嘉陽の南ヌ島

嘉陽の南ヌ島

種別:無形民俗文化財

指定年月日:指定候補

所在地:嘉陽

(説明)

嘉陽の南ヌ島には、旧暦7月16日に行われます。「7月遊び」の演目の1つとして演じられます。演目の最後に演じられ、南ヌ島が終わると獅子が出て幕となります。伝承によると、今から100年ほど前に現在の北中城熱田から三良兄と戸加兄という2人の兄弟が嘉陽にきて、南ヌ島を伝えたといいますが、定かではありません。

踊りは、まずマニの繊維で作ったかつらを被り、たすきをかけ、棒を持った男が、舞台の下手から三線にのって登場し、2組に分かれます。棒を打ち合わせたりするしぐさをしたあと、下手と上手に分かれて退場します。

その後、チャンクルーと呼ばれるクバ笠を被った者が2人、歌を歌い、手を打ち合わせながら下手より登場して舞台奥に立ちます。すると、マニを被った男たちが、今度は棒を持たずに登場して、2組に分かれて踊り、退場し、その後をチャンクルーが歌を歌いながら退場し、最後に幕内で「ハウー」と呼んで終わります。

《歌詞》

チャンエーチャ チータチヌウユエー

アーラウチンチンコー チャリノーエー チャリノーチー

チャリモハンチガー チャリモハンチ

エーランノーエー エーランノーチー

アヤファンサンノーチー イッサンピン ピンピン

サンインヨーチー ウチーマシマ コーエーエー コーエーエーエー

サイヨーチーランノーチー チョプチーチー

イッタンドンチヌ チーユーミーチ ヌ ハウエーエーエー