ルイス警部7

オックスフォードミステリ― ルイス警部

ルイス警部7の1痛みなき殺人

ルーベン・ビーティは科学者・・心理学科の研究員で、妻ポリー、赤ん坊のサラがいる。ポリーは夫が同僚のヴィッキーと浮気しているのではと疑っているが、言い出せないでいる。学生の頃、自分にだって夢はあったけど、今は家で赤ん坊の世話をしているしかない。ルーベンがオフィスを借り、ランドルフ・ジェームズと名乗って、霊能者として客を取っていたのがわかったのは、殺された後。ポリーは全く知らず、とまどう。今回ハサウェイは追突され、ムチ打ちに。首に固定具を巻くが、同乗していたルイスはなぜか何ともなし。ルーベンの死因はエトルフィンという麻酔薬。大型の動物・・馬など・・に使用する。また、バルビツール酸も使われていた。ローラによると、安楽死のような感じらしい。ポリーのところへ早速母親ジェーンがやってくる。彼女はルーベンが娘の将来をだいなしにしたと嫌っていた。心理学科のクレイン教授は超常現象を信じていない。霊能者などとんでもないという保守的なタイプ。信じている人を論理で打ち負かす。ルーベンはクレインには黙って一般の人相手に霊を呼び出していた。と言うか、そういうフリをしていた。ヴィッキーは人助けだと弁護。金だって家賃分くらいしか取っていないはず。実際にはオフィスから札束が見つかったが。またヴィッキーはルーベンとの不倫は否定する。ルイスはカナン・ダッタという安楽死に詳しい人物に話を聞く。彼は娘をなくしたつらい過去があり、妻のキャサリンも立ち直るのが大変だったようで。そのうちジャスティンという霊能者が浮かび上がる。タロット占いをする女性が時々出てくるが、彼女がジャスティン。彼女はルイスが来ることを知っていた。さすが霊能者。彼女は隣家のネコに薬物を注射して死なせたことがある。あまりはっきりとは描かれないが、彼女は死んだ母親に強い影響を受けているようだ。憎んでいるが、たぶんそれと同じくらい愛していたか、愛して欲しかったか、そんな感じ。憎しみだけなら母親と交信するはずないと思う。このところその交信ができなくなっており、ジェームズ・・ルーベンのオフィスを訪ねてみたが、ニセモノとわかっただけ。ルイスは人々が霊能者に頼ることには一定の理解がある方だが、犯罪の捜査となれば話は別。ジャスティンへの聴取も慎重な態度を崩さない。

痛みなき殺人2

ところが彼女は女性に危険が迫ることや、フランク・マックリーンの名前を口走った。そのマックリーンは自分のサイトを見てルイスが来たのだと思っている。彼は自分に自信を持っていて、ルーベンにも客を装って会いに行った。で、ニセモノとわかると自分のサイトでこき下ろす。だから殺したりはしない。そう言っておきながら後でジャスティンの家へ行き、ケガを負わせる。せっかくルイスは彼は犯人じゃないと思い始めていたのに。もっともケガの半分はジャスティン自身の錯乱が原因だろうけど。一方ルイスやハサウェイの目の前でヴィッキーが殺される。瀕死の彼女に「祈って」と言われたハサウェイだけど、何もできなかったな。ルイスにとってはさほどでもないが、ハサウェイは自分の無力さを思い知らされ、ショックを受けた模様。今回は首を固められているからうなだれることもできないが。手口はルーベンと同じエトルフィン。ジョギングを装っていた犯人は、フードをかぶっていたので男か女かわからない。クレインはジョギングをするが、アリバイがある。エトルフィンが乗馬学校から盗まれていたことがわかり、ルイスは話を聞きに行く。そこでジャスティンがボランティアをしていたことがわかる。落馬事故があり、馬の下敷きになったのがポリーの弟ジョシュア。その騒ぎでみんながパニクってるスキに、エトルフィンを持ち出したのでは?ジョシュアがそんな目にあったのも、もとはと言えば母親のせい。彼女は子供を自分の思い通りにしようとする。彼女の無理な要求をはねつけていれば、事故は起きなかったのだが、ジョシュアにはできなかった。そのせいで車椅子生活。気の毒に。そのジェーンはルーベンの浮気を疑い、いろいろ調べたけど何も出てこない。それでも何とかポリーと別れさせようと手切れ金用意してオフィスへ。すごいねこの執念。ルーベンは家の頭金にしようと、霊能者稼業で金をためていたらしいけど、例の札束がそれ?それとも手切れ金?とにかくルーベンがポリーやサラを愛していたことがここで明らかに。ポリーはやっと以前見つけた手帳をルイスに渡す。どうしてもっと早く渡さないのかね。書いてあるのは日付や客のことと思われる頭文字。当日はマックリーンやジャスティンの他にKD・・これが犯人か。

痛みなき殺人3

そのうちルイスはイノセントにクレインから手を引けと言われてしまう。クレインは外部機関・・軍と協力して実験とか何とか。ルーベンは反対していたとヴィッキーは言っていたが。で、ここらへんでいつものように視点を変えて・・となる。クレインの実験の被験者は新聞やウェブで募集。そのリストの中にK・ダッタが・・。これがKDだ!となってカナンがしょっぴかれるが、見てる人全員かなわんなあ、カナンじゃなくて妻のキャサリン・ダッタの方でしょうが・・とルイス達の早とちりにイライラする。バルビツール酸は睡眠導入剤としてカナンが妻に与えたもの。エトルフィンは夫妻が自然保護活動でアンゴラにいた時、象に使うために。結局使わなかったけどキャサリンはそれで自殺するつもりだった。それが霊能者のおかげで・・いかさまかどうかは別として・・娘の存在を実感でき、心が慰められた。しかし妻の現実逃避を案じたカナンは、現実に目を向けさせようとクレインの実験に参加するよう勧める。そこにあの霊能者がいた。クレインは遺族の信念を論理で否定し、霊能者・・ルーベンは自分に気づきもしなかった。それが動機だが、ヴィッキーまで殺すのは行きぎ。いつものようにジョギングをするクレインのあとをつけ、注射する機会をうかがうキャサリン。間一髪のところでハサウェイがキャサリンに飛びかかる。こういう場合、犯人はもみ合っているうちに自分で自分を撃っちゃうとか刺しちゃうとかするものだが、今回は違った。ハサウェイの首に針がブスリ!!きゃ~!!ヴィッキーの例があるからこっちも縮み上がっちゃったけど、首に巻いた固定具のおかげで貫通はしませんでした、ひぇ~よかった!ハサウェイも一瞬死を覚悟したと思うけど、そういうわけで無事でした。こうなるとあの追突事故も首のかゆみも神様の思し召しということでハレルヤ!とは言えルイスが言うように「死から数センチ」なわけで。注射器持った犯人に飛びかかるなんて・・と、思い出すだけで冷汗。食欲なんて出てきません。ルイスは食欲あるし、ショック受けたって次の事件に取りかかればすぐ忘れると軽く考えてる。全然関係ないけど、ーベン・ビーティ、ランドルフ・ジェームズと聞いて、スコット・ウォーカーの「リューベン・ジェイムズ」という歌を思い出したのは私だけでしょうか。

ルイス警部7の2さすらいの君

ピーターの家で恒例の食事会が行なわれているが、出席者の間には時として気まずい雰囲気が漂う。その頃ルイスは元同僚刑事ジャックの妻から相談を受けていた。夫が浮気をしているらしい。ピーターの妻がタラで、ジャックは彼女と浮気。ミラーは葬儀屋だが、株主のピーターの口出しが気に入らない。タラの弟で医師のマットは、バーンズともめたよう。仕出しのジョニーはアル中で禁酒中か。息子のリーアムは学生だが、今夜はここで給仕のアルバイト。スキあらばガールフレンドのルースといちゃつく。ルースとは大学で同じゼミ。リーアムはミラーのところでもバイトをしている。ジョニーは偶然赤い手帳を見つける。ハサウェイは休暇を取るようで、コソボでボランティア活動のようなことするらしい。えッ、今回はハサウェイの出番なし?見るのやめようかな。彼の出てない「ルイス」なんて!「遊ぶってことを知らない」とルイスは言うけど、ボランティアする暇あったら父親の面倒見る妹のネルの負担減らしてあげればいいのに。とは言え彼がコソボへ行っていたことが後で役に立つのだが・・。ハサウェイの代わりに来たのが新米刑事のグレイ。黒人で穏やかな感じだが、見ようによっては鈍そう。気がきかなそう。イノセントによれば相棒に立候補したの彼だけだったそうで。森の中で老人の死体が見つかる。死因ははっきりしないが、葬儀屋の手が加えられている。つまり防腐処置が施されている。後で名前タグが見つかり、ストリックリーという人物とわかる。ガンで死に、ミラーのところで棺に入れられ、火葬されたことになってる。でも死体があるってことは、火葬されたのは誰?食事会の後タラとジャックがいなくなっているが、ピーターは逃避行だと気にしていない。クロアチアにファームハウスがあるから、そこへでも行ったのだろう。そのうちマットが死んでいるのが見つかる。一見自殺に見えるが、そのうち他殺とわかる。ローラによると防腐液が使われていたらしい。火葬にされたのはジャックかタラか。怪しいのはピーターなので、ルイスが尋問。家宅捜索も。その際意味ありげにうつされるのが石でできたドアストッパー。ところが突然タラが現われたため、尋問も捜索も中止に。タラは弟の死を知らず、ショックを受ける。警察には何か話そうとしてリーアムがルイスに会いに来てたけど、タラに付き添っているうちに帰っちゃった。何で後回しにするかね。

さすらいの君2

リアムも自分の身に危険が迫ってることはうすうす感じていたはずで。メモでもいいから何か書き残しておきゃいいのに。彼は自分も父親のような人生の落伍者になるのだと思っている。レポートを盗作ですませたり、ゼミに遅刻してくるなどいいかげんで、バーンズが彼を追い出すのも無理はない。彼女はルースが彼の子を身ごもっていると思い込んでいて、やたら彼女に親切にする。それと言うのも彼女はマットの子を身ごもったけど死産。44歳という年齢から、子供を持つ最後のチャンスだったのに。あの食事会の時マットに妊娠や死産のこと告げたが、笑われて。だから彼女にはマットを殺す強い動機がある。でもルースを見ていて他人事じゃなくて。気持ちはそっちの方へ。ところがルースは妊娠などしていなかった。何もかも自分の早とちり。当てがはずれて一人ベンチでしょんぼりしているバーンズが気の毒で気の毒で。ラストまでの間に少しはフォローしてくれるかなと思ったが、全然。リアムはその後ミラーのところの冷蔵庫で見つかる。発見が遅ければ死んでた。ルースはボートで暮らしているが、油をまかれ、危うく焼け死ぬところをルイスに助けられる。さて、途中でハサウェイが出てきた、うれし~!ルイスにとってはコソボもクロアチアも一緒くた。ルイスの要請でファームハウスを訪ねると何とジャックがいて。・・てことは火葬されたのはジョニーだな。彼もいなくなってるから。そのうちからくりがわかってくる。ファームハウスは覚醒剤の製造工場。ミラーは外国で亡くなった人を本国へ送還する際、棺に覚醒剤を隠す。防腐剤のせいで麻薬犬の鼻もごまかせる。ピーターもマットも関係しているが、ミラーの妻は何も知らなかったようで。ピーターの方はタラによって崩せる。夫婦仲は壊れているし、タラは弟を愛していた。弟を殺したのがピーターと知れば・・。この戦法は成功し、そうなるとピーターもべらべらしゃべり出す。彼はストリックリーの死体をちゃんと始末しなかった。ゴミ捨て場に放棄し、身元を知る手がかりとなる名前タグもそこらへんに。たぶん彼は自分に自信持ちすぎていて、少しくらい手を抜いてもばれないだろうとたかをくくっていたのだろう。そういう性格。ジョニーは例の赤い手帳で麻薬のことを知り、通報すると騒いだようで。

さすらいの君3

リアムは父親が密売に関係しているとマットに嘘を吹き込まれたが、実際は手帳を見たジョニーが、息子が密売手伝わされているのではと心配したのだ。つまり父親は彼のこと愛していたのだ。わかるの遅すぎたけど。イギリスへ送還されたジャックは罪を逃れられると自信持ってる。ルイスは彼の変わりように呆れる。とにかくみんなして金が目当て。さて、今回印象に残るのはローラ。冒頭で彼女は別の男性と待ち合わせしていたが、彼女の心を占めているのはルイス。でも長い付き合いのせいでかえって言い出せない。それに亡くなった妻のことが今でも忘れられないのではないか。川辺に立つルイスは、彼女が彼を見つめていることに気づかない。彼には浮いてる丸太が死体に見え。何でも仕事に結びついてしまう。ロマンチックなタイプではないのだ。もっとも視野が狭くて根が単純だから、いつまでも過去にとらわれたりしない。妻もだんだん遠い存在に。ローラがさりげなく、でもしきりにアタックしてることには全く気がつかないが、彼女の気持ちがわかってしまうともう自分も実は彼女のこと好きだったんだ・・となる。帰ってきたハサウェイと、イノセントの前で二人は人目もはばからずキス。イノセントの目はまんまる、口はあんぐり。ハサウェイは少し日に焼けてる。そう言えば彼ここんとこ女っけなしだな。ところでグレイはもうお役ご免なのね。今回限りなのね。大人しくて残酷なものは苦手で、でしゃばらず、でもやるべきことはちゃんとやる。どうやら彼はリーアムと同じで道を踏みはずしそうになったことがあるようだ。でもニューカッスルの警官に助けられ、そのことがあって自分も警官に。今回ルイスとの仕事希望したのもそのせい。でも彼は自分のこと忘れていて最後まで気づかない。グレイの方も何も言わないまま。そこが何とも奥ゆかしくて好感が持てた。リーアム役は「キングスマン」のタロン・エガートン。バーンズ役リア・ウィリアムズは「ダーティ・ウィークエンド」のベラ。この映画ではルーファス・シーウェルは金槌でぶったたかれて殺され、デヴィッド・マッカラムは車でぺしゃんこにされるのだ。いや、原作ではそうなっているってことなんですけど。IMDbでちょこっと予告見ることができる。

ルイス警部7の3賢者の思惑

久しぶりのルイス。見よう見ようとは思ってるんだけど、何しろ複雑だから腰を据えてかからないと手に負えないんだわ。刑務所から初老の男リチャードが出所する。待っていたのは妻マーサ。リチャードは飲酒運転でエリンという少女を死なせてしまった。姉のレイチェルはリチャードが一年で出所するなんて納得できない。マーサはレイチェルと話し合うことでお互いが楽になると期待したが、失敗に終わる。その晩リチャードは自分の車でひき殺される。夫婦は別々に寝ていたけど、それにしたってマーサが物音に全然気づかず眠っていたのはおかしい。この時点で睡眠薬の服用について言わない、あるいは尋ねないことの方がおかしいと思うけど。マーサは当然レイチェルの仕業だと思っている。彼女は事件当時ボーイフレンドのアダムと一緒、母親デビーは足首をひねって救急外来にいた。リチャードは元はカレッジの教授で、マーサは聖職者。彼女はアルコール依存症のリチャードに離婚を切り出されており、出所した今も夫の気が変わっていないことに打ちのめされる。気の毒に。校長ヤードリー役はエドワード・フォックスだ!!彼はリチャードとは仲が悪い。刑務所に入ったリチャードの代わりに役職についたのがステラで、アルツハイマーの研究をしている。リチャードは車に傷をつけ、ダイイング・メッセージを残していたが、数字の”500”に見える。ステラの内線番号が500なのは偶然か。もっとも見ている我々はたぶん数字ではなくアルファベットだろう・・と思う。途中で白骨死体が見つかり、15年前に失踪した韓国からの留学生チョン・スーミンだとわかる。500ではなく”SOO”だったわけ。リチャード殺しとスーミン殺しにはつながりがあるのか。彼女に最後に会ったのはリチャードだし、彼女のスーツケースにはの血がついていた。と言うか、白骨死体が見つかるのは偶然にもほどがあると思うが。その頃アダムが自殺する。首を吊っているのを見つけたのはハサウェイ。場所はステラの夫カールのラボか。カールはルイスが最初に会った時はパンツ姿だった。ズボンが汚れたとかで。見ている人は何で通り過ぎちゃうのルイスと思ったことだろう。リチャードの血で汚れたのかもしれないじゃん!デビーのアリバイも怪しくなってくる。足首をねんしたのに一晩で治ってる。

賢者の思惑2

いろんな人が出てきて、それぞれの事情抱えていて、その合間にルイスとローラ、ハサウェイのあれこれがはさまれる。ルイスとローラは今が一番楽しい時かも。ルイスの家で夕食を一緒にとって、一晩過ごして、次の日同じ職場に出かけるなんて妙な気分で。冒頭ショッピングセンターでハサウェイがルイスを見つけて声をかける。ルイスはクッションを買いにきたとか。ソファでローラとくつろぐためだ。ハサウェイの方は大きな箱を抱えている。何をお買い上げになったのかしら。ルイスはローラと過ごす夕べのことで頭がいっぱいだけど、ハサウェイは午後からセミナーに出るつもり。休日でもそうやって自分を磨くのだわ。ラジオで堅い番組聞いたりもする。はあ~偉いなあ。アダムの死体を見つけたのがショックで、番組の後半になると何となくうなだれた感じのハサウェイ。こういう仕事をしていれば誰でも突き当たる壁で、ルイスはもう乗り越えちゃったけど、ハサウェイはまだまだナイーブ。そのルイスも引退を考えている。自分の後任にはぜひハサウェイを・・と思っている。事件の方は、まずアダムの親、リチャード、ヤードリー、カールによる裏口入学工作が明らかになる。アダムは勉強について行けず悩んでいたが、カレッジに入れたのは裏口入学のおかげと知ってショックを受ける。自殺はそのせい。リチャードは服役中に自分のしたことを後悔し始め、あちこちに手紙を送りつけるが、過去を明らかにされると困る者もいるわけで。と言うか、本当に後悔してるならなぜ警察に言わないんだ?おまけのようにマーサも殺される。裏口入学は結局関係なく、スーミン殺しが動機。彼女は優秀で、研究成果を韓国へ持ち帰ろうとしていた。それを止めようとして・・。ステラは事故だったとか、研究の打ち切りを恐れて死体を隠させただけとか言い訳。たとえ事故だったとしても、今回の二件の殺人は彼女の仕業。でも研究成果を自分のものにしたことも殺人も全然悪いことと思っていない。何しろ自分の研究のおかげでたくさんの人が助かるのだから、逮捕されるわけないと思ってる。ステラ役はミランダ・レーゾン。リンゼイ・ワグナー風の美人だ。ラスト・・ハサウェイはルイスの後任どころか辞表を出すと言い出して見ている我々をびっくりさせる。シーズン8で彼が出ているとわかるまで、ファンはヤキモキさせられたことでしょう!