カチャーシー

カチャーシー

舞踊の一つの形態。祝宴や遊びの座などで、三線の早弾き(ソービチ)に合わせ、かけ声や指笛を伴って即興的に踊られる自由乱舞。伴奏曲は「唐船ど−い」「多幸山」など十数曲ある。裏拍を強調する独特のリズム感に特徴がある。奄美諸島北部には「手踊り」と呼ばれる似たような踊りがあるが、伴奏曲は異なる。幕末に九州南部から日本全国に広がった「ハイヤ節」系の流行となんらかの関係があるとも考えられる。八重山ではモーヤー(舞いもの)と呼ばれる。

出典:「芸能