運天原サバヤ貝塚

運天原サバヤ貝塚 [うんてんばるさばやかいづか]

種別:地質

指定年月日:昭和31年10月19日/県指定

所在地:運天原437ホカ

サバヤ貝塚は、屋我地島運天原のソ-ジナ原に立地し、今から3,000年前頃から1,000年前頃(沖縄貝塚時代前期後半から後期)にかけての貝塚といわれる。

遺跡は、運天原公民館東隣の独立した小丘陵の南側傾斜面下にひろがる。

貝塚の発見者である多和田真淳氏によると、貝塚の真上にある岩陰は、貝塚人達の住居址といわれ、そこから貝塚人達が食糧にした貝は、羽地内海で採れるアラスジケマンガイを主体にした2枚貝が多く、ヒシ(リ-フ)に生息する大型の巻貝類が少ないことがわかる。また、人工品である土器や石器が少ないこともサバヤ貝塚の特徴とされている。出土土器には、横捺刻文土器やカヤウチバンタ式土器、宇佐浜式土器などがある。

貝塚の保存状況と文化内容がすぐれた資料を提供することから、1956年に県の文化財(史跡)に指定されました。