羽地寄留士族関連資料

◇羽地寄留士族関連資料(名護市史資料編5・文献資料集2)

B5版 100頁 平成16年3月31日発行 ¥500

近世期における首里・那覇(泊)士族の地方移住は、17世紀後半~18世紀半ばごろとその後の19世紀半ばまでの二期にわかれるといわれる。本書では、とくに山原地域の18世紀・19世紀における移住の断面を推測できる資料を検討し、寄留士族の定着までの状況を描く。

目次

解説1 伊差川における寄留士族の定着

―特に筆算稽古所・私学校との関連で

一 羽地における寄留士族の定着

二 筆算稽古所の師匠として

三 伊差川の私学校

解説2 寄留士族の家文書

一 家文書の解説

二 教材本の書誌情報

三 「善行記」の比較検討

索引

史料本文

伊差川

座喜味家史料

a 覚

b 伊差川座喜味家羽地下り由来記(金丸 鶴)

c 筆算稽古所師匠・座喜味盛吉(山田盛善)

山里家史料

d 善行記

我部

嶺井家史料

e 出生証文

f 先祖洗骨に関する文書

g 口上覚

運天原

花城家史料

h 証文