山入端の文化遺産

文化遺産

山入端には、2つの名木がある。1つは山入端の入口、レストラン幸楽の駐車場の真ん中に立つデイゴの木である。誰が詠んだのか「山入端の梯梧いちん若々と 若夏のくりば花よ飾て」とも歌われたそのデイゴは、推定樹齢80年、高さは8mである。戦前そこはサーターヤーのあった所で、そのデイゴの作る木陰は、涼風を呼ぶ憩いの場でもあった。今でも若夏の頃になると真っ赤な花を咲かせ、ドライバーの目を和ませる。もう1つの名木は、集落の中、比嘉家の庭にあるスーキ(モンパノキ)である。推定樹齢30年・樹高5m、四方に広がった枝は直径約6mの木陰を作ってくれる。持ち主の比嘉氏が昭和34年の夏、部間の海岸で15cm程の苗を見つけ、ヒンプン代わりに植えてあったクロトンの裏に植えたものが、今ではクロトンや庭を覆い隠す程に成長したのである。海洋博覧会当時には、造園業者から何度も売ってくれという話があったが、大事に育ててきた木であるだけにそれを手放すことはできなかったという(名護市の名木)。

地域史料には、第4回内国勧業博覧会での褒状(明治28年)や年中行事帳(昭和25年)がある。

山入端の伝承話

山入端にも多くの民話が伝わる。

山入端の始まり

出典:「わがまちわがむら