。スカーレットが持ち帰ったから、これから秘密が解明されるのか。フレイザーがどうなったのかは描写されない。

キャプテン・スカーレット18ミニ衛星をとばせ!

火星にあるミステロンの基地を探るため、観測機を飛ばそうということになる。スカーレットとブルーはK14観測所で写真が電送されてくるのを待っている。火星との距離のせいで、受信するまで4分の間がある。しかし観測機はミステロンによって爆破され、計画は失敗。莫大な費用かけたのが無駄になる。しかしこんなこともあろうかと第二次計画へ移る。珍しくスペクトラム基地が移動するが、通常はどこの空に浮かんでいるのだろう。観測所があるのはヒマラヤか。次の作戦はミニ衛星を火星の衛星フォボスに着陸させ、そこから写真をとるというもの。観測所のメインルーム中央にはばかでかい望遠鏡が据えつけてある。それを覗いたブレイク博士はロボットにされるが、その際倒れて引きずられるのと、ブラックのそばに立っているのと二体。1話目のスカーレットもそうだった。今生きて行動しているスカーレットはロボットにされた方だから、死んだ方の体がどこかにあるはずなんだよな。もう1話のことなんか忘れていると思うかもしれないが、見る方はいつまでも覚えていて、疑問持ち続けているのだよ。さてブレイクは受信装置に爆薬を仕ける。受信するため装置が角度を変えると基地全体が爆発する仕組み。スカーレット達はブレイクを追って外にいたから、気づいた時は手遅れ。爆発のため所員は死亡。フォボスからは受信されることのない写真が空しく送られ続けるのであった。と言うわけで今回はミステロンの勝ち。まあ何ですな、スペクトラムから応援も来ていたのだからブレイクの捜索はそちらに任せ、スカーレット達は観測所の中を調べるべきでしたな。

キャプテン・スカーレット19スペクトラム基地あやうし!

以前月で見つけたミステロンのエネルギー源らしい水晶。科学技術研究所でいろいろ調べた博士は、それを持ってスペクトラムへ行くことになっている。移送に使うのは例のタンクローリーなので、博士もびっくり。今回のミステロンの予告は、夜中の12時にスペクトラムを破壊するというもの。ホワイトはミステロンとの戦いを終わらせるべく呼びかけ、その際こうなったきっかけ・・1話目の冒頭部分・・が説明される。到着した博士はスペクトラム基地に感心し、通信の方法やエンゼル機の出発を見たがったりする。見ている方はてっきり博士ミステロンの手先なのだと思うが、結局は違った。もっとも彼に探らせなくたってスペクトラムのことはブラックがみんな知っているんだしな。そのうちホワイトの呼びかけに対するミステロンのメッセージが来る。一人で来いというのでスカーレットが行くが、これは罠。あの水晶が爆発すればスペクトラムは破壊されると気づく。てなわけでミステロンには誠意は通じなかったようです。

キャプテン・スカーレット20大爆発!

キャプテン・スカーレット21地球の首都を救え!

今回の予告は地球の首都ユーチューバー・・じゃない、ユーチュラシティの破壊だが、どこにあるのかは不明。ロンドンとかパリとかニューヨークとかは普通に存在してるし。男二人が乗った車が事故を起こし川へ。通りがかった車に乗っていた二人は人が浮いているのに気づき、病院へ運ぶ。運のいいことに二人は医者らしく、自分達で開発したらしい人工呼吸器に男を入れる。身元もわかった。ラブナー少佐というテストパイロットだ。一時は絶望的に思えたが、そのうち自力で呼吸し始め、意識も戻る。病院のそばにはスレイトン空軍基地がある。ラブナーのニセモノが現われ、核弾頭を装備したXK107に乗り込むが、少佐は入院中とわかり、離陸阻止に成功。と言ってもXK107は爆発したわけで、核弾頭はどうなったの?首都を破壊するくらいの爆弾のはずだが・・。ミステロンは本物のラブナーが助かったことは知らないから、次の指令送ってくるはず。彼がニセモノのフリしてまたXK107で離陸すれば・・となる。で、指示された古い飛行場に下りるとトラックが現われ・・。でも乗っていたのはブラックではなく、ラブナーの運転手トムのニセモノだった。このことからホワイトはミステロンは本物とニセモノを見分けられないことがわかったと言っていたが、ニセモノじゃないとわかっていたからこそ(ブラックじゃなく)トムが乗っていたのでは?

キャプテン・スカーレット22アルプス上空の危機!

キャプテン・スカーレット23天使を救え!

細菌研究所からK14の入った試験管が盗まれる。ミステロンに殺されたジュディのニセモノが盗み出したのだ。今回ミステロンは天使の土地を破壊すると予告してくるが、これだけでは意味がわからず、エンゼル達もミステロンとの戦いにはいらつく。研究所からの要請でスカーレットとブルーが急行。研究所はマンチェスターにあって、ここはファンタジーの故郷でもあるらしい。K14は試験管一本で一千万人が全滅するほどの威力があり、血清はなし。どうしてそんなもの作るのかいな。ジュディは飛行機でニューヨークへ飛び、その後車でハイウェイに。追跡戦闘車で追うスカーレット達。途中残されていた試験管のため、隔離されるが、ニセモノだった。ジュディを見失ったわけだが、数ヶ所で目撃情報があり、スカーレットはそのうちのロサンゼルスに注目する。天使の土地とはロサンゼルスのことに違いない。中心部でなくても、水道水に利用されているボールダー・ダムに投げ込めば・・と言うわけでダムへ。ジュディは14話に出てきたガブリエルの人形。彼女とシンフォニーが「キャプテン・スカーレット」では一番の美女だな。

キャプテン・スカーレット24北極の死闘!

今回は「サンダーバード」でやりそうな設定。トレシー兄弟はスカーレットのように不死身ではないから、いろいろ苦労して・・。そう、主人公が不死身だと何でもできちゃうから、ある意味おもしろくないのだ。今回は北極が舞台。宇宙開発局からの要請で、スカーレットとブルーは北極へ。一見何の関係もなさそうだが、北極の下に鉱山があって、トライトニウムを採掘している。これを使うとロケットは三分の一の日数で火星へ行ける。だから火星に基地のあるミステロンは妨害しようとするわけ。まだ誰も気づいていないが、所員のニールソンはすでにニセモノ。本物は雪に埋もれて死亡、手袋をはめた手だけが雪の中から出ている。そこから足跡が・・。(何もないところから)ニセモノが出現して歩き出したわけだ。私は毎回出てくるこの乗っ取りのシーンが好きである。ニセモノがブラックのそばに立っていたり、本物の死体が引きずられたり、ニセモノが本物の死体を少し離れたところから見ていたり。さて、ニールソンは変電所へ行き、メインスイッチを切ってしまう。採掘基地は電気を使って氷を溶かし、基地のまわりだけ湖のようになっている。停電するとたちまち水は凍り始め、膨張するため基地は押しつぶされてしまう。スカーレット達がいるところは水面から数百メートル下で、停電のためエレベーターも使えない。ちなみに通常は湖の温度は60度にしてあるらしいが、いくら何でも高すぎるのでは?60度なら湯気が出てるはずだがそれもなし。それはともかくスカーレットは暖房機能のついた潜水服を着て、一気に浮上。不死身だから潜水病もへったくれもなし。変電所にいたニールソンを倒すが、採掘基地は膨張した氷によって大きな被害を受けたため、向こう半年は使用不能に。今回もミステロンの勝ちですな。

キャプテン・スカーレット25原子炉爆発寸前!

トラックで運搬中の原子炉。温度が200度以上に上がると爆発するおそれがある。ミステロンは事故を起こさせ、ニセモノを走らせる。ドライバーやトラックはともかく、原子炉もニセモノ?崖から落ちた本物の原子炉は?崖から落とさず、ドライバーだけニセモノにすりゃいいのにな。ミステロンの予告は、北アメリカの大西洋沿岸を破壊するというもの。原子炉は発電所へ運ぶことになっている。ミステロンは発電所とダムを狙っているのだろう。ところが、万国博覧会用の建物を建設しているところへブラックが現われ、コントロールタワーにいた男性を銃で脅し、原子炉をヘリがぶら下げているコンテナに積み替えさせる。スカーレット達はトラックを追跡し、中が空っぽと知って驚く。この時またまたトラックは転落するが、こういう転落墜落及び爆発シーンは毎回必ず出てくる。毎回入れないと気がすまないんだろうな。途中落ちていたバルブを拾うけど、これは原子炉の安全装置に使うもの。あれこれあってスカーレットはコンテナの中へ入るが、バルブを抜かれた原子炉はオーバーヒートを起こして、危険な状態。原子炉運搬責任者ソマーズ博士の指示で、何とか冷却装置を働かそうとするスカーレット。途中ヘリが動いてコンテナもぐらりと揺れ、その拍子に機械も動いてスカーレットが押しつぶされそうになる。普通の人ならここでオダブツだが、スカーレットは不死身ですから。ところでブラックは名乗る時、「ブラックたいいだ」じゃなくて、「ブラックた~いだ」と言うのね。何で引き伸ばすのかな。

キャプテン・スカーレット26大統領を守れ!

トリビューン新聞社の記者ブラントは、大統領の記者会見に出るため、社機のトリビューン3で出発するが、途中落雷のため墜落。ロボットとなったトリビューン3とブラントは何事もなかったように飛ぶ。今回のミステロンの予告は、12時間以内にプレジデント・ロベルトを暗殺するというもの。当然標的はロベルト大統領だとなって、スカーレット達が護衛に。ロベルトは負けず嫌いで、説得するにも一苦労。しかし何とか記者会見は終わり、ミステロンが予告した期限まであと15分となる。ブラントは会見には出ず、港へ。たぶんミステロン探知機で調べてからじゃないと入れてくれないからだろうと思ったら・・。大統領の次の予定は原子力客船プレジデント・ロベルト号の進水式に出席すること。もちろん出席は中止させてあるが、スカーレット達はミステロンの標的が大統領ではなく客船の方だと気づく。進水式ではシャンパンのビンが船体にぶつけられるが、ブラントはミステロン光線によってシャンパンを高性能爆弾に変える。スカーレットはブラントを撃ち、人々を避難させるが、ブラントはスキを突いてスイッチを押してしまう。すわ巨大な客船の爆発か・・と思ったら、シャンパンが当たる寸前に船体は動き始め・・空振りでした。それでも二度目に振れた時当たってしまうかと一瞬ドキッとしたけど、スレスレで大丈夫でした。ホッ。

キャプテン・スカーレット27ヨーロッパ作戦

今回は20分ちょっとじゃもったいなさすぎる内容。前編後編にすればよかったのに。応用電子工学のカーニー教授は、自分のバンガローにもいろんな装置をつけている。リモコンのスイッチ一つでカーテンを開け閉めしたり、酒の乗ったワゴンが動いたり。その優秀さが仇となり、ミステロンに目をつけられ、殺されてしまう。今回のミステロンの予告は、ヨーロッパの三首脳を暗殺するというもの。オラフソン、ヘンダーソン、三人目は・・。字幕があると地名とか人物名がわかって助かるが、日本語吹き替え版なので、よく聞き取れないことが多い。ネットで調べても「サンダーバード」と違い、感想書いてる人あまりいない。したがって人名とか間違っている場合もあるかもしれないが、許してたもれ。さて、他の二人の安全をまず確保しておいて、オラフソンがいるバンドン秘密基地の警備にあたっているのがオーカー。そう言えば最近グレイが出てこないな・・。カーニーは録音しておいた銃声や戦車の音をスピーカーで流し、警備の気をそらせておいて、反対側から侵入。換気口から爆弾を投げ入れる。この時・・音だけであとは何も見えないのにエンゼル機まで出動させ、攻撃させるのはいくら何でも変。音は森の中から聞こえるから見えないとは言え、戦車ならそれなりに土ぼこりとか上がるはずだし、銃声にしてもこちら側のどこにも当たっていない。それはともかく爆発のせいでオラフソンはやられたと思ったら実は生きていた。地下15メートルのところにいたからかなと思ったら、囮の換気口だったらしい。ミステロンは暗殺成功と思い込んでいるからオラフソンの方はひとまず安全。手口から見て犯人は基地の電子装置に詳しいと思われる。その頃カーニーの死体が発見さる。バンガローを調べたスカーレット達は、次の標的がヘンダーソンと知る。彼は最高機密センターにいるけど、カーニーは小型の飛行機を飛ばし、無線などを使えなくする。今ならドローンを飛ばして・・となるところだ。そのうち停電し、あたりは真っ暗に。非常用電源はないのか。また、懐中電灯くらい用意してないのか。カーニーは暗視用メガネをかけてゆうゆうと侵入するが・・。上にも書いたがこの内容なら、カーニーの発明したメカをいくらでも出してこれる。また、標的は三人だから二人目で終わりなんて中途半端なことをせず、まだまだ引っ張れる。ミステロンのロボットとしては今までで一番手ごわい相手という設定なんだし。カーニー(の人形)は、目のあたりがロビン・ウィリアムズ風味。透き通った青い目が冷たい狂気を感じさせる。髪は黒く、全体としてはアレック・ボールドウィン風。

キャプテン・スカーレット28地獄の猛火!

高性能の爆薬を大量に積んだSKR4号は隕石に衝突し爆発するが、これはミステロンの仕業。ニセモノのSKR4号は無人のまま地球へ帰還する。ユーロ追跡ステーションは最初のうち異常に気づかないが、そのうち搭乗員のしゃべり方がおかしいのを不審に思う。無人なのでいつものようにニセモノがしゃべるわけではない。何もなくて声だけ発生する。今回の予告はナハマ砂漠にある工場を破壊するというもの。灌漑用水用の工場で、無人でも操業可能なので、人員は避難させる。タンクのなかみは液体酸素なので、爆発したら大変。工場のある盆地を見下ろす古いアステック寺院にスカーレットとブルーが行き、監視する。巨大な石像があって、フッドのアジトのような雰囲気。像が崩れたり危険なところなのに、ブルーは石像の下で眠ったりする。途中フッド・・じゃない、ブラックが現われ、石像によじ登り、口の中に小さな機械を入れる。人形の大きさから、石像がかなり巨大なことがわかる。この時の、ぶら下がっているブラックの人形が不気味。そのうちSKR4号は大気圏に突入。誘導電波によってナハマ砂漠へ。あの小さな機械のせいだ。スカーレットとブルーは避難し、エンゼル機が寺院を攻撃。最後はまわりが崩れて巨大な石像だけが残る。結局SKR4号は寺院に衝突し、崖崩れのせいで工場も爆発してしまう。ミステロンの勝ちだが、工場に人的被害が出なかったことがせめてもの救い。石像を上からうつすなど見せ方に工夫があり、また、ポツンと石像だけが残ってるというのもよかった。でもわざわざ宇宙からなんて面倒なことをせず、タンクに直接爆弾仕かけた方が簡単だったのでは?

キャプテン・スカーレット29裏切者は誰だ!

今回の予告は内部からひびが入ってスペクトラムは崩壊するというもの。つまり裏切り者がいるってことだが、人間なので探知機には引っかからない。オーストラリアのコアラ基地では同じような事故が数回起きていて、犠牲者も出ている。今回もパトロール中のホーバークラフト4号がオーバーヒートして暴走の末、爆発炎上。乗っていたジョンソンとモーリンは危ういところを脱出して助かった。とは言え脱出するところは見せないので、その後の二人、あるいは片方がロボットにされているかどうかは不明。司令官の少佐はモーリンを疑っているようだ。その彼はやたら怪しい行動を取るが、そう見せといて実は正常そうなジョンソンがロボットなのかも。ブルーとスカーレットは力を貸すためコアラ基地へ。しかし少佐は非協力的で、彼も怪しく思える。モーリンは一時ミステロンの手先にされたスカーレットを疑っている。これってまさにミステロンの思うつぼですな。途中モーリンの希望で、スカーレットが大統領を拉致した展望塔での件をブルーが話す。スカーレットはその後の落下のショックで何も覚えていないから、話すことはできない。こうやって前のエピソードをくり返すってことは要するに時間稼ぎ。途中スカーレット達が寝ている部屋で火事が起きたりして、ますますモーリンが怪しく見える。散歩に出かけた彼を、少佐に監視するよう言われたジョンソンがあとをつけたが、途中で見失ってしまった。もっとも、あとをつけるフリをしてジョンソンが放火したのかもしれない。あれこれあって、結局裏切り者なんて誰もいなかった。ミステロンが互いを疑わせようと企んだだけ。ところで、モーリンはスカーレットが不死身だということを知っていたな。別に秘密でも何でもないのかな。

キャプテン・スカーレット30海底基地を爆破せよ!

今日はスペクトラムが結成されて一年という記念すべき日なので、スカーレット達は一室に集まってパーティ。誰かから贈られた数本のシャンパンもある。ノンアルコールだと調べてあるから飲んでも平気。久しぶりにグレイもいる。黒っぽい服の人は誰だっけ・・と思ったらドクターだった。これも久しぶり。パーティはホワイトに見つかって早々におひらき。今回の予告はアトランティカ世界海軍基地を破壊するというもの。防衛機能は完璧で、空からは近づけない。ただ、流れてくる難破船があるのでそれを爆破するためブルーとオーカーはマックスウェル空軍基地へ。命令書を受け取ってV17で出発。その頃から二人の様子はおかしくなっている。基地にはブラックが侵入しており、命令書をすり替えるが、二人はブラックを目の前にしても何も気がつかない。スペクトラム基地ではエンゼル達もグリーン達もおかしくなり、正常なのはスカーレットとホワイトだけ。実はスカーレットは偶然グラスが割れたため、シャンパンは飲んでいなかった。分析してみると、記憶力や責任感をなくすことがわかった。スカーレットとホワイトはV17を追う。今からじゃ追いつくはずないけど追いつく。ブルーはコントロールタワーに爆弾を投下。そのため防衛用ミサイルも軌道が狂って役に立たない。ホワイトに命令されてもスカーレットはなかなかV17を攻撃できない(そりゃそうだ)。仕方なく攻撃し、ブルー達は脱出。ブルーと違い、眠り込んでいたオーカーは脱出装置のボタンは押せないはずだが・・。ラスト、今度はホワイトもまじえて一周年を祝っていたが、あれだけ甚大な被害出しておいてパーティなんか開けるか?

キャプテン・スカーレット31ミステロン宇宙船現わる!

シンフォニーはパトロールを終えて戻る途中攻撃され、脱出。椅子に座ったままパラシュートで降りてくるシーンは今まで何度も出てきたが、あんなにのどかで優雅なものではないことは「ステルス」を見て初めて知った。エンゼル機は攻撃されたと言うより故障に見えるが、これが伏線。シンフォニーは砂漠の真ん中で一人ぼっち。彼女はなぜか無線で助けも呼ばず、照りつける太陽の下で気絶。一度コンチェルトが乗ったエンゼル機が捜索に来たが、気づいてもらえなかった。今回の予告はスペクトラム基地を破壊するというもの。ホワイトはシンフォニーの捜索より基地の防衛を優先。ブルーは落ち込む。砂漠パトロール隊に自分も・・と申し出たが却下された。二人の会話・・「好きなのか」「実は・・」ひぇ~「キャプテン・スカーレット」でこんな会話がわされるとは・・。そうか、あのプレゼントの件からうすうす感じていたけれど、やっぱりブルーはシンフォニーが好きだったんだ。彼は心配で食事も喉を通らない。その点スカーレットは朴念仁だから、誰かを好きになることもなさそう。以前眼鏡をかけていた月面基地のリーダーが、最後には眼鏡はずして美人ぶりアピールしていたのに、全く気づいていなかったしな。そのうちレーダーにかなり大きな物体の反応が。出撃したファンタジーが「信じられません」と言うので、あたしゃてっきりスペクトラム基地のニセモノが出現したのかと思ったら、宇宙船でした。直径60メートルもある。その後ファンタジーの機が爆発。ここらへんではは~ん、これは誰かの夢だな・・とわかる。「UFO」なら隊員の殉職もありだが、「キャプテン・スカーレット」ではないでしょう。ホワイトは基地をヒマラヤ上空へ移動させる。前にもこんなことあったけど、基地に何かあった時、その真下に被害が及ばないようひとけのないところへ移動するのだ。ちなみに基地は1万メートル以上上にあるらしいが、エンゼル達は機に乗り込む時酸素マスクとかしておらず、ほんのわずかな時間だけだろうが素顔のままで大丈夫なのかなといつも思う。レーダー室にいたマゼンタは、他にも宇宙船が現われたのであわてる。何度も数を数えているのが笑える。コンチェルトの代わりにエンゼル機で出動したスカーレットだが、何もできないまま戻る。攻撃されたと言うよりシンフォニーの時と同じく故障にしか見えない。スカーレットをはじめ隊員は次々に死亡。最後に残ったのはホワイトとブルー。基地は落下し始めるが、骨折したブルーはジェットパックで逃げる気力もない。ホワイトはロンドン支部に最後の報告。でもって結局はシンフォニーの夢でした、エンゼル機は故障でした・・となる。今回はいやになまなましくて人間ぽい描写が多く、意外だった。特にブルーの告白・・きゃ~!ところであの予告も夢の一部なのかね。

キャプテン・スカーレット32スペクトラムの暗号をねらえ!

「キャプテン・スカーレット」は32話ある。そのうち5話は録画し損なったから見てないが、それ以外は今回感想を書くため全部見た。前にも書いたが「サンダーバード」ほどには興味持てず、したがって再放送されてもいいやめんどくさい、またやるだろうなんてのん気に構えていて。そのうち再放送もやらなくなって。今回通しで見て、「サンダーバード」や「UFO」ほどではないにしても、なかなかよくできているな・・と。で、最終回なわけだが、これがあなた手抜きもいいとこ。スカーレットとレストランで食事をしていたブルー。食後のコーヒーを飲んだ後の記憶がない。気がつくと情報部の男(名前が聞き取れん)がいて、もう三ヶ月たっていると言われる。スペクトラムの隊員だと証明しろ、暗号を言えと強要される。三ヶ月たってるわりには服装は前夜と同じだし、ここでもう男が怪しいとわかるけど、そこからはブルーが(本人と証明するために)過去の事件を話す。それも三つも!で、長々と時間稼ぎをしておいて、スカーレットに助け出されて終わり。二人ともほとんど何もしてません(最終回なのに)。今回の予告は、スペクトラムのある隊員が裏切ってミステロンに味方するというもの。だから失踪したブルーが見つかった後、ミステロンの味方になっていないかどうか、スカーレット達は見きわめに苦労する・・そんな展開になるのだと。まさか全編回想でお茶を濁すとは・・。とは言え今回はブルーが主役。目を覚ますところ・・一度閉じて、その後開く時の目が・・。頭がはっきりしてなかったのが、目の焦点が合った、目に生気が戻ったみたいなところが。とても人形とは思えないくらいリアル。スカーレットの人形だとこうは行かない。ブルーの人形だからこそ!と言うわけで、あとは再放送してくれるのをひたすら待とう。これであのうるさいティンパニの音を聞かなくてすむ。エンドクレジットの、変にSMチックな絵ともお別れだ。