安和のくばのうたき

安和のくばのうたき

種別:有形民俗文化財

指定年月日:昭和48年7月30日/県指定

所在地:安和488ホカ

「安和のくばのうたき」は、村の祖先神を祀った御嶽です。安和の村の背後にある標高40m位の丘で、土地の人たちは「くばのうたき」と呼び、神人たちは「ムラヌフサチィ」とか「フバヌタキバン」などと呼びます。

この御嶽には、イベへの遥拝所、イビ、ノロ墓などが残り、御嶽の形式がきちんと具備されています。また、聖木といわれているクバの木が200本余り群生していて聖域と呼ぶにふさわしい尊厳を保っています。

御嶽では、毎年旧暦1月3日に初御願、3月に清明祭、4月に若草御願、5月15日にウマーチ、6月25日に御願、9月1日に臼太鼓御願、9月17日にミヤダニ、12月28日にウシリガフーの御願がおこなわれるほか、7年マールの7月7日に豚御願、9年マールの9月9日に牛御願も行われます。

指定地域は、安和の小字、佐江原・馬川原・渡地原の23,265㎡(約7,050坪)です。