山入端の人口と産業

山入端の戦後の人口の動向を見ると(推移グラフ参照)、昭和35年には66世滞・340人であった。人口は、昭和41年にかけて僅かだが増え、同年370人に達した。その後少し減少傾向が続き、昭和60年現在276人を数える。25年前に比べ2割程減少したことになる。世帯数は少しずつ増えて、現在84世帯である。25年前に比べて1.3倍に増えている。

山入端の産業の現状を産業別就業者の構成について見ると(同表参照)、就業者111名の内、第1次産業10%、第2次産業40%、第3次産業50%という構成で、第3次産業に従事する人が多いが、第2次産業も他区に比べて比率が高い。

第3次産業では、卸小売業が多く(48%)・サービス業(27%)・運輸通信業(18%)の順となっている。ずっと40%を占めてきた第2次産業は、以前は製造業に従蕊する人がやや多かったが、近年は建設業がやや上回っている。

農業について見ると( 農業基本統計表参照)、現在35戸の農家で全体として10haの経営耕地を持っている。1戸当たりの平均経営面積は35aと小さい。作物はキビがほとんどを占めている。

出典:「わがまちわがむら