運天原の人口と産業

運天原の産業は、就業者で見ると、259名の内、第1次産業63%、第2次産業4%、そして第3次産業32%という構成で、農業の比重が大きい。ここ15年間では、第2次産業が減り、その分サービス業を中心に第3次産業が増えた点が注目される。

基幹産業である農業についてみると(農業基本統計表参照)、キビ作が中心だが、養豚からの収入も多い。ここ15年間の動きを見ると、農家数はやや減ったが、経営耕地面積は1戸平均約1haで、余り変わっていない。連天原全体としての経営耕地面積は約84haで、屋我地地区では最も広い面積を有している。

キビに次ぐ作目はパインであるが、栽培面積は15年前に比べて半分弱に減っている。野菜なども半分程度に減ったが、施設園芸が伸びてきている。昭和56~57年度にかけて、運天原野菜団地がビニールハウス21,000㎡規模で整備された。なお、昭和46年には21ha余り収穫された水稲も、同50年には作られなくなった。畜産の主力は養豚で、変動があるものの、千頭余りが飼われている。

なお、浜苗代の海岸ではクルマエビの養殖事業が行なわれている。

出典:「わがまちわがむら