東江のミフクラギ

東江のミフクラギ

種別:天然記念物

指定年月日:昭和48年6月15日/市指定

所在地:名護159

(説明)

東江部落のほぼ中央部に位置するこの木は推定樹齢200年。樹高11m、幹の直径は地上10㎝の所で92cm、地上70cmくらいで2つに分岐し、胸高の所でそれぞれ直径54cmと41cmで、わが国で最も大きく生長している個体と思われます。敷地内には胸高直径57cmと44cmの2本のフクギが生育します。

ミフクラギ(Cerbera manghas L.)は、キョウチクトウ科の常緑高木で、一名オキナワキョウチクトウとも称されます。琉球各島、台湾、南中国、マレ-シアに分布し、通常海岸に生育しますが、御嶽林などにも大きなものがみられます。

5月頃から白色の美しい花を樹冠一面につけ、果実は楕円形、長さ6~10㎝、初め緑で熟すると赤くなりマンゴウの実に似てきます。

方言のミ-フックヮギ-は乳色の樹液を目に入れるとはれるということからきているといいます。東江のミフクラギの樹冠は球形をなし、広いところで径12m有り、その緑陰の下で子供たちが遊び老人が涼みます。