喜屋武酒造所

喜屋武酒造所

名護町字名護390

昭和4年に設立。経営者は喜屋武幸章で首里崎山町出身で現在の琉球銀行名護支店の場所。300坪の敷地に酒屋と豚舎があった。酒屋は妻が麹仕込みをした。麹造りの部屋の床は竹床、その上にニクブクを敷いてつくった。冬は竹床に藁を敷きその上にニクブクを乗せて麹をつくった。他に男2人、女2人の従業員がいた。豚舎は茅葺きで酒屋は赤瓦だった。戦後新垣材木店に敷地を売却、首里に引き揚げた。(談 慶佐次興栄)

名護やんばるの酒」より