翁長良業

翁長良業(おながりょうぎょう)

明治、大正期に羽地川上で芸能を指導した。首里士族である真喜屋松吉の別荘で平良元助、真喜屋喜平らとともに、村人に三線や踊りを教えたと伝えられている。さらに、彼は琉球王府末期に徳川将軍の就任慶賀使一行に従い江戸上りをした際に、道中で見た「糸操り」を覚え、それを川上に伝授したとも伝えられる。現在、川上の糸操りの「子獅子舞」は沖縄県の無形民俗文化財に指定されている。(宜保榮治郎)

出典:「芸能