オキナワキクガシラコウモリ

オキナワコキクガシラコウモリ

種別:天然記念物

指定年月日:平成4年3月1日/市指定

所在地:地域を定めず

方言でガジャンクェ-・カ-ブヤ-などと呼ばれる小さなコウモリが名護市に棲んでいます。北海道~九州、琉球列島及び中国に分布するコキクガシラコウモリの仲間で、特に沖縄島と渡嘉敷島に棲むものをオキナワコキクガシラコウモリといいます。

近年、大型の開発や宅地造成などで自然壕が埋められ、生息場所を失い、個体数が激減しているといわれます。名護市内では、特に大湿帯の壕に2,300頭の生息を確認していますが、年に1頭しか出産しない動物で、環境の変化でその数は激減するといいます。そこで、その壕内に生息する個体を始め、市内に棲むオキナワコキクガシラコウモリを平成4年3月1日付けで市の天然記念物に指定し、保護することになりました。