瀬嵩ムラの昔道

瀬嵩ムラの昔道

瀬嵩ムラの昔道には、

①大浦への道

小学校西の山沿いから山越えするウィーミチ(宿道)が古く、大正末年には郡道が開通した。

②汀間への道

海岸をいく場合に、途中の汀間スガイバンタという岩が難所であったが、大正末年に車道が開通した。山を越えるときは、汀間ウィーミチというマツンギャマタから汀間の墓地の上に抜ける道を利用した。

③羽地への道

集落背後のグスク山から山に入り、羽地真喜屋に抜ける山道があったが、戦後に集落から山中の開墾集落エーカラスまで幅二メートルの馬車道が開かれる。かつての山奉行の道は、学校の西の山から大浦ムラ境のシジを通り、フダキの頂上に出て、さらにシジ道をヤックヮ(四方の山を視察できるヤグラが設置された場所)頂上に向かい、羽地側に下りる、などがあった。