石ナーグ

石ナーグ(いしなーぐ)

(石子)

岩石が風化作用によって砕け小さくなったもので、岩より小さく砂より大きい物を石という。その手頃な大きさの小石を数個用いての石取り遊びを石ナーグという。本来なら成長するはずもない石ナーグの小石が次第に大岩へと成長していくのだという石の神話的な呪力に依拠しての、国王の長久を願った比喩的表現として主に用いられている。琉歌に「石なごの石の大瀬なるまでも おかけぼさへめしやうれ 我御主がなし」(『琉歌全集』7番歌)とある。

出典:「芸能