作り花

作り花

造花のこと。首里方言ではツィクイバナ、石垣方言ではチィクリィバナという。琉球芸能の場面では、頭飾りや採り物として色々な花が使われる。たとえば組踊「花売りの縁」では主人公・森川の子は花を容れた籠を天秤に担いで出て来るが、詞章によるとその花かごには「梅や桜に杜若(かきつばた)/山吹(やまぶき)長春(ちょうしゅん)風車」が入っていることになっている。

出典:「芸能