島ぞうり

島ぞうり(しまぞうり)

草履の名。1950年代頃から普及しだしたウレタン素材のぞうりの事を愛着を籠めて呼ぶ語。単にゾーリやサバ、島サバとも一時期は呼んでいた。沖縄では戦後もしばらくは庶民は裸足が普通の事であったが、生活が向上するにつれて履物が求められるようになり、値頃感や風土にマッチした履きやすさや手軽さから、子供から大人までこのぞうりが大いに普及して行くこととなった。今では観光客の人気アイテムにもなり、デザイン面でも見直されつつある。エイサーやウシデークの女性たちの履物としても欠かせないものとなっている。

出典:「芸能