辺野古の七福神

辺野古の七福神

種別:無形民俗文化財

指定年月日:指定候補

所在地:辺野古

(説明)

辺野古の七福神は、昭和6年より毎年旧暦7月の村踊りで演じられています。当時としては大変めずらしいおどりで、辺野古の誇るおどりです。いつ頃から辺野古部落で村踊りが催されるようになったかは定かではありませんが、古老等の話によると150年以上の歴史があるといいます。辺野古は昔から芸能のさかんな所で、他部落に先がけて女の人も村踊りに参加し、辺野古ウドゥイとして評判になりました。

七福神の踊りは、名護出身の金城金三氏によって創作・指導されたもので、辺野古では玉城氏のことを玉城タンメーと称し、村人から大変親しまれ尊敬されていたそうです。玉城タンメーは教えることに熱中し、袴がはだけたまま気づかないこともたびたびあったという話もあります。

七福神の面、衣装、小道具などすべて玉城タンメーが作成したものを使っていましたが、沖縄戦で米兵によって破壊され、現在の面は成人会の手で作成されたものです。

七福神は神々を迎え紹介する青年達の大願節にはじまり、神々が総出でおどる南嶽節で終わります。この踊は、音曲も変化があり見る人の目と耳を楽しませてくれます。