古我知焼水盤

古我知焼水盤

種別:有形文化財(工芸)

指定年月日:平成24年10月1日/市指定

所在地:名護博物館

古窯「古我知焼」は、名護市字古我知奥又原でかつて焼かれた焼物である。開窯は不明だが閉窯は今から170年前頃だという。釉薬を用いた上焼がほとんどで無釉の焼締は少ない。陶土は白土を使用し、釉薬は灰釉・鉄釉が多い。

布ぶき、ワラぶきといわれる独特の施釉技法を使ったところ に特徴がある。

また、窯跡は昭和47年5月14日付けにて史跡として県指定文化財となる。

古我知焼水盤は、1972年に発刊された『琉球の古陶〈1〉古我知焼』の表紙に掲載された資料である。同書の11頁と23頁に写真と短い記述がある。それによると、水盤の高さは7.7cm、長径は36.5cm。とある。

本資料は、他に類例を見ない品であり、古我知焼を語るうえでも貴重な工芸品である。