ハタムンダーの由来

湖辺底原にハタムンダーという所がある。なぜそう呼ぶかというと、昔首里の高貴な女が失恋して、山原に下りてきた。その人は黄金で作られた立派な機を持っていたが、それを抱えたまま、そこで自殺したという。それからそこをハタムンダーというようになった。戦前までは、清明祭の時にはそこを拝んでいた。

わがまちわがむら 昭和61年民話調査