マンサージ

マンサージ

頭を覆う長巾(サージ)の結び方の一つ。長サージやサージがサージ自体の呼称であることに対して、マンサージはサージの結び方や被り方のこと。紫や黒、赤などの長サージ(長6尺×巾1尺)を巾の三分の一で二つに折り、その折り合わせた状態のままを後頭部に当て、丈の半分の処で後頭部から左右に廻して前頭部で交差させて再び後頭部に廻してそこで結び止める。この時頭頂部分にはサージの折り余した部分の布があり、それを頭巾状に形を整える結び方ないし被り方。「伊江島ハンドー小」の船頭主や「京太郎」の鳥刺し舞、エイサーの太鼓衆等に見られ、勇壮聞達な男を表現する。

出典:「芸能