野村流

野村流(のむらりゅう)

琉球古典音楽の流派。野村安趙(1805-71)が、師匠である知念積高(1761-1828)が創りあげた細緻精巧な技巧偏向を脱却し、平明率直な技巧の高揚を主張して、その芸風をこんにちに伝えたのが野村流。野村安趙の後、桑江良真、松村真信、城間恒有、伊差川世瑞らによって継承されてきた。

出典:「芸能