エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

こりゃまいった、感想どう書けばいいのかね。めまぐるしくて頭が追いつかない。次どうなるか全然予測がつかない。そりゃそうだよね、今何が起こっているのかもわかんないのだから。エヴリン(ミシェル・ヨー)はコインランドリーやってて税金申告の時期で、中国から老いた父親がやってきた。この父親ジェームズ・ホンだな。「サタンバグ」から何十年たってるんだ?何でこんなに元気なんだ?「地球が静止する日」で地球に住み着いた宇宙人やってたけど、この人ホントに宇宙人なんじゃないの?国税庁の査察官ディアドラがジャミー・リー・カーティスでこの役でアカデミー助演女優賞とったの?いや・・めでたいけどさあ・・何もこんな役でらなくたって・・もっといい役やってるだろうに。キー・ホイ・クァンは見るの初めてだな。「インディ・ジョーンズ」とか見たことないし。ヨーはいくつのキャラやったんだ?平凡な主婦が宇宙を救うらしいってのは知ってたけどこんなに複雑でめまぐるしいとは。見終わっても結局何が何だったのやら。おまけに長いし!!やさしいのだけが取りの夫ウェイモンド(クァン)が実は離婚切り出そうとしていたってのが何だかアレだったな。心にグサッとくると言うか。もう限界だったんだろうな。仕事のこと、お金のこと、娘や親のことでいっぱいいっぱいで押しつぶされそうになっている現実と、非現実的な宇宙的規模の世界がいきなりごちゃまぜになって、何でもありの状態になるけど、やっぱりヨーだから武術アクションも期待してしまう。もう若くないけどそこはちゃんと見せる。何たって積み重ねがある。ありがたいことにこの映画ではカメラ揺らしたり細切れカットでごまかしたりということがない。やっぱりアクションシーンはこうでなくちゃ。クライマックスではお定まりの母と娘のあれこれ。宇宙を救うとかいうのはどこへ行っちゃったのかな?と言うかそもそもホントにこんなことあったのかな?エヴリンの思考は時々どこかへ飛んで行っちゃう。人の話を聞いてない。あの時もし違う道を歩んでいたら・・、この人と結婚していなかったら・・。ホラホラあなたにも思いたることあるでしょ?