アルティメット・ジャスティス

アルティメット・ジャスティス

マーク・ダカスコスも今年で60か・・。これは2017年だから少しは若いな。冒頭人質救出作戦にあたるVME警備会社の精鋭チーム。どこかの対恐竜特殊部隊と違い、動きはシャープ。救出には成功したものの、二人が犠牲に。リーダーのガス(ダカスコス)は指揮官ハンスと二人で起こした会社をローバックという男に譲り、その後二人がどういう仕事してるのかはっきりしないが、悠々自適の生活に。数ヶ月後のパーティで再会するが、そこでハンスはミカエルという女性に気に入られる。8年後ハンスとミカエルの間にはアニカという娘が。一方のガスは身を固めることもなくプレイボーイ的生活。こういうダカスコスも珍しいな。あんまり見ていたくないけど、でもこれが伏線なんだよな。久しぶりに会ったミカエルは、ハンスの様子がおかしいと心配している。ハンスが言うには、誰かに狙われていると感じると。本気にしなかったガスだが、夜、ハンスは襲われて重傷、ミカエルは暴行されたあげく殺され、アニカは誘拐される。入院して動けないハンスの代わりにガスはアニカを取り戻すべく昔の仲間を呼び集める。ダカスコス以外は知らない人ばかりだがみんなとてもいい。それぞれが個性的で体もよく動く。ダカスコスの映画は銃撃戦が多く、体を張ったアクションが少ない。あってもとり方がアレで失望させられることが多いのだ、今回は久しぶりに見ることができてうれしかった。ただ、意外なことにベニー役マイク・モーラーという人のアクションが・・ダカスコスがかすんでしまうくらいすばらしい。キビキビしていてキレがよくジャンプ力があって足技もすごい。この人の動きを見ているだけで満足感がわいてくる。小柄でどことなく「特攻ギャリソン・ゴリラ」のイタチを思わせる風貌なのも私にはツボ。アクションシーンに比べ、ドラマ部分はあまりよくない。ダラダラした感じ。特に黒幕がわかるところは・・こうなった原因には唖然とさせられる。この時までにメンバーのほとんどは命を落としているのだが、原因知らなくてよかったね。だってあまりにもばかばかしいんだもの。第一何でこんなめんどくさいことするんだ?もう昔の仲間を集めることなんかなくて、ガス一人で立ち向かおうとすると思ったのかな。